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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

敵地で手にしたヴァンフォーレ甲府戦の勝利は、ジェフにとってポジティブかつ重要なターニングポイントになる――。そう信じたくなるだけの大きな喜びがあったからこそ、このモンテディオ山形戦の重要度を実感せずにはいられない。

江尻篤彦監督が言う。

「勝点3を挙げることによってポジティブに考えられますし、自分たちがしっかりやっていけば、結果は手にできるんだということは感覚としてつかんでくれたと思っているので、(前節・甲府戦の勝利は)すごく大きい勝点3だったと思います」

さらにこう続けた。

「この3試合(大宮、甲府、山形)良い相手とやらせてもらっています。思い切ってやれる、ポジティブなのはそういう部分で、なんとか相手に食らいついていきたいなとは思っています。強い相手(山形)とやれることが楽しみだなと思います」

「強い相手」とのアウェイ連戦を連勝で切り抜ければ、大きな自信となることは間違いない。今節対峙する山形は、第12節終了時点で首位・水戸ホーリーホックと勝点差2の2位タイ。2012年にジェフを率いた木山隆之監督率いるチームは、最近5試合でも3勝1分1敗と好調を維持している。

今シーズンの山形は、伝統的な守備の堅さに磨きがかかっている印象だ。最終ラインの顔ぶれは昨シーズンとほとんど変わらず、2015シーズンまでジェフでプレーした栗山直樹が3バックの中央で統率役を担う。また、3-4-2-1システムの2列目ではガンバ大阪から加入した同じくジェフ出身の井出遥也が躍動。背番号10を背負い、持ち前の技術を駆使して攻撃陣を引っ張っている。

中盤の底に位置する本田拓也は的確なポジショニングとリーダーシップでチームを引き締め、2列目で井出と並ぶルーキーの坂元達裕はここまで全試合に出場して2得点を記録。1トップの選択肢は水戸から期限付き移籍で加入したジェフェルソン バイアーノ、圧倒的な高さと強さを誇る阪野豊史、レフティーの大槻周平とバリエーションに富む。相手によって使い分ける木山監督の采配がここまで奏功している印象だ。

前節の甲府戦で今シーズン初めてスタメン出場した鳥海晃司が言う。

「前線のジェフェルソン バイアーノ選手は体が大きくパワーがあります。スピードでは勝てると思うので、隙を見ながら相手の嫌がるポジションを取ることが大事になります。またシャドーには井出遥也選手もいて(ディフェンスとして)面倒な選手が揃っています」

今シーズンのジェフは守備においては十分な安定感を示している。課題とされるのは攻撃だが、甲府戦で記録した久々の複数得点が何かのきっかけとなるかもしれない。

直接FKで見事な先制ゴールを決めた船山が言う。

「やっぱり縦パスを入れないとみんな走らないので、自分が入ることでそういうアクセントを(攻撃に)つけていきたいなと思っています。(山形戦も)勝利はもちろん大事ですが、ウチらのチームは、敵というより自分たちがしっかりできるかということのほうが問題が多い。“やり切った”というのをしっかり全員が思えるような試合をしたい」

連勝が大きな力になることは誰もが理解している。自分たちの力を出し切り、「やり切った」と実感するゲームをして勝点3を手に入れたい。


江尻 篤彦監督
勝点3を挙げることによってポジティブに考えられますし、自分たちがしっかりやっていけば、結果は手にできるんだということは感覚としてつかんでくれたと思っているので、(前節・甲府戦の勝利は)すごく大きい勝点3だったと思いますね。この3試合(大宮、甲府、山形)良い相手とやらせてもらっています。思い切ってやれる、ポジティブなのはそういう部分で、なんとか相手に食らいついていきたいなとは思っています。先週と同じように、まだ相手のことはあまり見ていなくて、今週も甲府戦で出た自分たちの課題をしっかりやるということ、またこれからしっかり整理していきたいなと思っています。
相手にジェフの出身者がいるわけですが、今置かれているこのジェフというものに対して彼らも思うところがあると思うので、そういう戦いになるのかなと思います。いいゲームをやりたいですね。木山監督だってここで(2012年に)指揮していたし。今シーズン山形3年目ですごくバランスの取れた集大成の年として木山監督もやっていると思うので、強い相手とやれることが楽しみだなと思います。

エベルト
山形は上位チーム。ただJ2のチームはみな同じサッカーをしているわけではなく、上位争いをするチームにはドリブラーなど、個人としてクオリティーのある選手がいるので注意をしたいです。江尻監督には「自分たちのサッカーをプレーすれば問題はない」と言われているので、自分たちのやることを徹底したいと思います。自分はセンターバックなので、まずしっかりとした守備を心がけ、そこにプラスとしてゴールやパスなどでチームを助けたいと思っています。(甲府戦でのボレーシュートは)良い所にこぼれてきました。どちらかと言えばヘディングの方が得意なのですが、どういう形でも良いのでゴールに入れたい。次はヘディングで決めたいですね(笑)。上位チームに勝つことができれば上に行くチャンスも広がるので、連勝を目指します。

鳥海 晃司
前節の甲府戦は今シーズン初先発ということもあって緊張していましたが、現在は気持ち的にも楽になっています。(山形戦は)個人としても、甲府戦で得た自信をピッチで表現したいと思います。山形は2位を走っていて勢いに乗っています。前線のジェフェルソン バイアーノ選手は体が大きくパワーがあります。 スピードでは勝てると思うので、隙を見ながら相手の嫌がるポジションを取ることが大事になります。またシャドーには井出遥也選手もいて(ディフェンスとして)面倒な選手が揃っています。うまく駆け引きをしながらプレーを進めたいです。
(山形は失点数が少なくセットプレーでも注意が必要だが)栗山直樹選手もヘディングが強いと思いますし、セットプレーと、そのこぼれ球も狙ってくるでしょう。みんなで声をかけ合いながら早め早めの準備をしたいです。

船山 貴之
(7試合ぶりの先発となった前節・甲府戦は)試合から遠のいていたので、試合勘は少なからず「どうかな」と思っていたんですが、みんなのサポートがあったのでスムーズにできたのかなと思います。(欠場していたときに)外から見ていて、言い方は悪いですけどちんたら回している遅い部分があったので、それでは点は取れないと。回すところも大事だけど、早く早くというところも必要で、やっぱり縦パスを入れないとみんな走らないので、自分が入ることでそういうアクセントを(攻撃に)つけていきたいなと思っています。
(山形戦も)勝利はもちろん大事ですが、ウチらのチームは、敵というより自分たちがしっかりできるかということのほうが問題が多い。自分たちの試合をして結果がついてくればいいですが、ついてこないときもある。でも“やり切った”というのをしっかり全員が思えるような試合をしたいですね。



[前節の布陣/山形]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/山形]
J2第08節 04/07 vs 東京V(H) 2○1
J2第09節 04/13 vs 新潟(A) 2△2
J2第10節 04/21 vs 山口(H) 0●1
J2第11節 04/27 vs 福岡(A) 1○0
J2第12節 05/05 vs 岡山(H) 1○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第08節 04/07 vs 金沢(A) 0●1
J2第09節 04/14 vs 岡山(H) 0△0
J2第10節 04/21 vs 横浜FC(A) 1●3
J2第11節 04/29 vs 大宮(H) 0△0
J2第12節 05/05 vs 甲府(A) 2○1


[過去の対戦成績]
16/06/08 千葉 3-0 山形
16/07/20 山形 1-1 千葉
17/03/04 千葉 1-1 山形
17/08/20 山形 2-2 千葉
18/06/10 山形 2-1 千葉
18/10/14 千葉 2-1 山形
TICKET INFOこの試合のチケット情報

5.12 (日) 14:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第13節

試合会場NDソフトスタジアム山形

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