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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

後半3失点で逆転負け。



今シーズン2度目の連勝を懸けて望んだモンテディオ山形とのアウェイゲーム、ジェフは先制点を奪いながら後半に3失点を喫し、屈辱的な逆転負けを喫した。

矢田旭の言葉が、このゲームを物語る。

「90分を通して良くないゲームでした。自分たちのやりたいことは何もできなかったし、逆に相手にはやりたいようにやられてしまった」

スタメンはおなじみの3-4-2-1の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右に新井一耀、中央に鳥海晃司、左にエベルトの3バック。ダブルボランチに熊谷アンドリューと矢田 旭が入り、右サイドに茶島雄介、左サイドに為田大貴が位置。2列目の右に船山貴之、左に工藤浩平が並び、1トップにはクレーベが位置した。

同じシステムを採用する両者の対戦、前半は予想どおりの堅いゲーム展開となった。組織的に構える守備が機能したジェフは、前線からのプレスがハマったシーンでいくつかのチャンスを作る。10分には最前線のクレーベが相手最終ラインのミスを突いてボールを奪い、フィニッシュにつなげた。

その後は膠着状態が続いたが、30分前後に続いた山形の攻撃を退けると、39分には再び前線からのプレスでボールを奪い、精度の高いクロスで好機を演出した。そして迎えた前半終了間際の44分、自陣深い位置からエベルトがロングパスを送ると、このボールが相手最終ラインの裏に抜けてクレーベが独走。GKと1対1の局面を冷静に制し、ゴール右隅にシュートを流し込んでジェフに先制点をもたらした。

しかし、迎えた後半は立ち上がりから山形が優勢。48分にはCKから栗山直樹にヘディングシュートを放たれ、56分には左右に揺さぶられて最後は本田拓也のミドルシュートを受ける。60分、江尻監督は鳥海に代えて増嶋竜也を投入するが、直後の61分、山形の井出遥也のスルーパスから坂元達裕にクロスを入れられ、途中出場したばかりのジェフェルソン バイアーノに押し込まれて同点ゴールを許した。

その後も劣勢は続き、69分にはクレーベに代えてアラン ピニェイロが投入されるも流れは変わらない。77分にはジェフの右サイドから山田拓巳にクロスを上げられ、坂元にヘディングシュートを決められて逆転を許す。84分には為田の突破から決定機を作ったがアラン ピニェイロのヘディングシュートは決まらず、逆に直後の86分、ジェフの左サイドを坂元に突破され、クロスのこぼれ球を山田に押し込まれて3失点目を喫した。

最終ラインの一角としてフル出場した新井は悔しさを隠さなかった。

「自分たちで難しい展開にしてしまったゲームだと思うし、もっと自分たちで主導権を握るサッカーをしないとこの先も厳しいと思います。この経験をムダにしてはいけないと思うので、もう一度トレーニングから向き合うしかありません」

次節はホームに戻り、FC岐阜を迎える。「やりたいことが何もできなかった」このゲームの借りを、必ず返さなければならない。