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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

前節のモンテディオ山形戦は、厳しい現実を突きつけられる結果となった。

前半終了間際の理想的な時間帯に先制点を奪いながら、後半は相手に主導権を握られ、60分、77分、86分と流れを止めることができずに立て続けに失点。それまで大宮アルディージャ、ヴァンフォーレ甲府とリーグ上位陣を相手に互角以上の戦いを見せていただけに、内容、結果ともショッキングな敗戦だったことは間違いない。

敗因について、工藤浩平は「ボールを持つ時間」の少なさを指摘した。

「自分たちがボールを持つ時間があまりにもなくて、みんながいい形で自分たちの得意なことをできていないというゲームだったと思います。クリアや一つのミスで相手ボールになることが多いので、何よりそういうときにこそ、中の選手で話し合いながら自分たちのボールを持つ時間を増やしてペースを握れたら」

最終ラインの一角を担った新井一耀は消極性に言及した。

「1点を取られてから修正できなかったことが敗戦の要因。相手が前からきていた分、セーフティーに行くことを続けてしまいました」

最近5試合の戦績は1勝2分2敗。第13節終了時点で17位に沈み、まだシーズン前半戦とはいえ厳しい状況に追い込まれている。ホームに戻る今節は、何としても勝点3を手に入れたい。

フクアリに乗り込んでくるFC岐阜は、ジェフと同様、厳しい状況に立たされている。第13節終了時点で3勝3分7敗と黒星が先行し、勝点12で最下位。最近5試合の戦績でも1勝1分3敗と復調のきっかけをつかめずにいる。もっとも、ジェフと岐阜の勝点差は「2」と肉薄しており、この試合の結果次第で逆転する差でしかない。

ジェフにとって近年の岐阜は、やっかいな相手だ。過去2年の戦績は1勝3敗で、昨シーズンはホーム、アウェイとも完敗。過去2年の相性で言えば、決して得意としている相手ではない。大木武監督率いるチームにはポゼッションをベースとするはっきりとした特長があり、そこに真っ向勝負を挑んだ結果として黒星を喫してきた。

茶島雄介が言う。

「最初から外ばかりの攻撃だと同サイドにプレスをかけてくるので、中からでも行けるようにボールを動かしたいです。相手はつないで(マークを)剥がしにきます。ハッキリしないと押し込まれて自分たちの良さが出ないので、前から行くことをチームとしてやり続けたいと思っています」

この重要な一戦に臨む上で、江尻篤彦監督は「自分たちに問題がある。それを修正したい」と口にした。

この苦しい状況を打破するためには勝点3を手にするしかない。ジェフの“修正力”が問われる一戦だ。


江尻 篤彦監督
本当に尊敬する監督の一人が大木さん(岐阜・大木武監督)ですから、胸を借りるつもりで一生懸命やりたいなと思います。いろいろなことをやってくる監督さんなので、こちらもしっかり準備をしたいです。(大木監督とは)同郷で、家も近いです。同じ静岡の清水で同じ地区ですから、大先輩です(笑)。しっかりやりたいと思います。
個を生かすのもやっぱり大木さんのマネジメントの色だと思っていますので、そういうものは出させたくないですね。風間宏矢選手も清水商業高校の後輩ですし(笑)、彼の良いところを消さなければいけません。過去にも彼にやられているシーンは多いと思うので、そのあたりはやはり注意しなければいけないなと思っています。
でも、やっぱり自分たちに問題があると僕は思っているので、しっかりそれを修正した状態で、岐阜戦に臨みたいなと思います。

新井 一耀
(岐阜戦は)相手が4枚であれば、ズレはお互い出てきます。前節の山形戦のような展開でボールを持たれると厳しくなります。(山形に)1点を取られてから修正できなかったことが敗戦の要因。相手が前からきていた分、セーフティーに行くことを続けてしまいました。その反省を生かし、(岐阜戦では)こちらが主導権を握ることが重要だと考えます。前から守備に行き、ボールを奪ったあとに自分たちが保持する時間を長くすることができれば勝てます。
岐阜は足元が長けている選手も多く、つないでくる印象です。そのストロングポイントを消して前からボールを奪えれば、きっと相手は消極的になります。どちらが先に相手をビビらすことができるか。前節のように後手にならないよう、試合の入りからしっかりとプレーをしていきたいです。

茶島 雄介
(岐阜戦は)最初から外ばかりの攻撃だと同サイドにプレスをかけてくるので、中からでも行けるようにボールを動かしたいです。相手はつないで(マークを)剥がしにきます。ハッキリしないと押し込まれて自分たちの良さが出ないので、前から行くことをチームとしてやり続けたいと思っています。
(昨シーズン第3節の対戦では自身ジェフ加入後の初ゴールを挙げて)個人としては良い結果となりましたが、昨シーズンは岐阜に2敗しているので、今シーズンは負けないようにしたいです。ウイングバックで出場したならば、高い位置でプレーし、ドリブルで仕掛けてクロスを上げたい。両ワイドが高い位置を取らなければ押し込まれてしまうので頑張りたいと思っています。

工藤 浩平
(前節・山形戦は)自分たちがボールを持つ時間があまりにもなくて、みんながいい形で自分たちの得意なことをできていないというゲームだったと思います。クリアや一つのミスで相手ボールになることが多いので、何よりそういうときにこそ、中の選手で話し合いながら自分たちのボールを持つ時間を増やしてペースを握れたらと思います。自分としては、うまくいっていないときの声がけだったりはもちろんしますし、ゲームが落ち着いていないときに落ち着かせたりということは意識しながらプレーしています。僕個人としてはボールを握ってサポートが多い中でのほうがいきると思うし、何より(次の岐阜戦は)ホームなので、まずは気持ちのこもったゲームをしたい。自分たちのペースどうこうというよりは、勝点3を取ることが今は一番大事だと思います。



[前節の布陣/岐阜]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/岐阜]
J2第09節 04/14 vs 長崎(H) 0●4
J2第10節 04/21 vs 水戸(H) 0●1
J2第11節 04/28 vs 栃木(A) 1△1
J2第12節 05/05 vs 琉球(H) 2○1
J2第13節 05/12 vs 金沢(H) 2●3


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第09節 04/14 vs 岡山(H) 0△0
J2第10節 04/21 vs 横浜FC(A) 1●3
J2第11節 04/29 vs 大宮(H) 0△0
J2第12節 05/05 vs 甲府(A) 2○1
J2第13節 05/12 vs 山形(A) 1●3


[過去の対戦成績]
16/05/22 千葉 3-2 岐阜
16/09/11 岐阜 0-2 千葉
17/06/25 岐阜 4-6 千葉
17/08/26 千葉 1-3 岐阜
18/03/11 千葉 2-3 岐阜
18/10/28 岐阜 2-0 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

5.19 (日) 16:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第14節

試合会場フクダ電子アリーナ

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