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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

1-1のドローに終わった東京V戦は、前半はパーフェクトに近いサッカーを展開しながら、後半の失点によって勝点2を失った悔しいゲームだった。

矢田 旭が言う。

「前半は前から連動してプレスも行けて、終始自分たちのペースで試合を支配できたので、やっていてもいい戦い方ができているなと感じていたんですが、欲を言えば2点目、3点目を取りたかったです」

立ち上がりから運動量で相手を上回り、連動したプレスでボールを奪い、セカンドボールを拾ってまた攻撃につなげるサッカーができれば、主導権を握ってジェフらしいサッカーができることは間違いない。しかし、それを続け、集中力を維持して最後まで戦い抜く力強さと勝負強さを備えなければ、「2点目、3点目」を奪って勝点3を手にすることはできない。理想ははっきりと見えているだけに、これを少しでも早くモノにし、勝点を積み上げるペースを上げなければならない。

ホームに戻って迎える今節、フクアリに乗り込んでくるのは第15節終了時点で7位につけるV・ファーレン長崎だ。ここまでの戦績は7勝3分5敗で勝点26を積み上げており、同18のジェフとは8ポイントの差がある。首位の水戸ホーリーホックが同30、2位のモンテディオ山形が同29であることを考えれば、上位争いに食い込むためにも勝利を手に入れたい。

長崎の印象について、江尻篤彦監督が言う。

「(長崎は)尻上がりで来ていて、手倉森誠監督がやりたいような粘り強いサッカーができているのかなとは思います。(長崎の攻撃陣は)どちらかといったら個人のところがフォーカスされるのかなというふうに僕は見ています。
呉屋選手もそうですし、玉田(圭司)選手、畑(潤基)選手といった前の選手には仕事をさせたくない」

確かに長崎には“個”の特長があるタレントが揃っている。

2トップを組むのは39歳の大ベテラン玉田圭司と、ガンバ大阪から期限移籍中の呉屋大翔。玉田は14試合で2得点だがチャンスメーク力で貢献しており、呉屋はスタメン出場7試合ながら6得点と好調だ。さらに、右サイドに位置する大竹洋平には正確な左足と突破力があり、中盤を取り仕切る角田 誠には豊富な経験と守備面の強さがある。組織的な守備からのカウンターを狙う堅守速攻型のチームだが、その完成度は高い。守る相手をどう崩すか。ここ数年のジェフが直面し続けている課題と向き合うことになりそうだ。

矢田が言う。

「(名古屋で一緒にプレーした玉田圭司選手は)出して受けてを繰り返して、何よりキープがうまくてボールを取られないところがすごいと思いました。 パスも出せるし点も取れるし、フリーキックも脅威だし、厄介な相手だなと思います」

攻撃陣では、5月に3得点を記録したクレーベがやはりキーマンとなるだろう。

「試合前は常に得点を意識していますが、実際に試合が始まると、自分の得点よりも勝点3を取ってチームが勝つことしか考えられなくなります。長崎戦でも良い仕事をして、ボールを持って帰れるように頑張りたいと思います」

3連勝中の好調・長崎を相手に、前節の悔しさを晴らす勝利を挙げることができるか。6月最初のゲームは何としても勝点3が必要だ。


江尻 篤彦監督
(長崎の印象は)キャンプ中のチームと(現在は)また変わってきているなとは思います。なぜだかウチと当たるチームはみんな3連勝して来ているような気もするのですが(笑)。調子の良い状況で当たることが多いですね。でも本当にいま、(長崎は)尻上がりで来ていて、手倉森誠監督がやりたいような粘り強いサッカーができているのかなとは思います。
(長崎の攻撃陣は)どちらかといったら個人のところがフォーカスされるのかなというふうに僕は見ています。呉屋選手もそうですし、玉田(圭司)選手、畑(潤基)選手といった前の選手には仕事をさせたくない。それに、前のパスの供給や、相手の守備の仕方というのをすべて含めて、バランスの良いチームです。だからそのバランスをなんとか僕らが崩すことができればと思います。(長崎の特徴は)最後はやはり“個”かなと思います。

矢田 旭
(東京V戦の前半は)前から連動してプレスも行けて、終始自分たちのペースで試合を支配できたので、やっていてもいい戦い方ができているなと感じていたんですが、欲を言えば2点目、3点目を取りたかったです。(長崎は)どちらかといえば守備的で堅いチームなのかなという印象です。自分たちが押し込んだ中で点を取れないと、相手の何本かでやられるリスクも高まるだろうし、ボールを保持しながら、最後の崩しの部分を全員で共有していきたいと思います。
(名古屋で一緒にプレーした玉田圭司選手は)出して受けてを繰り返して、何よりキープがうまくてボールを取られないところがすごいと思いました。パスも出せるし点も取れるし、フリーキックも脅威だし、厄介な相手だなと思います。でも(自分も)良いプレーを見せられるように頑張りたいです。前節は連勝していたチームに勝てなかったので、(現在3連勝中の)長崎には勝てるように頑張ります。

クレーベ
(開幕して)3ヶ月が経ち、個人としてもフィットしてきています。チームメイトも自分のことをどういう選手か理解してくれていることも大きいと感じます。5月は3得点を挙げ、とても良い1ヶ月でした。もっと得点を狙えるとも思いました。個人としてもさらにパフォーマンスを上げたいですし、チームとして上を目指していきたいです。試合前は常に得点を意識していますが、実際に試合が始まると、自分の得点よりも勝点3を取ってチームが勝つことしか考えられなくなります。
(2得点した前々節・岐阜戦ではハットトリックのチャンスがあったが)これまでハットトリックを決めた試合では、記念としてボールを持って帰っています(笑)。長崎戦でも良い仕事をして、ボールを持って帰れるように頑張りたいと思います。

佐藤 寿人
(長崎は)“手倉森監督のチーム”になっていると思います。沖縄キャンプのトレーニングゲームで対戦をしましたが、手倉森監督らしくしっかりと守備を整え、良い守備から良い攻撃につなげてくるチームだという印象を持ちました。特に攻撃面では、縦への推進力があります。前線の選手には力があるので、注意が必要だと思います。前節の東京V戦は勝点3を取れたゲームでしたが、勝点1に終わってしまいました。追加点を取れずにいたこと、1点で満足をしてしまったことをチームとして反省しなければいけません。この1ポイントがただの1ポイントにならないように、次の試合ではしっかりと3ポイントを取りたいと思います。


[前節の布陣/長崎]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/長崎]
J2第11節 04/27 vs 鹿児島(H) 0△0
J2第12節 05/05 vs 東京V(A) 1●2
J2第13節 05/11 vs 新潟(H) 3○2
J2第14節 05/19 vs 金沢(A) 1○0
J2第15節 05/25 vs 徳島(H) 1○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第11節 04/29 vs 大宮(H) 0△0
J2第12節 05/05 vs 甲府(A) 2○1
J2第13節 05/12 vs 山形(A) 1●3
J2第14節 05/19 vs 岐阜(H) 5○1
J2第15節 05/25 vs 東京V(A) 1△1


[過去の対戦成績]
15/03/08 長崎 0-1 千葉
15/08/15 千葉 1-1 長崎
16/05/28 長崎 1-1 千葉
16/10/30 千葉 0-0 長崎
17/05/13 千葉 5-0 長崎
17/09/24 長崎 2-1 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

6.2 (日) 16:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第16節

試合会場フクダ電子アリーナ

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