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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

現在のチームの課題について、江尻篤彦監督は「どうやって点を取るか」に焦点を絞っている。

「点の取り方もそうですし、あれだけ押し込む時間が長くなってきているので、ミドルシュートもそうですし、相手のギャップを突くような崩しもそうですし、背後をつくこともそうですし、サイドからのクロスもそう。いまあげた全部になりますけど、その精度を上げていくしか方法がないのかなと思っています」

前線から激しく、連動した動きでプレスを仕掛け、ボールを奪ったらしっかりとパスをつないで攻撃を組み立てる。そうして主導権を握る展開に持ち込むのがジェフのスタイルだが、一方で、守りに入った相手を攻めあぐね、攻略できないまま勝点を奪いそこねるという試合も決して少なくない。だからこそ、守備を固める相手に対しても、どのようにして“力づくで”ゴールを奪うかが今後の勝敗を分けるポイントとなることは間違いない。

前節はV・ファーレン長崎を相手に4失点を喫する大敗を喫したが、これをいかにして繰り返さずに修正するかが問われるゲームとなるだろう。長崎戦については、熊谷アンドリューが次のように振り返っている。

「前半は攻守両面でアグレッシブに行けていますが、後半では後手後手になるシーンが多くなり、ラインを低くするのか、もっと前から行くのか、ハッキリしたほうが良いという話し合いにもなったので、自分たちにとってはプラスの時間になったと感じています」

ジェフと2ポイント差の勝点16で17位に位置する栃木SCは、最近4試合負けなしと調子を上げているチームだ。

前節はアウェイでFC町田ゼルビアと対戦。常に先行される苦しい展開だったが、後半アディショナルタイムの森下怜哉のゴールで同点とし、きっちりと勝点1を拾った。3試合連続ドローは粘り強さの証明だ。田坂和昭新監督が率いるチームは徐々にそのチーム力を高めている。

チームの根幹を担うのはMF枝村匠馬やMF寺田紳一、GKユ ヒョン、さらにFW大黒将志などベテラン勢だが、西谷和希と西谷優希の兄弟MF、前節の同点ゴールを記録した森下、さらにMF浜下 瑛など若手の台頭も顕著だ。

栃木戦の展望について、乾 貴哉はこう話した。

「栃木がカウンター攻撃をできないくらいに攻め込むことが理想です。相手が食いついてきたときに、1枚、2枚を剥がせれば得点チャンスは広がると思っています。そこで縦パスを狙ったりするなどイメージをもって試合に入りたいと考えます」

かつての恩師である栃木の田坂監督について、為田大貴は言う。

「戦術的にも相手の嫌なところを狙ってきます。自分のところでやられないように、逆に自分のところでうまく起点を作るところを見せていきたいと思います」

敵地での難しいゲームになることは間違いない。しかし直面する課題を克服することができれば、間違いなく大きな一歩を踏み出せるだろう。そんなゲームになることを期待したい。


江尻 篤彦監督
本当にどうやって点を取るか。点の取り方もそうですし、あれだけ押し込む時間が長くなってきているので、ミドルシュートもそうですし、相手のギャップを突くような崩しもそうですし、背後をつくこともそうですし、サイドからのクロスもそう。いまあげた全部になりますけど、その精度を上げていくしか方法がないのかなと思っています。 ボールを握っているチームが行き着くところの悩みは万国共通かなと思っているので、どうやって点を取って仕留めていくか、ドリブルなどの個人の打開もそれに含まれてきますが、そういうところの精度を上げていきたいなと思います。
(栃木は)ここ4試合負けていないですし、強いチームと対戦しても、しっかり自分たちが守り切れるチームなので、それをどういう風に崩して点をとろうかという作業になります。また、今回(長崎戦で)出てきた課題であるように、自分たちもやられちゃいけない。両方ですね。その辺をしっかり修正して迎えたいなと。やっぱり(栃木は)しっかり粘り強く戦えるチームだなと思います。

乾 貴哉
栃木がカウンター攻撃をできないくらいに攻め込むことが理想です。相手が食いついてきたときに、1枚、2枚を剥がせれば得点チャンスは広がると思っています。そこで縦パスを狙ったりするなどイメージをもって試合に入りたいと考えます。前節の長崎戦では、前半の攻撃は良かったと感じています。セットプレーの数も多かったので、そこで得点ができれば楽な試合展開になっていました。後半の守備対応の部分で自陣へ戻るスピードが落ちたところを相手に狙われて失点をしたので、球際の強さだったり、セカンドボールを回収することだったり、リスク管理を徹底したいと思います。

熊谷アンドリュー
まず選手間で、前回(長崎戦)の映像を見直しをしました。前半は攻守両面でアグレッシブに行けていますが、後半では後手後手になるシーンが多くなり、ラインを低くするのか、もっと前から行くのか、ハッキリしたほうが良いという話し合いにもなったので、自分たちにとってはプラスの時間になったと感じています。守備面では崩されていなくても甘い部分が出ると仕留められてしまいます。(栃木戦に向けては)チーム全体でリスク管理ができればいいと思います。攻撃面ではペナルティーエリア付近までボールを運べるようになってきたので、そこからのアイデアを1つ、2つ、共通意識を持つことでこちらもビッグチャンスは作れるので、バリエーションを増やしたいと思っています。

為田 大貴
(ここ2試合は)自分たちのやりたいことができているし、積極的に自分たちからボールを動かして背後を使ったり足元を使ったりとか、そういうバランスが良くできていて、すごく立ち上がりは良くなっていると思います。前節の長崎戦は、セットプレーがものすごく多かったので、やはりそこで(点を)取れなかったというのが僕たちの力不足だったと思います。(栃木戦は)どういう展開になるかも分からないし、アウェイでピッチコンディションも分からない状況ですが、自分たちの良さ、自分たちのレベルの高さを見せながら、あとは最後まで戦う姿勢をしっかり見せていきたいです。(大分時代に指導を受けた栃木・田坂監督は)戦術的にも相手の嫌なところを狙ってきます。自分のところでやられないように、逆に自分のところでうまく起点を作るところを見せていきたいと思います。


[前節の布陣/栃木]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/栃木]
J2第12節 05/05 vs 徳島(A) 2●3
J2第13節 05/12 vs 甲府(H) 1○0
J2第14節 05/18 vs 大宮(A) 0△0
J2第15節 05/26 vs 岡山(H) 1△1
J2第16節 06/02 vs 町田(A) 2△2


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第12節 05/05 vs 甲府(A) 2○1
J2第13節 05/12 vs 山形(A) 1●3
J2第14節 05/19 vs 岐阜(H) 5○1
J2第15節 05/25 vs 東京V(A) 1△1
J2第16節 06/02 vs 長崎(H) 1●4


[過去の対戦成績]
14/03/02 千葉 0-2 栃木
14/07/20 栃木 0-2 千葉
15/03/21 栃木 1-1 千葉
15/09/23 千葉 2-0 栃木
18/06/30 栃木 0-1 千葉
18/11/17 千葉 0-0 栃木
TICKET INFOこの試合のチケット情報

6.9 (日) 14:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第17節

試合会場栃木県グリーンスタジアム

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