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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会は、ファジアーノ岡山との2回戦から幕を開ける。

岡山とは4月14日に行われた第9節で対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。両者とも慎重な立ち上がりを見せた前半は大きなチャンスを作ることができなかったが、後半になるとオープンな展開となり、徐々に決定機を作れるようになった。しかし、攻勢を強めて獲得したセットプレーでも、高い位置でボールを奪って発動したショートカウンターでもゴールを奪うことはできず。決定力不足を露呈した結果としての勝点1だった。

江尻篤彦監督は、岡山の印象を次のように語る。

「前回対戦したときから良いチームだと思っていました。ハードワークできるチームです。前回のホームゲームのとき、我々は守備の構築をしている段階で、攻撃面で良い部分はなかったと思います。今回はしっかりと攻撃の良い部分を出して、ホームで勝ちたいと思います」

リーグ戦では7勝7分6敗の戦績で勝点28を記録している岡山は、第20節終了時点で11位につけている。最近3試合はレノファ山口FCに1-1、FC町田ゼルビアに1-1、そして前節の横浜FC戦では1-5と大敗を喫して3戦未勝利の状態にあるが、最近5試合で見ると2勝2分1敗と着実に勝点を積み上げている印象だ。

天皇杯におけるメンバー構成は読みにくいところだが、故障による離脱から復帰した赤嶺真吾と元韓国代表FWイ・ヨンジェの2トップは驚異。赤嶺は最前線でボールを収めるポストワーカーとして、イは得点ランキング2位の12得点を記録しているゴールゲッターとして、チームにおける存在感は絶大だ。彼らがピッチに立つなら、いかにして抑えるかがポイントとなるだろう。

MF上田康太やFWレオ ミネイロ、FW齊藤和樹といったタレントはケガで離脱しているが、リーグ戦では出場機会が限られているメンバーにも喜山康平や椋原健太など経験豊富な選手がいる。どんなメンバー構成でも難しい相手であることに変わりはない。

一方のジェフは柏レイソル戦に続いてFC町田ゼルビアに敗れて連敗を喫し、非常に厳しい状況に追い込まれている。もっとも、江尻監督がスタメンのテコ入れを図った町田戦では佐藤勇人や安田理大らここまで定位置を掴めていない選手が躍動。中でもシーズン途中の加入でコンディションが懸念された安田は、その心配を払拭するパフォーマンスを見せた。

「個人としては、前節・町田戦でデビューすることができて良かったです。チームは、どうしても勝ったり負けたりというサッカーが続いていることで、考えすぎてしまっている。切り替えるというか開き直ることも必要で、自分たちが本来持っている能力を出せば良いサッカーができると感じています。天皇杯は、『行け』と言われればいつでも行けます」

また、ケガによる離脱から復帰している小島秀仁にとっても、天皇杯は存在感をアピールするチャンスになるかもしれない。

「普段あまり出ていない選手が出るとしたらアピールをしなければいけないですし、出ているメンバーを脅かさなければいけません。天皇杯であろうと何であろうと、公式戦の1試合です。勝つことだけを考えてやりたいと思います。結果だけを見てやれれば次のリーグ戦にもつながると思います」

苦境を打破する最良の薬が「勝利」であることは間違いない。フクアリで岡山に勝って、3回戦に進出したい。「川崎フロンターレvs明治大学」の勝者が待つ3回戦に駒を進めたい。


江尻 篤彦監督
岡山については(第19節の)町田との試合を観ていますが、(天皇杯は)実際どういうメンバーで来るのかも分かりません。前節(横浜FCに1-5で)大敗していることを考えると、(メンバーを落とさず)しっかりしたチームで来そうかなと、有馬監督の性格を考えるとそう思えるし、でも(リーグ戦と)まったく違うチームで来るかもしれません。まったく分からないですし、ウチもチームの状況が良いわけではないので、しっかりとしたゲームをやらなければいけないということはお互いに変わらないと思います。
(岡山の印象は)前回対戦したときから良いチームだと思っていました。ハードワークできるチームです。前回のホームゲームのとき、我々は守備の構築をしている段階で、攻撃面で良い部分はなかったと思います。今回はしっかりと攻撃の良い部分を出して、ホームで勝ちたいと思います。

ゲリア
(天皇杯の相手・岡山とは)リーグ戦ではホームで戦い0-0でした。難しい試合になると思いますが、天皇杯も大事な大会なのでしっかりと勝てるように集中して行きたいと思っています。(相手の4-4のブロック守備を崩すために)ワイドの選手が広くポジションを取り、スペースを有効にうまく使うことが重要となります。
チームとして連戦になりますが、監督に「行け」と言われれば、いつでもピッチで戦う準備はできていますし、試合に向けてのモチベーションも上がっています。(オーバーラップに関しては)ウイングバックでのポジションでは、攻撃に多く関わることが求められています。ストライカーの助けになること、後ろの選手の助けになることなど、いろいろなことが要求がされるポジションです。しっかりと自分の役割を果たしたいと思っています。

安田 理大
個人としては、前節・町田戦で(ジェフの選手として)デビューすることができて良かったです。チームは、どうしても勝ったり負けたりというサッカーが続いていることで、考えすぎてしまっている。切り替えるというか開き直ることも必要で、自分たちが本来持っている能力を出せば良いサッカーができると感じています。天皇杯は、「行け」と言われればいつでも行けます。選手は試合に出てナンボ。そこで活躍をすれば次につながります。相手のやり方や布陣は関係なく、ピッチに立って相手選手がどこにいるかなど、自分で判断して臨機応変に対応していきたいと思っています。
天皇杯で優勝すればAFCチャンピオンズリーグにも出場できますし、(今大会は)決勝戦が新国立競技場のこけら落としです。ここで勝つことで、(3回戦は)J1川崎Fとの対戦になるかもしれませんし、勝ち上がりたい気持ちは強いです。ベテラン選手、若手選手に関係なく(出場の)チャンスがあるので、このチャンスを絶対につかみ取りたいと思いますし、死にもの狂いで戦っていきたいです。

小島 秀仁
(岡山戦に出場したら)久しぶりの公式戦になるので、(試合を)味わいながらプレーしたいと思います。普段あまり出ていない選手が出るとしたらアピールをしなければいけないですし、出ているメンバーを脅かさなければいけません。天皇杯であろうと何であろうと、公式戦の1試合です。勝つことだけを考えてやりたいと思います。結果だけを見てやれれば次のリーグ戦にもつながると思います。
(岡山の印象は)前節対戦した町田もそうでしたが、裏への配球だったり、フリーで持たせたら(うまくプレーが)できてしまう選手が前線にいます。そういった相手の良さを消し、相手のサッカーをつぶしながら、どのようにして自分たちのサッカーを出すかがキーになってくると思います。まずは、相手に良いボールを蹴らせないことを意識しながらやっていきたいです。


[前節の布陣/岡山]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/岡山]
J2第16節 06/01 vs 愛媛(H) 1○0
J2第17節 06/08 vs 長崎(A) 3○2
J2第18節 06/15 vs 山口(H) 1△1
J2第19節 06/23 vs 町田(A) 1△1
J2第20節 06/29 vs 横浜FC(A)1●5


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第16節 06/02 vs 長崎(H) 1●4
J2第17節 06/09 vs 栃木(A) 0△0
J2第18節 06/15 vs 鹿児島(H)2○1
J2第19節 06/22 vs 柏(A)  0●2
J2第20節 06/29 vs 町田(H) 1●2


[過去の対戦成績]
17/06/03 岡山 2-1 千葉
17/10/07 千葉 3-1 岡山
18/05/03 千葉 1-0 岡山
18/09/09 岡山 0-2 千葉
19/04/14 千葉 0-0 岡山
TICKET INFOこの試合のチケット情報

7.3 (水) 19:00 KICKOFF 第99回 天皇杯 2回戦

試合会場フクダ電子アリーナ

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