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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

再び連勝を懸けた重要な1戦だ。

FC琉球に続くアウェイ連戦の次なる相手は、鹿児島ユナイテッドFC。リーグ戦では5連敗中、天皇杯2回戦を合わせると公式戦6連敗中と勝ち星から遠ざかっている相手だが、前節の琉球と同様、非常に特徴的で対応が難しいサッカーをする相手であることは十分に理解している。

江尻篤彦監督が言う。

「金鍾成監督らしいサッカーですね。映像を見ていますけれど、本当に琉球と似たようなスタイルだなというのが率直な感想です。こちらとしては、準備をしながらも、琉球戦で出た課題をいかに修正できるかが大きなポイントになると思います」

つまり鹿児島も、琉球と同様にパスワークを武器とし、積極的に縦に仕掛けてくる攻撃的なチームだ。しかし、今のジェフにとってそれはネガティブな要素ではない。組織的に守り、前がかりになった相手の裏を突いてサイドから仕掛け、ゴールを奪って優位に進める“鍛錬”を積んできたからこそ、このチャンスをしっかりとモノにして連勝を成し遂げたい。

鹿児島にはセレッソ大阪時代はサイドバックとして活躍しながら、前節の徳島ヴォルティス戦では1トップを務めた酒本憲幸、テクニシャンの牛之濵 拓など“クセ”のあるタレントが揃っているが、ここ3試合で13失点と大量失点が続いており、守備に課題を抱えている。従って、指揮官の言うとおり“ジェフがやるべきこと”は琉球戦と変わらない。3日前の試合で出た課題を修正し、安定した試合運びをすることが勝利への近道となるだろう。

ゴールマウスに立つ鈴木椋大が言う。

「(鹿児島は)なかなか勝てていない状況だからこそ“ホームで負けられない”という思いでぶつかってくると考えます。それにのまれずに、逆にのみ込む勢いで鹿児島に乗り込みたいと思っています。連戦となり時間はあまりありませんが、みんなで分析をして戦い方を共有したい」

下平 匠は、“パスをつなぐ相手”への対応としてショートカウンターの重要性を挙げた。

「前節・琉球戦ではショートカウンターのような形で2点を取りましたが、あれを決めてくれると後ろの選手も楽になります。そしてゲームの流れも良くなります。前線の選手が追ってくれている(プレッシング)ので、そのシーンも生まれていますし、後ろも付いて行くことでより良くなる」

攻撃のキーマンは、やはり船山貴之だろう。“パートナー”として頼もしいパフォーマンスを見せているクレーベについて、こう話した。

「クレーベ自身が非常に高い能力を持っている選手なので、良い連携でやればやるほど得点は取れると感じています。そうなっていけば、チーム状態は良くなり、彼自身もさらに良くなると思っています」

第25節終了時点の戦績は、7勝9分9敗で勝点30。J1自動昇格圏内の2位京都サンガF.C.とは17ポイント、J1参入プレーオフ圏内の6位横浜FCとは11ポイントの差があり、14位という現在地はJ3降格圏に近い“下位”である。

しかし、勝負はこれからだ。ジェフに巻き返しの力があることを証明するためにも、まずはこのアウェイ連戦を連勝で終えたい。


江尻 篤彦監督
(前節は)予想されていた琉球の攻撃の部分と、僕らが準備していた守備の部分で、多少修正を入れなければいけないポイントは当然1点2点あったものの、こちらが準備していたことはある程度できた部分が多かったのではないかなと思います。手ごたえとして良い部分があったと思っています。
(鹿児島は)すごく(監督の)金鍾成さんらしいサッカーですね。映像を見ていますけれど、本当に琉球と似たようなスタイルだなというのが率直な感想です。こちらとしては、準備をしながらも、琉球戦で出た課題をいかに修正できるかが大きなポイントになると思います。

鈴木 椋大
鹿児島戦も、相手のホームゲームとなります。(鹿児島は)なかなか勝てていない状況だからこそ“ホームで負けられない”という思いでぶつかってくると考えます。それにのまれずに、逆にのみ込む勢いで鹿児島に乗り込みたいと思っています。連戦となり時間はあまりありませんが、みんなで分析をして戦い方を共有したいですし、ウチは連勝ができてないので何としてでも勝ちたい。
連戦でコンディションがキツイのはお互いさまですし、言い訳せずに後ろはゼロで抑え、自分たちがボールを持つ時間を増やして相手を“走らせる”試合をしたいと思います。また、この暑さの中での試合は、セットプレーでゲームが決まることも多いです。失点せずに我慢をして、周りが気持ちよく攻撃できるようにサポートをしたいです。

下平 匠
中3日で湿度も気温も高い中での試合になりますが、90分間走らなければいけません。連勝をしないと上位との差は縮まらないので、チーム全体として勝ちにいきたいと思います。
(鹿児島は)しっかりとつないでくるので自分たちも考えて対応をしないといけません。前節・琉球戦ではショートカウンターのような形で2点を取りましたが、あれを決めてくれると後ろの選手も楽になります。そしてゲームの流れも良くなります。前線の選手が追ってくれている(プレッシング)ので、そのシーンも生まれていますし、後ろも付いて行くことでより良くなると思っています。(サイド攻撃が機能していることについては)クロスを上げてアシストをするだけが攻撃ではありません。どこで仕留めるかを共有できているので(相手に)研究をされていても大きな問題と感じていません。

船山 貴之
鹿児島戦は連戦になるので、あちらもキツイと思いますが、こちらはアウェイになるので、しっかりと狙いを持って考えながら戦いたいと思います。チームとしては連勝することが大事です。やれている部分もありますが、やられている部分もあるので、1回のミスをみんなで注意したいと考えます。
(琉球戦でのアシストは)あれはクレーベの技術とセンスが良く、難しい時間帯で2点目を取れたことが良かったと思っています。クレーベ自身が非常に高い能力を持っている選手ので、良い連携でやればやるほど得点は取れると感じています。そうなっていけば、チーム状態は良くなり、彼自身もさらに良くなると思っています。


[前節の布陣/鹿児島]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/鹿児島]
天皇杯2回戦 07/03 vs 福岡   1●2
J2第21節 07/07 vs 岡山(A)  1●2
J2第22節 07/13 vs 大宮(A)  0●6
J2第24節 07/27 vs 長崎(H)  1●2
J2第25節 07/31 vs 徳島(A)  2●5
※J2第23節vs岐阜(H)は延期


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第21節 07/07 vs 徳島(A)  1△1
J2第22節 07/14 vs 岐阜(A)  2△2
J2第23節 07/20 vs 福岡(H)  3○0
J2第24節 07/27 vs 横浜FC(H) 1●3
J2第25節 07/31 vs 琉球(A)  2○0


[過去の対戦成績]
19/06/15 千葉 2-1 鹿児島
TICKET INFOこの試合のチケット情報

8.4 (日) 19:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第26節

試合会場白波スタジアム

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