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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

前節の大宮アルディージャ戦で今シーズン初の3連敗を喫したジェフは、第28節終了時点で17位と順位を下げた。

J3降格圏となる21位栃木SCとの勝点差は6。18位の鹿児島ユナイテッドFC、19位のアビスパ福岡、20位の町田ゼルビアはいずれも勝点27で3差で、上を見ると14位のレノファ山口が勝点33、15位の愛媛FCが勝点32、16位のFC琉球が勝点31と残り15試合を切って残留争いは混迷を極め、ジェフもその真っただ中にいる。ここからの勝負は、「1」であれ「3」であれ着実に勝点を積み重ねていく力が必要だ。最終盤を迎える前にこの混戦から脱却し、J1参入プレーオフ出場圏の6位以内を目指したい。

8月最後のホームゲームで迎え撃つのは、現在7位と上位をうかがう好位置につけているヴァンフォーレ甲府だ。第8節まで無敗を続けたシーズン序盤の勢いはなく後半戦に入ってからは3勝1分3敗と五分の戦績だが、8月14日に行われた天皇杯3回戦ではJ1で首位を快走するFC東京に快勝。一発で仕留める破壊力と粘り強い守備でアップセットを巻き起こした。

ここ数試合はレギュラーをほぼ固定した状態で戦っている印象で、3-4-2-1システムは最前線に位置するピーター ウタカを筆頭にタレント揃い。2列目のドゥドゥと曽根田 穣にはテクニックがあり、中盤を攻勢する小椋祥平と佐藤和弘には確かな経験値がある。最近3試合連続途中出場している田中佑昌は戦況を見極めた仕事でチームに貢献し、もちろん最大の武器であるスピードも健在だ。最終ラインを統率する山本英臣は、39歳ながら安定したプレーを見せる。

江尻篤彦監督が言う。

「個の力でこじ開けてきているところで、どういうゲーム展開になるかは分かりませんが、こちらがプランニングしたところに当てはめていけるよう、攻守のバランスを整えてやっていかなければいけないと思っています。こちらはその“個”を出させないようにしなければいけない」

鳥海晃司は“個の対応”に加えて、“気持ち”を強調した。

「(甲府は)前線に強力な選手がいますが、次はホームなので絶対に勝たないといけないし、もう1回全員で気持ちを入れ直して戦いたいです。今シーズン初めての3連敗を喫してしまったので、引き分けとかではなくて、勝つことだけを考えてプレーしたい」

この3連敗には、やはり反省すべき点と修正すべき課題が多い。

第26節の鹿児島戦はクレーベのゴールで先制しながら逆転負け、第27節の愛媛戦は2点を先行しながら再びまさかの逆転負けを喫し、前節の大宮戦では早々に先制点を奪われて自分たちのリズムを失った。

小島秀仁が言う。

「負け方も良くはありません。大宮戦では先に失点をして後手後手になってしまいました。1失点で終えていればゲームコントロールは違う形でできたかもしれないので悔しさが残ります。とにかく内容よりもまず勝つことがチームにとって重要。どんな内容でも勝つことだけを考えていきたい」

勝つために必要なのは「犠牲心」であると続け、その姿勢を徹底してピッチで示したいと話した。後がない状況に追い込まれていることを、背番号14は十分に理解している。

このまま終われるはずがない。流れを変える何かを、この試合で見せなければならない。


江尻 篤彦監督
(甲府の)やっぱり“個”ですよね。簡単に言うと。個の力でこじ開けてきているところで、どういうゲーム展開になるかは分かりませんが、こちらがプランニングしたところに当てはめていけるよう攻守のバランスを整えてやっていかなければいけないと思っています。こちらはその“個”を出させないようにしなければいけないし、個人のところの部分は大きいので、ちゃんと(対策を)やっていきたいと思っています。
(甲府は)ピーター ウタカ選手だけでなく、カウンターに力を持っているチームです。(前節の)大宮戦でも課題となった後ろからのビルドアップはきっちりやっていかなければいけないと思います。攻撃しているときのウタカ選手のマークのつき方、そしてシャドーの選手へのケアもしなければいけません。どうしてもシステム上のミスマッチが出てくるので、その部分はちゃんと明確に伝えたいと思います。逆に、ミスマッチを“ネガティブ”ではなく“ポジティブ”に捉えて選手にはやってもらいたいです。

鳥海 晃司
(甲府は)前線に強力な選手がいますが、次はホームなので絶対に勝たないといけないし、もう1回全員で気持ちを入れ直して戦いたいです。今シーズン初めての3連敗を喫してしまったので、引き分けとかではなくて、勝つことだけを考えてプレーしたいです。
(前節の大宮戦は)チームとして課題としていたセットプレーのところで簡単に失点してしまったことがすごくもったいなかったです。1失点は仕方ないとしても連続失点をしないということが大切なことだと思うのですが、あのような形で連続失点してしまったのが、やっぱり終盤に響いてしまいました。(甲府戦は)守備としては、まずは(失点を)ゼロに抑えて、粘り強く耐えて、1点をもぎ取って勝てるような試合をしていきたいです。

小島 秀仁
自分たちは(約1ヶ月のあいだ)ホームで勝てていないので、この流れを断ち切るためにも(甲府戦は)勝つことだけを考えてプレーをしたいと思います。大宮もそうでしたが、自由にさせるとやられてしまいます。甲府の前線の強力な攻撃陣を抑えながら自分たちのサッカーができるかがカギだと考えます。
チームは3連敗となり負け方も良くはありません。大宮戦では先に失点をして後手後手になってしまいました。1失点で終えていればゲームコントロールは違う形でできたかもしれないので悔しさが残ります。とにかく内容よりもまず勝つことがチームにとって重要。どんな内容でも勝つことだけを考えていきたいですし、自分自身はチームのバランスを崩さないようにプレーし、チームのためにどれだけ自分を犠牲に出来るかが重要だと思っているので、その中で自分のプレーを出していきたいと思います。

見木 友哉
(大宮戦での手ごたえは)得点以外にも、たくさんボールに触ることができました。守備面では自分で奪い切るシーンを作れていないので、難しさもありますが守備でもっと貢献できる選手になりたいと強く感じました。
(甲府戦の印象として)前線の選手が強力だということは分かっています。しっかりとトレーニングの中で攻撃面と守備面のイメージをつけて臨みたいと思っています。先発でも途中出場でも、自分の役割はゴールを狙っていくことなので、サポーターの皆さんにも期待をしていただけたらと思います。そのためにも日ごろのトレーニングからしっかりとアピールをしていくことが大事になります。チームの勝利に貢献できるように頑張りたいですし、自分がゴールできれば最高だと思っています。


[前節の布陣/甲府]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/甲府]
J2第25節 07/31 vs 水戸(A)  1△1
J2第26節 08/04 vs 町田(H)  3○0
J2第27節 08/10 vs 徳島(A)  2○0
天皇杯3回戦 08/14 vs FC東京(A)1○0
J2第28節 08/17 vs 山口(H)  0●1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第24節 07/27 vs 横浜FC(H) 1●3
J2第25節 07/31 vs 琉球(A)  2○0
J2第26節 08/04 vs 鹿児島(A) 1●2
J2第27節 08/10 vs 愛媛(H)  2●3
J2第28節 08/18 vs 大宮(A)  1●2


[過去の対戦成績]
12/06/09 甲府 0-2 千葉
12/07/22 千葉 0-1 甲府
18/04/28 甲府 1-1 千葉
18/07/25 千葉 2-1 甲府
19/05/05 甲府 1-2 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

8.24 (土) 18:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第29節

試合会場フクダ電子アリーナ

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