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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果


前節、ホーム・フクアリで手にした水戸ホーリーホック戦の勝利が、ジェフにとって大きな力になったことは言うまでもない。この力をしっかりと蓄え、次の試合で再び発揮し、結果を手にして自信を深め、またひと回り大きな力に変えられるか。そうしたポジティブなサイクルを取り戻すためにも、今節を再びフクアリで迎えられることはジェフにとって大きなプラス要素だ。

水戸戦では90分を通じてチームが一丸となり、勝利するためにひたすらに走り、がむしゃらに守り、アグレッシブに攻めた。その手応えが大きかったからこそ、徳島ヴォルティスと対峙するこのゲームの重要性をチーム全員が強く感じている。

勝点50で9位につけている徳島は、大混戦の上位争いにしっかりと食い込んでおり、J1昇格を狙える位置をキープしている。後半戦に入ってから黒星が先行したが、第28節のアビスパ福岡戦に勝利すると破竹の4連勝。前節のV・ファーレン長崎戦は1-1のドローに終わったが、最近5試合の戦績は4勝1分と絶好調だ。

チームの特長はリーグ随一と言えるポゼッションスタイルにあり、5得点を記録した第25節の鹿児島ユナイテッドFC戦、6得点を記録した第29節のFC琉球戦など、相手とのかみ合わせがハマった時の攻撃力は群を抜いている。河田篤秀と清武功暉が6得点、渡井理己とヨルディ バイスが5得点、岸本武流と岩尾 憲が4得点、さらに押谷祐樹と野村直輝が3得点と“どこからでも取れる”バラエティーに富んだ攻撃が魅力のチームだ。

熊谷アンドリューが言う。

「徳島は、ボールを回すことに関してはJ2でも群を抜いていると感じます。一人ひとりが守備で集中することが大事で、そして一人がサボると穴があいてしまう。チームとして、しっかりと戦わなければいけません」

対するジェフは、やはりこの試合でも守備の安定が求められるだろう。前節の水戸戦では“プレスのかけどころ”がしっかりと整理され、チーム全体が狙いを持った守備を維持することができた。11人の連動を貫くことができれば、そう簡単に崩されるはずがない。その感覚を思い出したことが大きいと増嶋竜也は言う。

「チーム全体として『こういう風に点を取って、こういう風に守ってやれば、上位のチームにも勝てる』ということは、みんな少しは自信になったと思います」

16試合ぶりにピッチに立った佐藤優也が振り返る。

「水戸戦は『チームの助けになろう』、『人のために』という部分がモチベーションとして大きかったです。その中で自分がピッチに立って粘り強く戦って勝利を収めたことで、チームに貢献することはできたと思っています」

もちろん、たった1つの勝利で流れを変えられるほど、終盤を迎えたJ2の戦いは甘くない。勝点34のジェフは依然として17位。降格圏との勝点差は9ポイント離れているが、安心できる状況でないことは誰もがよく理解している。

「まずは、自分たちがどういう戦い方をするかというほうが大事」

江尻篤彦監督の言葉のとおり、自分たちの力を信じて、フクアリの舞台で躍動する姿を見せたい。


江尻 篤彦監督
(徳島は)良い攻撃というか、ポゼッションも高いですし、攻撃は素晴らしいなという印象ですね。ただ守備は僕らも付け入る隙があるんじゃないかなと。今のところそういう分析をしています。チャンスはあると思っています。
(昨シーズンまでジェフにいた清武功暉選手は)思いを持って向かってくると思うので、危険人物の一人だと思っています。それ以外にも良い選手はたくさんいますし、相手の良さを、攻撃をどういう風にかわしながら戦うか。でもまずは、自分たちがどういう戦い方をするかというほうが大事だと思っているので、ホームですし、少しでも上に上がるためにやっぱり良い準備を(したい)。体の準備もそうですし、心の準備も必要かなと思っています。

佐藤 優也
勝利から遠ざかっていた中、ピッチに立っている選手たちのほうが苦しい思いをしたと感じますし、出場しておらず何もできないことで自分も苦しい思いをしました。(16試合ぶりの出場となった)水戸戦は「チームの助けになろう」、「人のために」という部分がモチベーションとして大きかったです。その中で自分がピッチに立って粘り強く戦って勝利を収めたことで、チームに貢献することはできたと思っています。(徳島戦でも)チームを助けたいと思っていますし、(台風15号により)千葉県が被災したことで(復興に向けて)頑張っている方たちに負けないぐらいに戦わないといけません。
(清武功暉選手は)嫌らしい選手ですが、対戦は楽しみです。個人として相手の決定機を防ぐ仕事ができればチームも活気づくので、自分の仕事をするだけだと思っています。

増嶋 竜也
(水戸戦の勝利によって)「チーム全体としてこういう風に点を取って、こういう風に守ってやれば、上位のチームにも勝てる」ということは、みんな少しは自信になったと思います。1点を取られてもああやって巻き返せる力はあるし、運も味方したところもあるだろうけど、そのくらい勢いを持って、勝ち癖を付けていければと思います。
(今節の相手・徳島の石井秀典選手とは)市立船橋高校のときに一緒にやっていたし、刺激し合いながら、負けないように頑張りたいです。
徳島に対しても水戸戦と同じようなことができれば、勝ち癖というか勝つパターンというのをどんどん掴んでいけると思うので、大事にしていきたいです。

熊谷アンドリュー
徳島は、ボールを回すことに関してはJ2でも群を抜いていると感じます。一人ひとりが守備で集中することが大事で、そして一人がサボると穴があいてしまう。チームとして、しっかりと戦わなければいけません。(清武選手については)試合に出場すれば得点の匂いがするので、しっかりと警戒して抑えたいと思います。
今週もハードなトレーニングをしていますし、ハードワークをしなければ試合には勝てません。それを出せれば勝点を積むことができます。自分たちは勝つしかないので、試合を通して戦う姿勢を見せていきたいです。(水戸戦の勝利で)トレーニングでも笑顔が多いですし、みんなで喜べる時間を増やしたいと思っています。



[前節の布陣/徳島]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/徳島]
J2第28節 08/17 vs 福岡(A) 1○0
J2第29節 08/24 vs 琉球(H) 6○1
J2第30節 08/31 vs 京都(H) 2○1
J2第31節 09/08 vs 愛媛(A) 1○0
J2第32節 09/14 vs 長崎(H) 1△1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第28節 08/18 vs 大宮(A) 1●2
J2第29節 08/24 vs 甲府(H) 0●3
J2第30節 09/01 vs 町田(A) 1△1
J2第31節 09/07 vs 新潟(A) 1●2
J2第32節 09/14 vs 水戸(H) 2○1


[過去の対戦成績]
17/04/29 千葉 2-0 徳島
17/08/05 徳島 0-1 千葉
18/03/17 徳島 4-1 千葉
18/11/04 千葉 2-0 徳島
19/07/07 徳島 1-1 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

9.22 (日) 15:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第33節

試合会場フクダ電子アリーナ

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