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2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

第32節の水戸ホーリーホック、第33節の徳島ヴォルティス、第34節のファジアーノ岡山に続いて、今節もジェフは、昇格争いの真っただ中にある上位陣との対戦が続く。

フクアリに迎えるのは第34節終了時点で勝点58、自動昇格圏内の2位・大宮アルディージャと2ポイント差で4位につけるモンテディオ山形だ。シーズン前半戦は5月12日に行われた第13節で対戦し、後半に3失点を喫したジェフは1-3で敗れている。

山形は前節のヴァンフォーレ甲府戦こそ0-1で落としたものの、第33節までは7戦無敗(4勝3分)と着実に勝点を積み重ね、上位争いに食らいついている。前節を含めた8試合では4得点が1試合、3得点が2試合、2得点が2試合と攻撃が好調。シーズン途中にそれまでチームの得点源だった阪野豊史をJ1松本山雅FCに放出したものの、好調の大槻周平が9得点、ここのところは途中出場でアクセントを加えているジェフェルソン バイアーノが7得点、さらに2列目から飛び出すアタッカーで東洋大卒のルーキー・坂元達裕が6得点と結果を残しており、攻撃の厚みは前回対戦時よりもむしろパワーアップしている印象だ。

ベテランボランチの本田拓也は守備面で頼りになる存在で、栗山直樹や加賀健一が並ぶ最終ラインは対人の局面で強さを発揮する。相手の最終ラインから中盤にかけて、そのエリアでこぼれたセカンドボールをめぐる身体を張った攻防が、ゲームの主導権を左右するポイントとなるだろう。

山形の印象について、江尻篤彦が言う。

「チームが成熟していて、意図のあるボールの奪い方と意図のある攻撃という形です。夏に補強をして戦力的にも上がっているし、今の順位(4位)にいるのは当たり前かなと思っています」

迎え撃つジェフは勝点36でまだ油断できない順位にいるが、水戸、徳島、岡山との3連戦で“勝点を挙げ続けた”意味は決して小さくない。現時点で最も大切なのは、ホームであれアウェイであれ、たとえ「1」でも勝点を着実に積み上げてJ3降格の危機を脱すること。それが決定するまでは、これまでより一層したたかに戦う必要がある。そうした意味で、上位陣を相手に最後まで組織的に戦い“結果”を残したゲームには手応えがある。

手にしつつある“安定感”について増嶋竜也は、その立役者に工藤浩平の名を挙げた。

「(守備での手応えとして)良かったときの仕方や感覚が戻ってきています。個人としても手術前のコンディションに戻っていますし、自然にみんなを動かすことができています。また工藤選手が前線からプレスのコントロールをすることでキーマンとなってくれているところが、チームとしても大きい」

攻撃陣では、累積警告により為田大貴が欠場する。ここのところ攻撃の形が左サイドに集中していただけに痛手となりそうだが、そういう時こそチームとしての総合力の見せどころ。改めて“チーム一丸”が問われる90分となるだろう。

今シーズンは残り8試合。ホームゲームは今節を含めて5試合となる。ここまで思うような結果を残せなかった悔しさを、チーム全員で結束して示し、“結果”にこだわっていいゲームをしたい。


江尻 篤彦監督
(山形は)木山隆之監督が3年目ですから、チームが成熟していて、意図のあるボールの奪い方と意図のある攻撃という形です。夏に補強をして戦力的にも上がっているし、今の順位(4位)にいるのは当たり前かなと思っています。
為田はここ数試合の調子が攻守にわたって良かった選手なので、累積で欠いてしまうのは正直痛いです。ただ代わって入る選手には、為田とは(タイプが)違っても、チームとして要求することは為田と同じモノにしないと。「別の選手が入ったから戦い方を変える」ということをするようなチーム状況ではないので、守備ではちゃんとしっかり行けるところは行く、など同じやり方・戦い方を取らせます。出す選手には、そういうことを要求したいと思っています。

増嶋 竜也
山形の選手はメンバー全員がハードワークをして頑張る印象があります。木山監督もいろいろと策を考えてくると思うので、それに振り回されずに自分たちのサッカーをすることができれば、安定したプレーができると考えています。また、相手のセットプレーも危険なので無駄なファールをしないように集中したいですし、ジェフもセットプレーには自信があるので決め切りたいと思います。
(守備での手応えとして)良かったときの仕方や感覚が戻ってきています。個人としても手術前のコンディションに戻っていますし、自然にみんなを動かすことができています。また工藤選手が前線からプレスのコントロールをすることでキーマンとなってくれているところが、チームとしても大きいです。

鳥海 晃司
山形はやることがハッキリしていて、全体でプレスをかけてくるイメージがあります。ただ自分たちも負けるわけにはいかないので、しっかりとホームでファン・サポーターの皆さんに勝ち星を届けられるように頑張るだけです。山形はリーグ上位いて強いチームですが、自分たちは一体感をもって臨むことが大事だと考えます。
普段のトレーニングからパスをつなぎ、後方からビルドアップをして攻撃をすることを徹底していますが、そこで相手をはがしていくことも大事になると感じています。自分はディフェンダーなので、まずは体を張って失点をしないようにすること、そしてフォワードの選手が得点を決めてくれるまで守り抜きたいと思っています。最後まで走り切ります!

本田 功輝
(前節・岡山戦で初めて)メンバー入りできたことは素直に嬉しかったです。でもまだまだスタートラインという感じですね。実際あの景色を見ながらウォーミングアップをしてみてモチベーションもすごく上がったし、早くピッチでプレーしたい!という気持ちがより一層高まりました。
試合に出たら“結果を出す”という部分に自分は目を向けています。闘う気持ちやがむしゃらさが今必要な部分だと思うし、エジさん(江尻監督)もそこは求めている部分なので、全面的にもっと“気持ち”を出してプレーできたらと思っています。
もちろん岡山でもデビューしたかったですけど、やっぱりデビューはフクアリでしたいです。ずっとそこに目線を向けてリハビリも頑張ってきたし、早くその思いをフクアリで晴らしたいと思っています。(フクアリでのプロデビューを)自分自身が一番楽しみにしています。



[前節の布陣/山形]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/山形]
J2第30節 08/31 vs 横浜FC(H) 0△0
J2第31説 09/07 vs 柏(A) 4○3
J2第32節 09/15 vs 鹿児島(A) 3○0
J2第33節 09/23 vs 琉球(A) 3△3
J2第34節 09/29 vs 甲府(H) 0●1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第30節 09/01 vs 町田(A) 1△1
J2第31節 09/07 vs 新潟(A) 1●2
J2第32節 09/14 vs 水戸(H) 2○1
J2第33節 09/22 vs 徳島(H) 1△1
J2第34節 09/29 vs 岡山(A) 0△0


[過去の対戦成績]
17/03/04 千葉 1-1 山形
17/08/20 山形 2-2 千葉
18/06/10 山形 2-1 千葉
18/10/14 千葉 2-1 山形
19/05/12 山形 3-1 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

10.6 (日) 15:00 KICKOFF 2019明治安田生命J2リーグ 第35節

試合会場フクダ電子アリーナ

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