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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

ジェフにとっての2020シーズンが、いよいよ幕を開ける。

舞台はフクアリ。ホーム開催の開幕戦は4年ぶりだ。相手はFC琉球。独自のポゼッションスタイルと攻撃志向で昨シーズン前半を盛り上げた好チームであり、ジェフと対戦した2試合はいずれも白熱した。相手にとって不足なし。胸を張って「最高」と言い切れる90分間を過ごし、その上でなんとしても勝点3を手に入れたい。

尹 晶煥監督による新体制を構築したジェフは、キャンプから続く緻密なトレーニングによってまずは守備の意識付けを徹底した。その完成度を確かめる上で重要な舞台と位置づけたちばぎんカップでは柏レイソルを相手に2つの失点を喫したものの、ピッチに立つ11人が組織的に連動する守備は昨シーズンまでになかったもので、そこに“意識付け”のポジティブな進度が表れていたと言えるだろう。

この試合で浮き彫りになった課題は、強烈な個と向き合った際に組織としていかにして対処するか、そして、守備から攻撃への切り替えの連動性とスピード、さらにフィニッシュにまでつなげる“形”をいかにして構築するか。ちばぎんカップからの2週間で、この2点の課題についてどれだけの上積みがなされているかをフクアリのピッチで確認したい。

ちばぎんカップは左サイドバックとしてスタメン出場した安田理大は、意気込みを次のように語った。

「10年以上プロをやっていて、もう「開幕だから」といって緊張はしなくなりましたけれど、良い緊張感はあってワクワクドキドキしているし、『この日のためにやってきたんだ』という気持ちになります。(ちばぎんカップで)課題は出ましたけれど、リーグ戦のあいだは途中でも終盤でも課題は出るモノだし、今もその都度その都度ミーティングをしています。琉球に対してはパスを回してくるイメージはありますが、相手のことを見るよりも自分たちのサッカーをしっかりして勝てるようにしていきたい。シーズンを通して良いときも悪いときも絶対にあるから、悪いときでもいかに崩れないようにするかがすごく大事。チームとして絶対に崩れないように。開幕からそういう姿勢を見せていけたらと思います」

中盤のコントロールは、新キャプテンの熊谷アンドリューに加えて、日本代表経験のあるMF田口泰士にも注目が集まる。「みんな自信を持ってやれている」と語るプレーメーカーも意気込みを口にした。

「(開幕戦は)42分の1の試合ではある中で、毎年思うことですけどやっぱり開幕戦ってちょっと雰囲気が違います。特別な感じがあるし、一つ勝つことによってチームが勢いづくというのもあると思います。『(試合内容が)良かったな』で終わらせるのではなく、しっかり勝点3という結果を得られるように取り組んでいきたい」

樋口靖洋監督が指揮を執る琉球は、昨シーズンのリーグ戦で14得点を記録したFW上門知樹と主力だったDF徳元悠平がファジアーノ岡山へ、DF西岡大志が愛媛FCへ、MF小松駿太がモンテディオ山形へ移籍するなど何人かの主力を放出し、前線にはベガルタ仙台から32歳の阿部拓馬、中盤には湘南ベルマーレから山口和樹、最終ラインにはツエーゲン金沢から沼田圭悟、東京ヴェルディから李 栄直などの新戦力が加わった。

昨シーズンのスタイルとは異なるとの声もあるが、いずれにしてもジェフがやるべきことは1つ。シーズンインから少しずつ積み上げて準備してきた尹 晶煥監督のサッカーをピッチの上で表現し、勝点3をつかみ取るだけだ。


尹 晶煥監督
たくさんの方々が開幕戦に向けて大きな期待を持っているのと同時に、新型コロナウィルスに対する不安もあると思います。期待に応えられるようにしっかりやっていきたいと思いますし、今年の日程表を見ていると、良い形で組まれているのかなとも感じています。最初の5試合しっかり結果を残すことができるのであれば、今年1年より楽になっていくのではないかと思います。
(琉球は)パスサッカーをしてくる。後ろのほうからしっかりつないでくるサッカーをしていると思います。去年成績を残した選手がいろいろ抜けたりしているようですが、サッカーの形式・やり方は変わっていません。もちろん相手も開幕戦をしっかり迎えようという気持ちでやってくるとは思うのですが、我々の選手もしっかり準備をしてきたので、お互い緊張感のある、良い試合になるんじゃないかなと思っています。

下平 匠
(琉球戦の)監督は横浜F・マリノス時代にお世話になった樋口(靖洋)監督なので、楽しみな部分もあります。琉球はつないでくるスタイルなので、引いて受けるのではなく自分たちからアクションを起こして、しっかりと無失点で抑えて勝てればいいと思っています。相手が縦パスを狙ってくる中で、自分たちの意図したところでボールを奪えれば、良い形で攻めることができると考えています。
約1ヶ月間の準備をしてきた中で、いよいよシーズンが始まります。チームとして戦術の理解度も高まっていて、あとは自分たちが思い切ってやるだけ。ワクワクしています! チームが勝つため、そして昇格するために自分たちは頑張りますので、ファン・サポーターの皆さんにはスタジアムに来て後押しをしていただきたいと思っています。

田口 泰士
僕自身もチームもいよいよ(試合が)始まるなという雰囲気になっています。シーズン最初にうまくいっていなかった部分も、試合を通してだんだんできるようになってきていますし、みんな自信を持ってやれていると思うので、しっかりそれをグラウンドで表現したいです。チームの雰囲気もいいですし、良い守備から良い攻撃につなげるという部分は良くなってきていると感じています。
(開幕戦は)42分の1の試合ではある中で、毎年思うことですけどやっぱり開幕戦ってちょっと雰囲気が違います。特別な感じがあるし、一つ勝つことによってチームが勢いづくというのもあると思います。「(試合内容が)良かったな」で終わらせるのではなく、しっかり勝点3という結果を得られるように取り組んでいきたいと思います。ちばぎんカップはめっちゃ悔しかったので、開幕戦ホームですし、しっかり勝利を見せられるように頑張ります。

クレーベ
琉球はポゼッション率を高めて相手チームを走らせ、ボールを大事にしながら攻撃につなげるチームだというイメージがあります。昨シーズンの対戦では2戦2勝だったので、良いイメージを持っています。ホームゲームは難しい試合でしたが、アウェイでは2得点を決めることができました。(その1点目は)下平選手が自分の持ち味を知ってくれていたので良いクロスを入れてくれました。もっと噛み合ってくれば、さらに良いゴールが生まれると思っています。
自分のコンディションは徐々に良くなっていますし、持ち味である決定力やシュートシーンを作るために頑張りたいです。そして前線からの守備、全体がコンパクトにプレーすること、距離感をもつことを心がけてベストを尽くします。


[過去の対戦成績]
19/04/03 千葉 1-0 琉球
19/07/31 琉球 0-2 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

2.23 (日) 14:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第1節

試合会場フクダ電子アリーナ

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