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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

今シーズン初のアウェイ戦となるリーグ再開2戦目の対戦相手は水戸ホーリーホック。
約4カ月前の開幕戦では敗れたものの大宮アルディージャと好ゲームを演じ、先週末の再開後初戦ではザスパクサツ群馬との“北関東ダービー”に快勝した強豪だ。

尹晶煥監督が率いるジェフと同様、秋葉忠宏監督が率いる水戸もこの2試合で組織的なサッカーを披露している。

基本システムは4-4-2。最終ラインを高く設定して全体をコンパクトに保ち、しっかりとパスをつないで攻撃を組み立てるポゼッション型のスタイルが特徴だ。
守備時には状況に応じて2トップの一角が下り、4-2-3-1のシステムに変形する柔軟性もある。
特徴のある選手が多く、群馬戦ではその個性を見事に発揮して3つのゴールを奪った。

攻撃陣では背番号9を背負う中山仁斗が絶好調だ。ゴール前に飛び込む動き出しは鋭く、相手最終ラインの背後を常に狙っている。
群馬戦では34分の先制点、71分の追加点と勝負を決めるゴールを記録。最前線で存在感を際立たせた。

群馬戦で2トップを組んだ奥田晃也の動きにもキレがある。
今シーズンY.S.C.C.横浜から加入したアタッカーは、両サイドの深いエリアに飛び込むフリーランニングでパスを引き出す。
特に群馬戦ではプロデビュー戦となったルーキーの松崎 快と右サイドで好連係を見せ、相手守備陣を混乱させた。

左サイドMFのベテラン・木村祐志はマイボール時には中央に入り、左サイドバックの外山凌の攻撃参加を促す。
安東 輝と山田康太のダブルボランチは技術と視野の広さがあり、攻撃の組み立て役として警戒が必要だ。

4-4-2で構えて守るジェフにとっては、相手のビルドアップに対してどのような守備をするかがポイントとなるだろう。
群馬は前からプレッシャーをかけて時折ボールを奪い、チャンスを作ったが、その反面でプレッシャーをかいくぐられてフィニッシュに持ち込まれるシーンも少なくなかった。

大宮戦で最終ラインを統率した増嶋竜也が言う。

「(勝点3を取るためには)チームとしてしっかりと守って、ワンチャンス、ツーチャンスを決めることが理想だと思っています。
次は、みんなで得点を取りに行くこと。もう少し「勝つんだ」という気持ちを出せば勝機は転がってくると思います」

尹監督は調整を続けている守備について言及した。

「良い守備をすることによってインターセプトなどが増えてくると思いますし、そうすることによって相手が簡単に(自陣に)入って来ることができないと思います。
そのためにも、まず組織的な守備が一番大事になってくると思っています。
前節で我々ができなかった攻撃的な部分や、相手のゴール前に入っていくこと、相手のゴール前にボールを入れていくこと、そういう部分をやらないといけないですし、そうすることで先制点が生まれ、それによって我々にとって有利な試合展開になると思います」

勢いを取り戻すためにも、ここで負けるわけにはいかない。敵地から勝点3を持ち帰り、白星を先行させたい。


尹晶煥監督
(水戸戦は)今シーズン初のアウェイゲームですが、簡単な試合ではないと思っています。選手たちが勝利への意欲を持って(試合に)向かうので、前の試合(大宮戦)でできなかった部分を修正しないといけないですし、まずは良いコンディションで試合に出る準備をしないといけないと考えています。
良い守備をすることによってインターセプトなどが増えてくると思いますし、そうすることによって相手が簡単に(自陣に)入って来ることができないと思います。そのためにも、まず組織的な守備が一番大事になってくると思っています。前節で我々ができなかった攻撃的な部分、相手のゴール前に入っていくこと、相手のゴール前にボールを入れていくこと、そういう部分をやらないといけないですし、そうすることで先制点が生まれ、それによって我々にとって有利な試合展開になると思います。
今節の試合で何人か選手が入れ替わるかもしれないですが、全選手が覚悟を持って、強い気持ちを持って挑まなければいけないと思っています。

増嶋 竜也
水戸は、みんなで体を張って全員で攻めて全員で守る意識が強いので、気を抜いたら最後まで潰しに来るでしょうし、攻めてくると考えます。気が抜けない相手だと思っています。(同年代であり、京都で一緒にプレーをした水戸GK松井謙弥選手とは)若いころから仲良くしているので対戦は楽しみですが、ジェフとしては“こういう風に勝つんだ”、そして”こういう風に上がっていくんだ“と、勝つことでチームの自信にしたいと思います。どんな形でもいいので勝って過密日程を乗り越えたいですね。
(勝点3を取るためには)チームとしてしっかりと守って、ワンチャンス、ツーチャンスを決めることが理想だと思っています。大宮戦は負けてしまったので正解とは言えませんが、みんなでオーガナイズして守る部分はポジティブな内容でしたし、迫力をもって1点を取りに行くことができればガラッと変わる試合だったと思っています。次は、みんなで得点を取りに行くこと。もう少し「勝つんだ」という気持ちを出せば勝機は転がってくると思います。

堀米 勇輝
(再開初戦となった前節・大宮戦は)初めての経験で、お客さんがいない状況でプレーをする難しさはありました。特に開幕のFC琉球戦は、サポーターの力も借りて勝てた勝利だったので、余計にその力を感じました。(リモートマッチは)円陣ができなかったり、通常の入場とはならなかったりと、フワっと入りやすい要素が多々あります。大宮戦では試合の入りは悪くなかったので、もう一度、そこを引き締めたいと思っています。
(水戸には)若くて非常に勢いのある選手が多いイメージがあります。そして4-4-2の布陣で全員がハードワークをし、コンパクトに戦ってくる印象です。ジェフとしては先制点が大事。そして絶対に先制点を与えないことも大事になります。あとはセットプレーが鍵になると思うので、自分がキッカーとなったときには、中にいる選手とのタイミングを合わせることを意識したいです。
再開初戦(大宮戦)で負けてしまいましたが、チーム全体のモチベーションは非常に高いですし、常日頃から競争はあるので、そこを勝ち取っていくことは変わりません。キャンプからモチベーションは高く維持できています。


[前節の布陣/水戸]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/水戸]
J2第1節 02/23 vs 大宮(H) 1●2
J2第2節 06/27 vs 群馬(A) 3○1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第1節 02/23 vs 琉球(H) 1○0
J2第2節 06/27 vs 大宮(H) 0●1


[過去の対戦成績]
17/06/17 水戸 1-3 千葉
17/09/16 千葉 2-1 水戸
18/03/04 千葉 0-0 水戸
18/08/18 水戸 1-0 千葉
19/03/17 水戸 1-1 千葉
19/09/14 千葉 2-1 水戸