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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

尹 晶煥体制になって初めての連勝がかかる重要な一戦だ。

部分的な有観客試合となるフクアリに迎えるのは、第3節終了時点で1分2敗、勝点1で20位に位置する栃木SC。まだ記憶に新しい昨シーズン最終節のリベンジとしても、何としても勝点3を手に入れたい。

田坂和昭監督が率いて2年目の栃木は、開幕前にGK塩田仁史、FW矢野貴章、FWエスクデロ競飛王とJリーグで確かな実績のあるベテラン選手を獲得。昨シーズン終盤に見せた組織的な守備をベースとしながら、状況に応じて前線から積極的にプレスを仕掛けるスタイルも見せている。

再開後の初戦となったモンテディオ山形戦では相手のビルドアップに対して前線から守備を仕掛け、ショートカウンターを試みて好機を演出。前節の東京ヴェルディ戦ではボールポゼッションを特長とする相手に対して構えて守る守備を見せ、主にロングカウンターからゴールを狙った。

山形戦は0-1で敗戦、東京V戦は1-1のドローに終わったものの、いずれの試合でも田坂監督の“カラー”ははっきりと見て取れた。ジェフはジェフのカラーをもってそれと向き合う戦術的かつ組織的な90分の中で、栃木のFW矢野やFW榊 翔太、さらにMF岩間雄大ら要所要所では特長のある個をしっかりと抑え込めるか。見どころは多い。

前節の水戸戦でフル出場した右サイドバック、田坂祐介が言う。

「相手が前線からけっこうプレスをかけてくるので、そこをどううまくかいくぐっていくかだと思います。(栃木は)けっこうラインが高いですし、そういう間を突いていくとか、スペースをうまく有効活用しながら、プレッシャーの方向をズラしていければ、こっちが主導権を取れるんじゃないかと思っています」

同じくフル出場で移籍後初ゴールを決めた山下敬大は決定力について言及した。

「前節と同様、良い守備から良い攻撃につなげるというのが一つ。あとは早いうちに先制点を奪いたいので、チャンスをモノにすること。僕たちフォワードが少ない中でもチャンスをものにして先制点を取ることは、ゲームを進めていくうえでも大事になってくると思うので、チャンスが来たらそこはしっかり決めたい」

尹 晶煥監督は改めてチームを引き締めた。

「前節(水戸戦)の勝利のおかげで選手たちのコンディションもすごく良く見えますし、試合になってから分かることもあると思いますが、良い準備をしてきたと思っています。特別なことというよりは、精神的なこと。これから3連戦に入るので、『全選手がもう少し集中しないといけない』という話をしました」

しっかり守って、しっかり点を取って、最後に勝点3を奪う。当たり前のことだが、ジェフは今、それを実行するために必要な“何か”を掴みかけている。勝利によってこそ、その自信が深まり、さらに勝点3へと近づけると指揮官が話すのだから、それを実行しない手はない。


尹晶煥監督
アウェイの(水戸との)試合をうまく終えることができたので、連勝を続けていきたいと本当に感じています。明日の天候がどうなるか分かりませんが、選手たちはもう少し集中力がいる試合になると思いますし、ホームでは絶対に勝つという考えを持つ必要があると思います。前節(水戸戦)の勝利のおかげで選手たちのコンディションもすごく良く見えますし、試合になってから分かることもあると思いますが、良い準備をしてきたと思っています。
今週はまずはコンディションの回復。それと、前回の試合(前節・水戸戦)では良かった部分とできなかった部分がありましたので、重点的にやるというよりは、まずは良かった部分というのを続けてやっていかないといけないという話はしました。特別なことというよりは、精神的なことです。これから3連戦に入るので、「全選手がもう少し集中しないといけない」という話をしました。
(次の対戦相手・栃木は)すべての選手たちがパワフルな、運動量が多いチームだと思いますし、そういう部分において大きな印象を受けました。(ジェフは)今、すべての選手が本当に高い意識でやってくれているし、(前節で水戸に)勝ったということで、もっと良い雰囲気で発展できると思っています。

田坂 祐介
勝つことが一番大事だと思いますし、内容云々はあると思いますが、内容が悪い試合でも勝つということが、昇格のためには大事です。その積み重ねが最終的な順位につながってくると思いますし、そこは尹さんも大事にしているところです。そういう意味でも、前節(水戸に)勝ったことによって、チームの雰囲気は今すごく良いです。まだホームで再開後勝てていないので、そこでの勝利に向けて「みんなで一体感を持ってやっていこう」という話はしています。
(サイドバックとしての自分の強みは)前線の選手をうまく走らせて使うことだったり、相手がプレッシャーをかけてきたところをかわして、前にクサビをつけたりすることが強みだと思っています。そこはどんどん出していきたいですし、良い形でどれだけ前線の選手に預けられるかというのを意識しています。
(栃木戦の)ポイントは、相手が前線からけっこうプレスをかけてくるので、そこをどううまくかいくぐっていくかだと思います。(栃木は)けっこうラインが高いですし、そういう間を突いていくとか、スペースをうまく有効活用しながら、プレッシャーの方向をズラしていければ、こっちが主導権を取れるんじゃないかと思っています。

山下 敬大
(前節・水戸戦の自身移籍後初ゴールは)良い時間帯に良いゴールが生まれたので、ゲーム展開的にも非常に良かったと思います。良い攻撃に行くために、まずはしっかり守備からというのを全体で意識してやっています。フォワードだから走らなくていい、守備しなくていいってわけではないので、しっかり全力を尽くしたいです。90分もたせるというよりは自分が限界まで走って、交代も今は5人までできるので、そこは気にせず、やれていると思います。
サブにもメンバー外にも素晴らしい選手がたくさんいる中で、僕がスタメンで使われている意味は、守備のところが大きいんじゃないかと自分としても思っています。あとはしっかりとポストプレーやクロスに入っている強さが求められていると思うので、そういうところを細部にこだわってやり続けないといけないと思っています。
(栃木戦の)ポイントとしては、前節と同様、良い守備から良い攻撃につなげるというのが一つ。あとは早いうちに先制点を奪いたいので、チャンスをモノにすること。僕たちフォワードが少ない中でもチャンスをものにして先制点を取ることは、ゲームを進めていくうえでも大事になってくると思うので、チャンスが来たらそこはしっかり決めたいと思っています。


[前節の布陣/栃木]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/栃木]
J2第1節 02/23 vs 長崎(A) 0●1
J2第2節 06/27 vs 山形(A) 0●1
J2第3節 07/05 vs 東京V(H) 1△1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第1節 02/23 vs 琉球(H) 1○0
J2第2節 06/27 vs 大宮(H) 0●1
J2第3節 07/04 vs 水戸(A) 3○0


[過去の対戦成績]
15/03/21 栃木 1-1 千葉
15/09/23 千葉 2-0 栃木
18/06/30 栃木 0-1 千葉
18/11/17 千葉 0-0 栃木
19/06/09 栃木 0-0 千葉
19/11/24 千葉 0-1 栃木
TICKET INFOこの試合のチケット情報

7.11 (土) 19:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第4節

試合会場フクダ電子アリーナ

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