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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

ヴァンフォーレ甲府とのアウェイ戦に敗れたジェフは12位に順位を下げた。順位表を見て一喜一憂する時期ではないが、その時点における立ち位置を把握し、それと向き合うことは大切な作業だ。

甲府戦直後のフラッシュインタビューで、尹 晶煥監督は言った。

「とても惜しい試合だったが、これが今の我々の実力」

甲府戦のジェフは、前半45分間は素晴らしいパフォーマンスを示した。チャンスを何度も作った。しかしゴールを奪うことができず、「集中して入ろう!」と声を掛け合って臨んだ後半開始直後に大事な先制点を奪われた。ようやく相手ゴールネットを揺らすことができたのは試合終盤で、すでに2点のビハインドを負っていたため勝点を手に入れることができなかった。

内容に結果が伴わない。集中力こそが大事であると理解していながら、集中力の欠如によって失点してしまう。それが「今の実力」であると指揮官は言う。

もっとも、だからといってネガティブな空気を充満させる必要はない。

「うまくいかなかった時こそ肯定的に考えることが大切であり、そういう声をかけるように意識しています。今日(28日)もとても意欲的に、活気あるトレーニングをすることができました。確かに連敗はしていますが、それほど悲観するような状況ではないと思っています」

中3日で迎える次のゲームは、モンテディオ山形とのアウェイ戦となる。

第7節終了時点で1勝4分2敗の山形は、現在18位。リーグ再開後は初戦となったホームの栃木SC戦に1-0で勝利したものの、その後は4分1敗と勝利がない。

それでも、再開後、3失点を喫した第5節ザスパクサツ群馬戦以外はいずれも「1失点以下」と守備の堅さを示しており、それが4つのドローにつながっている大きな要因だ。ジェフと同様に得点力に課題を残しているものの、3-4-2-1を基本システムとする布陣には相手の攻撃をきっちりと跳ね返す力強さがある。

安田理大が言う。

「守備は堅く、攻撃に関してはダイナミックというかアグレッシブに来るイメージがあります。状況はジェフと似ているので、何とかここで一つ勝ちたいと思っているはずです。連戦なので、気持ち的な部分でも目の前の相手に負けないように、残り1歩、そして数センチの部分で相手に勝るようなプレーをしたい」

甲府戦と同様、試合展開としてはボール主導権をジェフが握る可能性は高い。数日前に露呈した決定力不足をいかに解消し、最も大事な先制点を奪って“ジェフの形”に持ち込めるか。そこが大きなポイントとなることは間違いない。

勝利によって手にすることができる“自信”を手に入れたいと、米倉恒貴は言う。

「アウェイや連戦に関係なく、昇格するためにも勝点を積み上げなければいけません。自分たちは連勝できるチャンスを落としているので、まずは安定した戦いをし、チームとして『これは絶対揺るがない』という部分を出していきたいと思います」

連敗を脱出してホーム・フクアリに帰ることができるか。序盤戦における大きな正念場だ。


尹晶煥監督
前の試合(甲府戦)で2連敗となってしまいましたが、(先に)失点したということでもったいなかったなと思いますし、今のチーム力では追いついたり逆転したりというところまではいきませんでした。だからこそ序盤、前半に失点してはならないと思いますし、もっと本当に集中力が必要だなと感じました。前半の試合内容自体は悪くなかったですし、継続して90分間そういうプレーを続けていかないといけないと思います。連敗を早く断ち切らないといけません。選手たちは肉体的にも精神的にもしっかり休んで次の試合に向けて準備をしてくれているので、次の試合(山形戦)、なんとしても連敗を断ち切れるように努力したいと思います。
いま、連敗はしてはいますが、本当に意欲的に活気をもってトレーニングできたので、そんなに悲観するような状況ではないと思っています。この3連戦は、ある程度(メンバーを)固定する必要があると思っています。もちろんユナパに残る選手の状態も把握していますが、ある程度チームとして固定していかないといけない時期だと思いますし、そういうタイミングだと思っています。

安田 理大
前節・甲府戦は今までと違い、自分たちがボールを持つ時間が長くセカンドボールも拾えたことでクロスから良い攻撃もできました。ただチャンスを作れていながら最後に決められなかったことは課題です。相手が引いたことでボールを持てた部分もありますが、試合では相手の出方や展開も変わってきます。前半は良かったと思うので、あの形を毎試合作って主導権を握りたいと考えます。
(山形の印象は)守備は堅く、攻撃に関してはダイナミックというかアグレッシブに来るイメージがあります。状況はジェフと似ているので、何とかここで一つ勝ちたいと思っているはずです。連戦なので、気持ち的な部分でも目の前の相手に負けないように、残り1歩、そして数センチの部分で相手に勝るようなプレーをしたいですね。チームとしても、これ以上は落とせません。「まだ行ける」とか「仕方ない。もっと前を向いて行こう」と言っているあいだにリーグ戦は終わってしまいます。1日1日を無駄にせずにやっていきます。

米倉 恒貴
アウェイや連戦に関係なく、昇格するためにも勝点を積み上げなければいけません。自分たちは連勝できるチャンスを落としているので、まずは安定した戦いをし、チームとして「これは絶対揺るがない」という部分を出していきたいと思います。
前節の甲府戦に関しては相手が引いていたので、自分たちがボールを持つことができる形になりました。前々節の東京V戦のようにボールを保持するチームに対しては、逆にもっと前に行くことが大事でした。試合の中で、ここは行ったほうがいいのか、それとも行かないほうがいいのか、ピッチに立つ選手が考えて、しっかりと判断をしていきたいと考えます。
(山形は)攻守で連動をする良いチームだと思っています。自分たちがそれをどう崩すかが重要です。ジェフの特長はサイド攻撃です。クロスへの入り方もそうですが、ボールを待つのではなく誰かが潰れ役になったり、ゴールを取るために誰かが犠牲になったりしなければ、結果は出ません。自分が(山形戦に)出場するのであれば、シュートやクロスでも仲間を助けるプレーをしたいと思っています。


[前節の布陣/山形]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/山形]
J2第3節 07/04 vs 町田(A) 0△0
J2第4節 07/11 vs 水戸(H) 1△1
J2第5節 07/15 vs 群馬(H) 2●3
J2第6節 07/19 vs 新潟(A) 1△1
J2第7節 07/25 vs 東京V(A) 0△0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第3節 07/04 vs 水戸(A) 3○0
J2第4節 07/11 vs 栃木(H) 0●1
J2第5節 07/15 vs 金沢(A) 2○0
J2第6節 07/18 vs 東京V(H) 1●2
J2第7節 07/25 vs 甲府(A) 1●2


[過去の対戦成績]
17/03/04 千葉 1-1 山形
17/08/20 山形 2-2 千葉
18/06/10 山形 2-1 千葉
18/10/14 千葉 2-1 山形
19/05/12 山形 3-1 千葉
19/10/06 千葉 1-4 山形
TICKET INFOこの試合のチケット情報

7.29 (水) 19:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第8節

試合会場NDソフトスタジアム山形

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