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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

2連勝中と勢いに乗る真夏の5連戦、その3戦目はアウェイのジュビロ磐田戦に乗り込む。

松本山雅FCをフクアリに迎えた前節は、ほぼ申し分のないパフォーマンスだった。相手を見極めて冷静に試合をスタートさせ、狙いどおりの展開から早い時間帯に先制点。前半のうちに追加点を奪って優位に立つと、ピッチに立つ11人をしっかりとオーガナイズし後半にセットプレーから追加点を奪った。

田口泰士が言う。

「リーグ戦再開後ホームで勝てていなかったので、松本戦に勝てたのはすごく大きいことです。厳しい5連戦の頭2つを取れたことでチームに勢いが出ますし、残りの3連戦に対して前向きになれます」

5勝1分5敗と星を五分に戻したジェフは、勝点を「16」に伸ばして10位に浮上した。少しずつ積み上げてきた“自分たちの戦い方”に確信を持つためにも、この磐田戦と、さらに次に待ち構える首位V・ファーレン長崎との連戦が大きな意味を持つと尹 晶煥監督は言う。

「今回のジュビロ磐田戦が本当に大事になってくると思います。なぜかというと、磐田戦が終わって、移動をして、また中2日(アウェイ・長崎戦)というところになってくるので。試合結果を良いほうに持ってくることが次につながるので、明日の試合は重要な分岐点になる」

磐田も好調だ。ジェフと2差の勝点18だが、最近5試合は2勝2分1敗と白星が先行。J2リーグでは屈指の戦力を誇るチームは徐々に結果を残し始めており、もちろんジェフにとっては難敵となる。ここまでの戦い方を見るとジェフと同様にターンオーバーを採用する試合もあるが、やはり選手層は厚く、誰がピッチに立っても遜色ないパフォーマンスを見せている。

両チームの力関係について、尹監督は「少しの差は確実にある」と表現した。

「(磐田の)個人個人の能力は、言うことないくらい飛び抜けている選手が多いです。違うチームも含めて、そういう選手を相手に少し怖がる場合もあるかもしれません。なぜかというと、ずっと続けてJ1にいたチームなので、少しの差は確実にあると思います。ただそれを、我々が組織的にチームとして戦っていかなければいけません」

もっとも、田口と同様に昨シーズンまで磐田でプレーした川又堅碁は、今のジェフの“チーム力”に対する自信を示した。

「メンバーが入れ替わってもしっかり勝ち切れるということは、チーム力が上がっている証拠。連戦ではチーム力が問われますが、今はそれがうまくいっていると思っています。チーム戦術を忠実に取り組んでいることが良い距離間を生み出してもいますし、誰が出ても、そのポジションでプレーできていることが状態の良さを示している」

3連勝を懸けて臨むビッグゲームは、指揮官の言うとおり、今シーズンにおける「重要な分岐点」になる可能性が高い。たとえ戦力比較で相手に分があるとしても、ジェフはジェフらしく、組織の力で上回り、なんとしても勝点3を手に入れて長崎に向かいたい。


尹晶煥監督
すごくタイトな日程の3試合目に入りますが、強敵を次々と相手にしなければいけません。明日の試合のためにしっかり準備はしています。良い雰囲気も作っていますが、しっかりハードワークしなければいけないと思っています。選手たちもしっかり意欲的に準備してくれていると思っています。もちろん強い相手ではありますが、怖がらずやることができれば、勝算は十分にあると思っています。そのための準備をしっかりしています。
今回のジュビロ磐田戦が本当に大事になってくると思います。なぜかというと、磐田戦が終わって、移動をして、また中2日(アウェイ・長崎戦)というところになってくるので。試合結果を良いほうに持ってくることが次につながるので、明日の試合は重要な分岐点になると思います。
(磐田の)個人個人の能力は、言うことないくらい飛び抜けている選手が多いです。違うチームも含めて、そういう選手を相手に少し怖がる場合もあるかもしれません。なぜかというと、ずっと続けてJ1にいたチームなので、少しの差は確実にあると思います。ただそれを、我々が組織的にチームとして戦っていかなければいけません。それしかないんじゃないかなという風に思っています。

田口泰士
結果としてつなげられた2連勝だったと思います。リーグ戦再開後ホームで勝てていなかったので、松本戦に勝てたのはすごく大きいことです。厳しい5連戦の頭2つを取れたことでチームに勢いが出ますし、残りの3連戦に対して前向きになれます。どの相手にもリスペクトをしていますが、“自分たちの方が強い、出来る”という気持ちが大事だと思っているので、それをピッチで表現して自信をもって臨みたいと思っています。前節の勝利をムダにしないためにも、磐田戦は大事になるので強い気持ちで挑みます。
(ボランチのコンビについては)選手個々で特長はあります。トレーニングの中でその特長をつかんでいるので、試合の時に“どういうプレーをしたいか”など、味方を見ながらプレーをしています。相手が前に行きたいのであれば、自分は残ってバランスを取ることを意識しています。
(古巣となる磐田には)知っている選手も多くて楽しみです。ボールを動かすことに長け、攻守両面で質の高い選手がそろっていますが、それに臆することなくしっかりと戦いたいですし、勝てば順位もひっくり返せるので、勝点3を奪って帰ってくることをチーム全員で成し遂げたいと思います。

川又堅碁
メンバーが入れ替わってもしっかり勝ち切れるということは、チーム力が上がっている証拠。連戦ではチーム力が問われますが、今はそれがうまくいっていると思っています。また、トレーニングからしっかりとやれていることが試合につながっています。チーム戦術を忠実に取り組んでいることが良い距離間を生み出してもいますし、誰が出ても、そのポジションでプレーできていることが状態の良さを示していると考えます。
磐田は、まとまりのあるチームだと感じます。個人としては最近得点を取っていないので貪欲にゴールを狙っていきたいですし、ゴールを決めるのは一瞬の出来事なので、そのタイミングについては映像を見て研究しています。またチームメイトとは、クロスのタイミングや顔を上げた瞬間の間接視野で自分を見てくれたときの動き出しなど、お互いのタイミングを擦り合わせていますし、試合の中でも話し合っています。毎試合気合いを入れて臨んでいるので、次が古巣戦になるとはいえそこまで特別に意識はしていませんが、去年まで所属していたチームなので対戦を楽しみにしています。


[前節の布陣/磐田]


[前節の布陣/ジェフ]


[最近5試合の戦績/磐田]
J2第07節 07/25 vs 徳島(H) 0●2
J2第08節 07/29 vs 琉球(A) 2△2
J2第09節 08/02 vs 愛媛(A) 2○1
J2第10節 08/08 vs 松本(H) 2○1
J2第11節 08/12 vs 大宮(A) 2△2

[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第07節 07/25 vs 甲府(A) 1●2
J2第08節 07/29 vs 山形(A) 0△0
J2第09節 08/02 vs 群馬(H) 1●2
J2第10節 08/09 vs 町田(A) 2○0
J2第11節 08/12 vs 松本(H) 3○0

[過去の対戦成績]
11/11/16 磐田 0-1 千葉(天皇杯3回戦)
14/04/29 磐田 2-0 千葉
14/11/01 千葉 2-2 磐田
15/04/26 千葉 0-2 磐田
15/07/18 磐田 1-0 千葉