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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

最高の状態で迎える5連戦の4試合目、首位に立つV・ファーレン長崎とのビッグゲームだ。尹 晶煥監督が言う。

「我々は今3連勝していて、選手たちの『何かをしてやろう』、『成し遂げてやろう』という意識は目に見えるように変わったと思います。試合に最初から出る選手もそうですし、交代で出る選手もそういう気持ちが見えるので、良い雰囲気でできている」

中1日での移動を強いられる厳しいアウェイの連戦だが、チームにはポジティブな雰囲気が漂っている。3連勝という結果がもたらす影響はやはり大きく、この流れを続けたいとするチームの意欲も確かに見える。そんな中で迎える首位との対戦だからこそ、期待感も大きい。

中断期間を含めて開幕4連勝と好スタートを切った長崎は、リーグ再開後も着実に勝点を積み上げ、第12節終了時点で8勝2分2敗、勝点26で首位に立っている。

今シーズン開幕前に加入したFW富樫敬真、MFルアン、DFフレイレ、GK高木和徹ら十分な経験と実績を誇る選手たちの存在感はもちろんだが、手倉森誠監督が率いて2年目の長崎は、何よりチームとしての粘り強さや勝負強さを特徴としている。爆発的な得点力を誇示しているがわけではないが守備が堅く、第10節の徳島ヴォルティス戦で初めて黒星を喫するまで、ほとんどの試合で1点差の勝利をモノにしてきた。8月に入ってからの4試合は1勝1分2敗と一時の勢いは下降気味にあるものの、すでに結果を残して大きな自信を手にしているチームだ。

もっとも、ジェフの状態も右肩上がりであることは間違いない。3連勝したここ3試合と、1つの勝利も挙げられなかったそれ以前の4試合について、尹監督はその違いをこう説明した。
「守備のポジショニング、セットプレーでの立ち位置、セカンドボールへの反応、ディフェンスに対する全体の意識、そういう細かいところがすべて少しずつよくなってきました。この5連戦の2試合目にはセットプレーからゴールを奪うことができましたし、勝利したことでセットプレーの重要性がわかりました。最も大事なことは、そうした戦い方を忍耐強く徹底すること。その部分に関しては選手がよく理解していると思います」

とりわけ守備の安定感には、選手たちも自信を口にしている。岡野洵が言う。

「チーム全体で守備をしてオーガナイズできています。一人ひとり集中力をもっていれば、絶対に失点せずに勝てる自信があります。誰と組んでもチームでやろうとすることが意識できていますし、連勝につながっています。勝てば勝つほど良い雰囲気につながるので、さらに連勝をのばしていきたい」

対戦する長崎について、高橋壱晟は次のように意気込みを話した。

「前線に強い選手がいる印象を持っています。そこをしっかりと跳ね返したい。相手は首位チームですが、僕たちも波に乗っていますし、チームには守備の基準があるので、そこから良い攻撃をし、カウンターやセットプレーで得点が取れれば勝てる自信があります」

この酷暑の中の連戦におけるコンディション調整の難しさから、「自信は半々」と苦笑いしたが、着実な上積みを続けてきた自負はある。最高の形で5連戦を締めくくるためにも、勝点3をフクアリに持ち帰りたい。


尹晶煥監督
我々は今3連勝していて、選手たちの「何かをしてやろう」、「成し遂げてやろう」という意識は目に見えるように変わったと思います。試合に最初から出る選手もそうですし、交代で出る選手もそういう気持ちが見えるので、良い雰囲気でできていると見ています。
ただすごくタイトな日程で、中1日で移動しなければなりません。そういう状況を選手たちも認識しないといけないし、この経験をうまく勝ち抜くことができるのであれば、次からはもっとスムーズに勝ち抜けると思います。明日の相手(長崎)もすごく強い相手ですし、お互い難しい日程の中で試合をするので、全員が集中して戦う状況にならなければいけないと思っています。いま良い雰囲気を作っていますので、これを続けていくためには勝利が必要になってきますし、選手たちがそういう意欲を見せてくれているので、期待はしています。アウェイではありますが、良い結果を持ってこられるように最善を尽くします。

岡野 洵
尹監督のやりたいことがチームに浸透してきていますし、一人ひとり“チームのために”という気持ちがすごく強いので、それが結果に出ているのは良い傾向だと思っています。チームとして守備的に戦う部分で、自分はラインコントロールとスライドを徹底していますし、それぞれに役割があるので誰が出場してもうまくいっていると思います。
(12試合中6試合無失点については)ディフェンスが頑張っているというよりは、チーム全体で守備をしてオーガナイズできています。一人ひとり集中力をもっていれば、絶対に失点せずに勝てる自信があります。センターバックとしてはボランチの選手を動かすことが多いので、中央がブレなければ失点はしないと考えます。誰と組んでもチームでやろうとすることが意識できていますし、連勝につながっています。勝てば勝つほど良い雰囲気につながるので、さらに連勝をのばしていきたいです。
長崎は首位のチームなので、絶対に負けられません。ただ、相手よりも自分たちのサッカーをすることが大事です。ここまで自分たちのサッカーができた試合は勝てているので、そこはブレずに自分たちのやるべきことと、目の前のプレーを一生懸命にやって勝ちたいと思っています。

高橋 壱晟
3連勝している中で、守備面で自信がついています。我慢強い守備ができていることが一番で、うまくいかずに失点をすることもありますが、それを引きずらずに得点を取るために全員でカウンター攻撃を仕掛けて走ることもできています。総力戦となれば僕たちは強いと思っていますし、誰が代わっても、その代わりに入ったメンバーが奮起してプレーをしています。
個人として、これまで試合に絡めない中でも、サッカーのことを考えて基礎的な部分から見つめ直してきました。尹監督から言われるのは守備面での基本的なことが多いのですが、それがうまくできるようになってきたことで、少しずつ試合に出場できていると思っています。またチームメイトも個々で特長は違ってそれぞれに良いところがあり、トレーニングでのマッチアップは自分にとっては身に付くものとなっています。
(長崎には)前線に強い選手がいる印象を持っています。そこをしっかりと跳ね返したいです。相手は首位チームですが、僕たちも波に乗っていますし、チームには守備の基準があるので、そこから良い攻撃をし、カウンターやセットプレーで得点が取れれば勝てる自信があります。チーム全員で戦いたいと思っています。


[前節の布陣/長崎]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/長崎]
J2第08節 07/29 vs 山口(A) 2○1
J2第09節 08/02 vs 東京V(H) 0△0
J2第10節 08/08 vs 徳島(A) 1●3
J2第11節 08/12 vs 群馬(H) 3○1
J2第12節 08/16 vs 山形(A) 0●1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第08節 07/29 vs 山形(A) 0△0
J2第09節 08/02 vs 群馬(H) 1●2
J2第10節 08/09 vs 町田(A) 2○0
J2第11節 08/12 vs 松本(H) 3○0
J2第12節 08/16 vs 磐田(A) 2○1


[過去の対戦成績]
16/05/28 長崎 1-1 千葉
16/10/30 千葉 0-0 長崎
17/05/13 千葉 5-0 長崎
17/09/24 長崎 2-1 千葉
19/06/02 千葉 1-4 長崎
19/10/12 長崎 0-2 千葉

TICKET INFOこの試合のチケット情報

8.19 (水) 19:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第13節

試合会場トランスコスモススタジアム長崎

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