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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

真夏の5連戦、そのラストは本拠地フクアリに徳島ヴォルティスを迎える。

徳島は好調だ。第13節終了時点で7勝3分3敗と白星が先行しており、首位と5ポイント差の勝点24で3位につけている。スペイン人のリカルド ロドリゲス監督が率いて4年目のチームは、4位に躍進した昨シーズンにも増して確固たるスタイルを築いている印象だ。どのチームを相手にしてもポゼッションスタイルを崩さず、攻守の切り替えも速い。間違いなく、リーグ屈指の強豪と言えるだろう。

その印象について、尹 晶煥監督は次のように話した上で「十分に対応できる」と口にした。

「4年という歳月をかけてチームを作ってきているので、すごく堅固ですし、選手たちの組織的な姿が目立っているという印象です。ただ私たちはまだまだ日は浅いですが、十分にそれに対応できると思っています。ボールを持っている時間は多くはないとは思うのですが、我々ができる最大限、見せられるものを見せたい」

戦前の予想どおり、守備をベースとするジェフとしては、ボール支配率を相手に譲る展開となるだろう。最終ラインからテンポよくパスをつないでビルドアップを図る相手に対し、ジェフは前線からうまく追い込み、パスコースを限定して追い込む守備を仕掛けてボールを奪いたい。できるだけ高いエリアでボールを引っ掛ければ、即座にカウンターに転じてチャンスを作ることもできる。

ただし、前節のV・ファーレン長崎戦で喫した1失点目のようなミスからの失点は避けなければならない。攻守の切り替えが速い徳島は、ジェフがボールを奪った瞬間を狙ってプレスを仕掛けてくるはず。それをかいくぐるメンタル的な冷静さも求められる。つまり、中盤で連続して起きるセカンドボールの奪い合いが、主導権争いを左右する大きな要因となりそうだ。

前節、約1カ月ぶりの戦線復帰を果たした堀米勇輝が言う。

「(徳島は)後ろから丁寧にビルドアップをしてくるチームで、全員が共通して相手を引き出してスペースをあけ、そこを使ってくるイメージがあります。自分が出場した時には、しっかりとチームのベースである守備から入ることと、奪ってからのカウンターで出て行くこと、そしてチャンスを仕留められるようなプレーをしたいと思います」

センターバックとして最も長い時間ピッチに立っているチャン ミンギュは、最終ラインの役割についてその「安定感」を強調した。

「前線に最大限の力をかけるためにはラインを上げることが重要になります。センターバックの選手がコントロールしながら、全員が(ラインの)上げ下げを共有していますし、それをピッチで表現することができていると思います」

J2リーグはこの先も5連戦が続くが、勝利が先行しているこの“シリーズ”のラストゲームはやはり勝利で締めくくりたい。間違いなく強い相手だが、スタイルの違う両者の対決はここ数年いつも白熱した好ゲームとなっている印象だ。昨シーズンは2試合ともドローに終わったが、3試合ぶりに戻るフクアリで、なんとしても勝点3を手に入れたい。


尹晶煥監督
チームとして良い雰囲気だったのですが、(前節)長崎に負けたことで少し落ちてしまった部分はあります。ただ、違う選手たちもしっかり準備をしてくれていますし、もう一度立ち上がっていこうという選手たちの強い意思を感じています。(徳島戦は)最初の5連戦の最後の締めの試合ですし、この5連戦をしっかり乗り越えることができれば、次からの5連戦ももっと楽にすすめていけると思うので、そのためにも5連戦の締めとなる明日の試合は本当に重要になってくると思います。
(徳島は)4年という歳月をかけてチームを作ってきているので、すごく堅固ですし、選手たちの組織的な姿が目立っているという印象です。ただ私たちはまだまだ日は浅いですが、十分にそれに対応できると思っています。ボールを持っている時間は多くはないとは思うのですが、我々ができる最大限、見せられるものを見せていかないといけないと思っています。90分間集中する姿を見せることができれば勝てると思っていますし、選手たちもそういう部分に関しては少しずつ理解をしてくれているので、しっかり準備ができれば良い結果がついてくると思っています。

チャン ミンギュ
過密日程で厳しい暑さも続いていますが、こういう時ほど集中力を落としてはいけないと思っています。個人としての手応えは悪くはないと思っていますが、まだまだ皆さんに見せたいプレーがたくさんあります。例えばマスさん(増嶋竜也)のように、チ―ムの勝利につながるゴールを決めることです。
最終ラインの作り方に関しては、試合をフィードバックしていますし、チームとしてうまくいっていない時や、しっかりゲーム運びができていない時は、ラインが下がり引き過ぎてしまっています。前線に最大限の力をかけるためにはラインを上げることが重要になります。センターバックの選手がコントロールしながら、全員が(ラインの)上げ下げを共有していますし、それをピッチで表現することができていると思います。個人としても、ラインを上げて高い位置からボールを持つことでゲーム運びがうまくいき、結果につながってきていると感じます。
(徳島戦に向けては)相手は試合の中でポジションを頻繁に変えてくるので、チーム全体で話し合いながら守っていかなければいけないと思っています。

堀米 勇輝
リーグ戦再開後、なかなかコンディションが上がらず出遅れてしまいましたが、自分はここからがスタートだと思って、結果を残し、上がっていくだけだと思っています。前節の長崎戦に関しては得点が欲しかったのですが、次に生かせるようにやっていきたいです。
(徳島は)後ろから丁寧にビルドアップをしてくるチームで、全員が共通して相手を引き出してスペースをあけ、そこを使ってくるイメージがあります。自分が出場した時には、しっかりとチームのベースである守備から入ることと、奪ってからのカウンターで出て行くこと、そしてチャンスを仕留められるようなプレーをしたいと思います。(ドリブルを生かすためには)奪った瞬間にボールが自分のところに入るかどうかで、ドリブルで運べるかが決まります。その前の段階で適確なポジションを取ってカウンターに備えることが大事だと思っていますし、下がり過ぎずに自分のポジションを見つけることも必要です。徳島がボールを持つ時間が長くなるかもしれませんが、しっかりと耐えて少ないチャンスで仕留められるようにしたいです。


[前節の布陣/徳島]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/徳島]
J2第09節 08/02 vs 山形(H) 1○0
J2第10節 08/08 vs 長崎(H) 3○1
J2第11節 08/12 vs 町田(A) 1○0
J2第12節 08/16 vs 甲府(A) 1△1
J2第13節 08/19 vs 岡山(H) 0△0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第09節 08/02 vs 群馬(H) 1●2
J2第10節 08/09 vs 町田(A) 2○0
J2第11節 08/12 vs 松本(H) 3○0
J2第12節 08/16 vs 磐田(A) 2○1
J2第13節 08/19 vs 長崎(A) 0●2


[過去の対戦成績]
17/04/29 千葉 2-0 徳島
17/08/05 徳島 0-1 千葉
18/03/17 徳島 4-1 千葉
18/11/04 千葉 2-0 徳島
19/07/07 徳島 1-1 千葉
19/09/22 千葉 1-1 徳島
TICKET INFOこの試合のチケット情報

8.23 (日) 19:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第14節

試合会場フクダ電子アリーナ

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