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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

きっかけさえ作れれば、このイヤな流れを変えることができる。そんな期待感があるからこそ、ズルズルと黒星を積み重ねてきたここ数試合が惜しく、悔しい。

サポーターへのメッセージを求めると、尹晶煥監督は言った。

「良い結果を見せられていないのが一番申し訳ないのですが、今は少し我慢強く待っていてほしい。僕も落ち込むことがありますが、自分なりには強いと思っているので、これを何とか乗り越えていきたいなと思っていますし、選手のことも引っ張らないといけないなと思っています。いつかは良い結果を見せられるようになると思いますし、見せられるように頑張ります」

第18節終了時点で16位。J1昇格を目指す上で無視することができない首位との勝点差は「18」。6試合勝利なしという厳しい状況だが、「良い結果」を諦めるわけにはいかない。この日も尹監督は、自らの日本語で取材に対応し、前向きな言葉を発し続けた。

5連戦の第2クール最終戦、その相手は愛媛FC。第18節終了時点で20位と下位にいるが、最近5試合は2勝1分2敗と着実に勝点を積み重ねている。ジェフにとっては、昨シーズンのホーム戦では前半に2点のリードを奪いながら後半まさかの3失点で逆転負けを喫した因縁の相手だ。リベンジしなければならない。

今シーズンの愛媛の特徴は、最終ラインと中盤でしっかりとパスをつなごうとするポゼッションスタイルだ。相手のビルドアップに対して“ボールの奪いどころ”をうまく設定できていないジェフにとっては、ここのところ数試合で浮き彫りになった課題に対する修正力が問われる一戦となる。愛媛の中盤には横谷 繁や森谷賢太郎、さらに山瀬功治とボール扱いに優れたベテラン選手が顔を並べており、彼らの仕掛ける攻撃に対して理想的なボール奪取からのカウンターを仕掛けたい。

工藤浩平は言う。

「愛媛は監督がずっと同じで戦術が浸透していて、しっかりボールを大事にしながらという印象が強いです。そういう相手に3バックだったり4バックだったり、相手によって戦い方を考えなきゃいけないのももちろんですが、まずは一瞬一瞬のプレーに集中したいです。今はこういう状況なので、しっかり勝つことしかないと思っています。内容どうこうよりも、(試合に)出る選手、遠征に行く選手全員が勝つことだけに集中してプレーできればと思います」

守備の課題について、尹監督はこう話した。

「日によってコンディションが結構変わってしまっています。それと前から行きたいけど中盤がついていけない、行くときと行かない時の試合の運び方、それをみんなで共有することが大事。みんながキツかったら1回待つことも大事なのですが、前は力があるから行く、後ろはちょっときついから下げるといった差が試合中に結構あったので、それをみんながうまく共有すればもっと良くなるんじゃないかなと思っています」

相手の崩し方ではなく、あくまで自分たちの問題。シーズン開幕前のキャンプから積み上げてきたサッカーを、同じレベルで発揮できるチームにならなければならない。勝って持ち帰る勝点3をきっかけとして、この流れを何としても変えたい。その気運は、チーム全体に満ちている。


尹晶煥監督
5連戦の中で今あまり良い結果を出せずにズルズルきてしまっていて、選手たちの気持ちも少し落ち込んでしまっているのですが、早く心の気持ちの切り替えをして、次の愛媛戦からまた何かのきっかけを作っていきたいなと思います。選手たちも何とか頑張ろうという姿も見せてくれていますし、それがうまく試合結果につながるように、しっかり準備して戦って帰ってくるようにしたいです。明日の結果は分かりませんが、選手たちが切り替えて、気持ちを見せてくれれば、それでプラスになるんじゃないかなと思います。
サポーターの皆さんに良い結果を見せられていないのが一番申し訳ないのですが、今は少し我慢強く待っていてほしいですね。僕も結構落ち込むこともありますけど、自分なりには強いと思っているので、これを何とか乗り越えていきたいなと思っていますし、選手のこともそういう風にして引っ張らないといけないなと思っています。いつかは良い結果を見せられるようになると思いますし、見せられるように頑張ります。よろしくお願いします。

本村 武揚
今シーズン初めて出た(第13節の)長崎戦では守備に追われることが多く、前に行けなかったので、それを改善して(第17節の)京都戦に挑めたのは良かったです。ただ後半の押し込む場面で、攻撃のところで消極的なところがあったので、そこを積極的にやっていければ、もっと試合に絡めるのではと思っています。今のジェフのサッカーはセットしてからの守備が多く、前と後ろの共通理解が試合の中で乱れる場面があり、そこでシュートまでもっていかれてしまっています。そこは後ろの4枚や中心選手がしゃべって合わせていければ、もっとチームとしてまとまって守れるのではと思います。
(試合に向けては)相手あってのサッカーです。相手をまずリスペクトして、チームのために自分がやれることをしっかりやりたいです。うまい選手ではないので、気持ちの部分や、声をしっかり発信して、貢献できればと思います。同期であるトモ(見木友哉)や、試合に絡んでいる(岡野)洵、(高橋)壱晟、そういった若手が試合に出ていると、自分も置いていかれないようにと頑張っています。トレーニングで誰よりも声を出す、戦うというところをしっかり見せて、それを継続すれば、尹さんも使ってくれるのではと思っています。

工藤 浩平
(第17節・京都戦でJ2通算300試合出場を達成して)これからも1試合1試合、大事に、自分らしくやっていきたいなと思います。(2トップのポジションは)基本的に(山下)敬大や(川又)堅碁、クレーベといった、背が高くて体の張れる選手がやるポジションを、今年(自分が)出るときはそこでプレーしています。自分らしく、相手の嫌なところで(ボールを)受けて、前と後ろのつなぎ役となることを意識しています。負けている状況も多く、今シーズンは途中出場も多いので、“守備から”という意識はしています。
(愛媛は)監督がずっと同じで戦術が浸透していて、しっかりボールを大事にしながらという印象が強いです。そういう相手に3バックだったり4バックだったり、相手によって戦い方を考えなきゃいけないのももちろんですが、まずは一瞬一瞬のプレーに集中したいです。今はこういう状況なので、しっかり勝つことしかないと思っています。内容どうこうよりも、(試合に)出る選手、遠征に行く選手全員が勝つことだけに集中してプレーできればと思います。


[前節の布陣/愛媛]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/愛媛]
J2第14節 08/22 vs 大宮(H) 2○1
J2第15節 08/29 vs 水戸(A) 0△0
J2第16節 09/02 vs 町田(H) 1●2
J2第17節 09/05 vs 東京V(A) 1○0
J2第18節 09/09 vs 北九州(H) 0●1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第14節 08/23 vs 徳島(H) 1●2
J2第15節 08/29 vs 北九州(A) 2●3
J2第16節 09/02 vs 福岡(H) 2△2
J2第17節 09/05 vs 京都(A) 0●2
J2第18節 09/09 vs 新潟(H) 1●3


[過去の対戦成績]
17/05/27 千葉 4-2 愛媛
17/07/29 愛媛 1-0 千葉
18/06/16 千葉 2-1 愛媛
18/09/29 愛媛 1-0 千葉
19/02/24 愛媛 0-0 千葉
19/08/10 千葉 2-3 愛媛
TICKET INFOこの試合のチケット情報

9.12 (土) 19:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第19節

試合会場ニンジニアスタジアム

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