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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

激動の2020シーズンJ2リーグは、前半戦を折り返して今節から後半戦に突入する。

前半戦を終えてのジェフの戦績は8勝2分11敗。勝点26で14位。今シーズンの自動昇格ラインである2位徳島ヴォルティスとの勝点差が「17」と大きく開いていることを考えれば、厳しい状況に直面していることは間違いない。仕切り直して後半戦の巻き返しを図るためにも、その初戦となるこの琉球戦が持つ意味は大きい。過密日程の難しい戦いが続いているが、なんとしても敵地から勝点を持ち帰りたいところだ。

尹 晶煥監督が言う。

「ちょうど(前節の山口戦で)シーズン半分が終わって、(ここまで)良い結果は出せていないのですが、(次の琉球戦はシーズン)後半のはじめの試合なので、気持ちを切り替えて戦うしかないなと思っています。アウェイですが、勝点1でも取ってこられるように集中して頑張りたいなと思います」

6勝5分10敗で勝点23、ジェフとは3ポイントさの18位につけているFC琉球は、ここ数試合で一気にギアを上げている印象だ。第14節から第17節まで4連敗を喫しながら、その後の4試合では3勝1敗と好調。第18節の大宮アルディージャ戦は5得点、第20節の水戸ホーリーホック戦は3得点、そして前節の松本山雅FC戦は6得点と攻撃陣が爆発しており、持ち前のパスサッカーに破壊力が上乗せされている。

ここ3試合のスタメンはすべて同じ顔ぶれであるためどのような布陣で臨んでくるか読めないところだが、中でも、4-2-3-1システムのトップ下のポジションに位置する小泉佳穂、右サイドの風間宏矢、そして1トップを張る阿部拓馬には警戒が必要だ。フィニッシュを託されている阿部は、最近6試合で4得点と絶好調。アグレッシブなフリーランニングでチャンスを作る小泉も最近4試合で3得点、風間も同じく4試合で3得点と結果を残している。最終ラインからパスをつなぐポゼッションスタイルを特徴とするチームだけに、フィニッシュワークの精度が上がってくると怖い。

その印象について、尹監督が言う。

「琉球はいま調子が上向いてきているので、そこをうまくどれくらい耐えられるか、そこの問題じゃないかなと思いますね。攻撃サッカー、パスサッカーをしてくるチームで、今ウチがなかなか守備もうまくできていないところもあるので、そこをどれくらい修正できて、うまく先に点を取って、うまく守れるか。そういうところじゃないかなと思います」

開幕戦でも体感したそのスタイルについて、田口も「すごくいいチーム」と話した。

「ボールをしっかりと握って攻めてくる。開幕戦もほぼほぼ相手の時間帯だったと思いますが、そこから僕たちも成長しなければいけません。向こうも連勝して勢いづいてきていると思うので、ただ受けるだけの守備だけではなくて、自分たちからしっかり奪いにいくところを出して、良い攻撃につなげてゴールを奪いたいと思っています」

前節のレノファ山口FC戦はあまりにも惜しく、不甲斐ない敗戦だった。指揮官がいつも口にしているとおり今のジェフには調子の“波”があるが、シーズン後半戦に入ってもそれを続けているようでは巻き返すことはできない。

シーズンはまだ半分。あきらめるわけにはいかない。再浮上のきっかけとする勝点3を、沖縄の地から持ち帰りたい。


尹晶煥監督
ちょうど(前節の山口戦で)シーズン半分が終わって、(ここまで)良い結果は出せていないのですが、(次の琉球戦はシーズン)後半のはじめの試合なので、気持ちを切り替えて戦うしかないなと思っています。アウェイですが、勝点1でも取ってこられるように集中して頑張りたいなと思います。
琉球はいま調子が上向いてきているので、そこをうまくどれくらい耐えられるか、そこの問題じゃないかなと思いますね。攻撃サッカー、パスサッカーをしてくるチームで、今ウチがなかなか守備もうまくできていないところもあるので、そこをどれくらい修正できて、うまく先に点を取って、うまく守れるか。そういうところじゃないかなと思います。日によって選手たちのコンディションが本当に分からないし、(連戦ということもあり)完全な体で戦えている選手もなかなかいません。それは他のチームもそうだと思うんですけど、そういう意味ではやはり一番は、メンタリティー、精神力とか闘志とかが必要になってくると思います。

田口 泰士
(リーグ前半戦を振り返ると)もちろん満足していないですし、勝点を失い過ぎている印象ですね。自分たちの目標を達成するために、「こういう結果でいいのか」というのを一人ひとりが自覚して、今週からの後半戦につなげていかなければいけないと思います。
(琉球は)すごく良いチームだと思いますし、ボールをしっかりと握って攻めてくる。開幕戦もほぼほぼ相手の時間帯だったと思いますが、そこから僕たちも成長しなければいけません。向こうも連勝して勢いづいてきていると思うので、ただ受けるだけの守備だけではなくて、自分たちからしっかり奪いにいくところを出して、良い攻撃につなげてゴールを奪いたいと思っています。ああいう相手は勢いづくと大量得点を奪えるチームなので、そういうことは絶対にさせたくないですし、先制点はカギになってくると思います。向こうもシーズン同じ相手に2敗したくない気持ちがあると思うので、その気持ちの面でも上回って戦うことが大事だと思います。

矢田 旭
(前半戦は)全然満足できる結果ではありませんでした。負けている試合数がすごく多くて、その負けている試合を振り返ると、負けなくていい試合で負けていることがありました。それを引き分けにするだけでもすごく変わると思うし、勝ちにまでもっていければ、必然的に順位は上がると思います。チームとして良くなってきている手ごたえはあるから、後半戦はその部分をもっと大事にしながらやっていきたいです。
琉球の印象としては攻撃的なチームで、後ろからしっかりとつないでくるし、ビルドアップの流れがすごくスムーズで良い形でシュートまで持っていく。チームとしてやりたい攻撃が共有できて、なおかつそれがうまくいっている手強い相手だと思います。僕らとしては先制点が大事になってくるし、早い時間に点が取れれば相手も焦りが出てくるでしょう。心理的なところも影響してくると思うので、先制点が取れるかどうか。ここ最近は早い時間に先制点を取れて勝っていました。前節は取れなくて負けてしまったのですが、そういう展開にならないうちに点を取りたいと思っています。


[前節の布陣/琉球]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/琉球]
J2第17節 09/06 vs 町田(A) 2●4
J2第18節 09/09 vs 大宮(H) 5○0
J2第19節 09/13 vs 京都(A) 0●1
J2第20節 09/19 vs 水戸(H) 3○2
J2第21節 09/23 vs 松本(A) 6○1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第17節 09/05 vs 京都(A) 0●2
J2第18節 09/09 vs 新潟(H) 1●3
J2第19節 09/12 vs 愛媛(A) 2○0
J2第20節 09/19 vs 岡山(H) 2○1
J2第21節 09/23 vs 山口(H) 1●2


[過去の対戦成績]
19/04/03 千葉 1-0 琉球
19/07/31 琉球 0-2 千葉
20/02/23 千葉 1-0 琉球