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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

1週間の調整期間を経て、ジェフは今シーズン4度目となる5連戦に挑む。

今回のクールの相手は水戸ホーリーホック(H)、大宮アルディージャ(A)、FC町田ゼルビア(H)、ツエーゲン金沢(H)、そしてアビスパ福岡(A)の5チーム。第24節終了時点においては町田がジェフと同勝点で1つ下の15位、それ以外の4チームはいずれもジェフより上位につける難しい相手との連戦だ。ここで1つでも多くの勝利を手にして勢いに乗りたい。

現在12位につける水戸は、最近5試合で2勝1分2敗と五分の戦績。もっとも第21節では上位争いを演じるギラヴァンツ北九州を相手に3-0と完勝するなどチーム状態はいい。前節はファジアーノ岡山と対戦し、スコアレスドロ—。しかし前半はアグレッシブな攻撃の姿勢を見せて相手を押し込み、秋葉忠宏監督も「見ていて面白かったし、今日は勝ってやるんだ、J1へ行くんだというメンタリティーを感じた」と話した。「まるで別のチームになってしまった」という後半は迫力を欠いたが、チームとしての勢いが噛み合っている時間帯のチームは相手に大きな脅威を与える。

中でも警戒すべきは、9得点を記録している山口一真、8得点の中山仁斗、7得点のアレフ ピットブルという破壊力ある攻撃陣だ。最近2試合でスタメン出場しているのは中山と山口だが、局面打開のカンフル剤として途中投入されるアレフ ピットブルも怖い存在。ポゼッションスタイルの中盤から繰り出されるラストパスを阻止するためにも、コンパクトな組織を形成してしっかりとプレスをかけたい。

尹 晶煥監督が言う。

「J2はどこのチームも、守備をしっかりしながら攻撃では(高い)カウンターの精度とか、けっこう良い攻撃の形で点を取れるようなチームなので、自分たちもしっかり守備をしながら、攻めるときはしっかりボールを保持しながらやらないといけないと思います。相手の前の攻撃は、速い選手、キープ力がある選手、ボールを出せる選手といろいろいるので、そこを気にしながら戦わないといけない」

スタメン出場が続いている鳥海晃司は相手攻撃陣を警戒した。

「前線に得点を取っている強力フォワードが2〜3人いるので、そういうところをしっかり僕たちが抑えればチームは絶対に良いほうに向かうと思いますし、ホームなので一体感をもって勝てるようにしていきたいです」

船山貴之は“動きの少なさ”を指摘した。

「“出して、動く”が少ないと思っているので、全体的に動かないといけません。固定のポジションではなくて、それを崩してでも入っていく基礎的なところを全員が意識しないといけないと思います」

第22節のFC琉球戦では理想的な試合運びで競り勝ち、続く京都サンガF.C.戦ではゴールこそ奪えなかったものの守備面で確かな手応えを感じたジェフにとって、前節、ほとんどいいところなく完封負けを喫したザスパクサツ群馬戦はあまりにも手痛かった。指揮官がいつも指摘しているとおり「波のあるチーム」というネガティブな特徴はまだ消せていないことが気がかりだが、状況を好転させるきっかけは“勝利”にしかない。

予想される悪天候の中で、勝利に対する強い“気持ち”を示すことができるか。そして、それを勝利という結果に直結させることができるか。今シーズンのジェフにとって、とても大事な一戦だ。


尹晶煥監督
明日(の水戸戦)からまた5連戦が始まるので、この1週間は(身体の)回復をテーマにして、しっかり休みながら攻撃のほうを中心にやってきています。明日は天気が大雨になりそうで、そこも予測しながら準備をきちんとしてきているので、5連戦の初戦をしっかり勝てるように頑張りたいなと思います。J2はどこのチームも、守備をしっかりしながら攻撃では(高い)カウンターの精度とか、けっこう良い攻撃の形で点を取れるようなチームなので、自分たちもしっかり守備をしながら、攻めるときはしっかりボールを保持しながらやらないといけないと思います。相手の前の攻撃は、速い選手、キープ力がある選手、ボールを出せる選手といろいろいるので、そこを気にしながら戦わないといけないなと思っています。
明日は大雨(の予報)ということで、ミスを減らすことがより大事だと思っています。自陣のところでミスを減らさないといけないし、守備のところをもっと意識してやらないといけません。ただ最近失点はしているけど、良くはなってきているので、それを続けてやることが大事になるかなと思います。

船山 貴之
(攻撃については)ボールを持っているときにみんなが動かないとボールは回らないし、怖いところにもボールが入っていかないと思うので、もっと動きは必要だと思います。 “出して、動く”が少ないと思っているので、全体的に動かないといけません。固定のポジションではなくて、それを崩してでも入っていく基礎的なところを全員が意識しないといけないと思います。悪いときにはロングボールだけになってしまう展開が多いので、そこでボールを大事につなぐことももっと必要です。(自身がここ最近プレーしている)サイドハーフはポジションニングが大事なので、そこからどれだけボールに強くいけるかが大事ですし、ボランチとの関係性も大事だと思います。
(水戸は)しっかりボールをつないでくるチームだと思うので、そのぶんショートカウンターが生きるのかなと思っています。ボールを取れるところでちゃんとしっかり取って、球際のところでつぶせたら、チャンスは多くウチに転がってくると思います。

鳥海晃司
個人的に、試合に出続けることで「成長できているな」と感じられるところはありますが、今は結果がついてきていないのでもっと勝ちたいですし、そういう“勝ち”というところを貪欲に目指しています。後ろからしゃべってあげることでチームは楽になるので、そういうところでリーダー(シップ)というか、声をかけてチームを鼓舞させたり集中させたりすることは、できてきたと思います。
(水戸は)前線に得点を取っている強力フォワードが2~3人いるので、そういうところをしっかり僕たちが抑えればチームは絶対に良いほうに向かうと思いますし、ホームなので一体感をもって勝てるようにしていきたいです。5連戦の最初がホームで始まるので、そのホームで絶対に勝ちたいですし、水戸戦は5連戦をやっていくなかで勢いに乗るような、そういう(きっかけの)試合にしたいです。1試合を通して集中し続けて、しゃべって、失点をしなければ勝てると思うので、軽く失点しないということを意識してやりたいです。


[前節の布陣/水戸]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/水戸]
J2第20節 09/19 vs 琉球(A) 2●3
J2第21節 09/23 vs 北九州(A) 3○0
J2第22節 09/27 vs 群馬(H) 3○1
J2第23節 09/30 vs 大宮(A) 1●2
J2第24節 10/04 vs 岡山(H) 0△0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第20節 09/19 vs 岡山(H) 2○1
J2第21節 09/23 vs 山口(H) 1●2
J2第22節 09/27 vs 琉球(A) 1○0
J2第23節 09/30 vs 京都(H) 0△0
J2第24節 10/04 vs 群馬(A) 0●1


[過去の対戦成績]
18/03/04 千葉 0-0 水戸
18/08/18 水戸 1-0 千葉
19/03/17 水戸 1-1 千葉
19/09/14 千葉 2-1 水戸
20/07/04 水戸 0-3 千葉

TICKET INFOこの試合のチケット情報

10.10 (土) 15:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第25節

試合会場フクダ電子アリーナ

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