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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果

シーズンはラスト13試合。3分の1を切り、いよいよ終盤戦に突入する。

第29節終了時点で10勝5分14敗のジェフは、勝点35で17位。もっとも中位の勝点差は肉薄しており、勝点41で8位につけるジュビロ磐田との実質的な差が“2ゲーム”しかないことを考えれば、ここからの13試合で着実にポイントを積み重ね、1つずつ順位を上げていくことが大切だ。チームは再び過密スケジュールの5連戦に挑まなければならないが、チーム一丸となって1つでも多くの勝利、1ポイントでも多くの勝点を積み上げたい。

その初戦となるファジアーノ岡山とのアウェイゲームは、1点を争う難しいゲームとなりそうだ。岡山の勝点は「37」とわずか2ポイント差だが、最近6試合負けなしと絶好調。東京ヴェルディと大宮アルディージャに競り勝ち、水戸ホーリーホックと徳島ヴォルティス、アルビレックス新潟、さらに前節はツエーゲン金沢ともドローを演じてじわじわと勝点を積み上げてきた。大宮戦こそ複数失点を喫しているものの、その他5試合の失点数はいずれも「1以下」。ジェフと同じく4-4-2のブロックを形成する守備は、その完成度を高めつつあるようだ。

尹 晶煥監督が言う。

「いま6試合負けなしで来ているので、それくらいベースのところを意識してやっているなという感じがしています。攻撃はそんなにいっぱい(決定機を)作るわけではないですが、点を決めるべきところでしっかり決めていて、そこで“負けない”試合運びをしています」

堅守の中核を担うのは、ここまで27試合に出場しているCBの濱田水輝と、全29試合に出場しているGKのポープ ウィリアムだ。濱田は長身を生かした空中戦の強さと、的確なラインコントロールでチーム全体をコンパクトに統率する。守護神ポープ ウィリアムは守備範囲が広く、最終ラインの裏に抜けたボールへの処理もうまい。ここのところスタメン出場の機会を増やしているベテランDF田中裕介もチームに安定感をもたらしている。

やはり「先制点」が勝敗を左右する大きなポイントとなりそうだ。新井章太が言う。

「岡山は守備が良いチームで、1点を取られたら面倒。先制点を与えないことが大事だと思うし、その中で焦れずにやることも大事。先制点を取るのは大変ですが、取れればウチも乗れると思うので、全員で取りに行く気持ちを前面に出してやっていきたいと思います。相手の攻撃の選手で19番の上門(知樹)選手は本当に気を付けなければいけないところだし、あの選手に自由にやらせてしまったら厄介」

その言葉のとおり、岡山の攻撃陣では特に上門知樹を警戒したい。ここまで4得点とフィニッシュに絡む機会はそれほど多くないが、左サイドを主戦場としながら、裏へのフリーランニング、ドリブルでの仕掛け、精度の高いパスなど武器は多い。ジェフの右サイドで主導権を握ることは、攻守両面で大きな意味を持つ。

チャン ミンギュは、アビスパ福岡戦で喫した4試合ぶりの失点を悔やみながら、チームとしての手応えについて口にした。

「試合をやればやるほど共通意識・理解が高まって、それが無失点として表れていたと思います。前回の試合(福岡戦)で1失点したことを経験として踏まえて、また強固な守備を築いていかなければと思います」

今、ジェフに求められるのは“結果”だ。敵地でのゲームとはいえ、集中力の高いゲームで勝点3をつかみ取り、ホームに戻りたい。


尹晶煥監督
久しぶりに1週間の時間(試合間隔)がありました。休み(疲労)は完全に取れてはいないのですが、この1週間は良い時間になっていると思います。岡山戦だけじゃなくて、この5連戦をどういうメンバーでいくかというのを考えています。まず岡山戦、アウェイゲームからしっかり戦っていきたいと思っています。
(岡山は)いま6試合負けなしで来ているので、それくらいベースのところを意識してやっているなという感じがしています。攻撃はそんなにいっぱい(決定機を)作るわけではないですが、点を決めるべきところでしっかり決めていて、そこで“負けない”試合運びをしています。(ジェフとしては)まずは守備のところを意識してやることになると思いますが、(得点の)チャンスがあったときに決めることが、大事になります。
先制点を決めることで試合の流れも変わってくるので、チャンスがあったときに決めるというのは、すごく大事なことだと思います。(ジェフと岡山の一戦は)お互い守備を中心にして試合をしているチームなので、セットプレーとかで点を取れれば、一番良いパターンになると思います。しかしそのためには、積極的に攻撃をしなければいけません。

新井 章太
(岡山は)守備が良いチームで、1点を取られたら面倒。(前節対戦した)福岡のように堅い守備が売りのチームなので、先制点を与えないことが大事だと思うし、その中で焦れずにやることも大事。先制点を取るのは大変ですが、取れればウチも乗れると思うので、全員で取りに行く気持ちを前面に出してやっていきたいと思います。相手の攻撃の選手で19番の上門(知樹)選手は本当に気を付けなければいけないところだし、あの選手に自由にやらせてしまったら厄介だと思っています。
攻撃は硬くなっているというか、少しでもミスしたら嫌だなという気持ちが強いと思うので、そういう気持ちをなくしてチャレンジすることが大事だと思っています。試合中に自分たちが相手にやられて嫌だと思うことや、面倒くさいと思われるプレーを仕掛けるべきだと思うので、それを共有してやっていかなければいけません。自分が手助けできるポイントはそれほどないかもしれませんが、ロングボールを良い形でつなげればこっちの強みにもなると思うので、しっかり良いボールを蹴ってあげて、(チームメイトが)セカンドボールを拾って、シュートで終われることが良いかなと思います。

チャン ミンギュ
(前節・福岡戦は)先制点を食らったことで、自分たちで試合を難しくしてしまいました。流れが良いチーム、勝っているチームの“守り方”というものの差を感じました。(立ち上がりの時間帯に)相手に慣れるという部分で難しさがあったりとか、対応の部分で後手に回ってしまったところがあると思います。
(岡山の印象として)一番にあるのは、前にいる選手の裏への抜け出し。速い選手がいるので、その部分を第一優先に考えて神経をつかっていきたいと思います。(福岡戦の失点場面は)まずサイドでの対応が良くなかったですし、視野を奪われるというか、目線が変わった状況になったときにボールウォッチャーになってしまって、マークを確認できなかった。そこが修正ポイントであり、課題です。チームとしては共通意識をするために話し合いもしましたし、個人個人で中でのマークを確認することを、しっかり徹底したいと思います。
(試合を)やればやるほど共通意識・理解が高まって、それが(ここ最近の試合で増えていた)無失点として表れていたと思います。前回の試合(福岡戦)で1失点したことを経験として踏まえて、また強固な守備を築いていかなければと思います。


[前節の布陣/岡山]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/岡山]
J2第25節 10/11 vs 東京V(A) 1○0
J2第26節 10/14 vs 徳島(H) 1△1
J2第27節 10/18 vs 大宮(H) 3○2
J2第28節 10/21 vs 新潟(A) 1△1
J2第29節 10/24 vs 金沢(A) 0△0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第25節 10/10 vs 水戸(H) 1●5
J2第26節 10/14 vs 大宮(A) 0△0
J2第27節 10/17 vs 町田(H) 0△0
J2第28節 10/21 vs 金沢(H) 2○0
J2第29節 10/25 vs 福岡(A) 0●1


[過去の対戦成績]
18/05/03 千葉 1-0 岡山
18/09/09 岡山 0-2 千葉
19/04/14 千葉 0-0 岡山
19/07/03 千葉 0-3 岡山(天皇杯2回戦)
19/09/29 岡山 0-0 千葉
20/09/19 千葉 2-1 岡山
TICKET INFOこの試合のチケット情報

11.1 (日) 14:00 KICKOFF 2020明治安田生命J2リーグ 第30節

試合会場シティライトスタジアム

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