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2020 SEASON MATCHES試合日程・結果
今シーズンのJ2リーグは残り9試合。この最終盤戦について尹 晶煥監督は「ベースを固めなければならない時期」と位置づけた。
前節の松本山雅FC戦は、ジェフにとって今シーズン初となる逆転勝利だった。主導権を握っていた時間帯の失点に気落ちすることなく、すぐにゴールを奪い返して同点。その勢いを弱めることなくセットプレーから逆転ゴールを奪い、後半立ち上がりのイヤな時間帯に再び同点とされながらも、最後の最後にチーム一丸となって決勝点をもぎ取った。
1得点1アシストで存在感を示した堀米勇輝、土壇場の決勝ゴールを演出した途中出場の見木友哉や川又堅碁はもちろんだが、何よりピッチに立つ選手全員が「原点回帰」のハードワークをしっかりと体現し、最後まで走り抜いて勝点3を引き寄せた。この試合の勝因は、まさにそこにあった。指揮官が言う。
「選手たちの雰囲気は結構良くなっていると感じています。(自分も)嬉しいことは嬉しいんですけど、ただ不安もあります。次(の試合が)どういう風になるのかがすごく不安です」
もちろん、たった1つの勝利でこれまでチームが抱えていた課題がすべて解消されたわけではない。“会心の勝利”はこれまでにいくつかあったし、尹監督が「これを続ければ」と手応えを口にした試合もいくつもあった。しかし、チームのパフォーマンスは常に不安定で、手応えを積み重ねて新たしい力に変えることができなかった。その不安は、今もある。
アウェイゲームの連戦となる今節の相手は、第33節終了時点で5位と上位争いを演じているアルビレックス新潟だ。最近7試合負けなしと好調が続く新潟は、“リーグ後半戦”で見てもわずか1敗と着実に勝点を積み重ねてきた。前半戦終了時点で9位だった順位は5位にまで浮上。昇格圏内である2位アビスパ福岡との差は12ポイントと離れているが、もちろん可能性は残っている。
9月9日に行われた第18節の前回対戦では、終始主導権を握られて完敗を喫した。ジェフの特徴である組織的な守備が、最終ラインで数的優位を作る相手のビルドアップにことごとくハマらなかった試合だった。尹監督が振り返る。
「中盤でうまく連動せずにやられた気がするし、そこからまたサイドにチェンジされて、サイドから仕掛けられて負けた場面がけっこう多かったので、そういうところは選手たちも意識していると思うし、そういう話はしています」
もちろん2カ月以上の時間が経過しているから、必要以上に前回対戦を気にする必要はない。堀米勇輝が言う。
「選手も入れ替わっていると思いますし、(前回対戦時とは)違うチームだと思うので、(ジェフとしては)現在の新潟の状況を見て、自分たちが分析をした点を頭に入れて、現在の新潟に勝つために必要なことを自分たちでやっていきたい」
松本戦でヒーローになった川又は、いつもどおりの力強い口調で言った。
「(新潟は)現在、負けていないし、前線には個で打開できる選手が多くて勢いのあるチームだと思います。(新井)章太が『全勝しよう』と言っていたので、それ目指して頑張りたいと思います」
1年の時間をかけて模索してきた“ベース”を強固にする上で、このゲームは内容も結果も大事だ。好調のチームからアウェイで勝点3を奪い、また一歩、大きく前に踏み出したい。
尹晶煥監督
(前節の松本戦で)今年初めて逆転勝利をしたので、選手たちの雰囲気は結構良くなっていると感じています。(自分も)嬉しいことは嬉しいんですけど、ただ不安もあります。次(の試合が)どういう風になるのかがすごく不安です。ですが逆転勝利したことで選手たちの雰囲気も良くなっているので、次の試合につながるようにもっていきたいなと思っています。
(新潟とのホームでの対戦では)中盤でうまく連動せずにやられた気がするし、そこからまたサイドにチェンジされて、サイドから仕掛けられて負けた場面がけっこう多かったので、そういうところは選手たちも意識していると思うし、そういう話はしています。試合になってみないと選手のコンディションがどうなるか分かりませんが、そういう分析はして話はしているので、明日選手たちがどういう気持ちで戦うかがすごく大事になると思います。(自分自身は)ホームでやられたのでやり返したい気持ちが強いです。新潟もけが人が多いという話は聞いていますが、それは関係なく、自分たちのプレーをもう一度出せればいい結果につながるんじゃないかなと思います。そのためにはハードワークして冷静に戦わなくてはいけないと思います。
堀米勇輝
前々節(山形戦)は1-5という敗戦でしたが、「過去は戻ってこないので、松本戦に向けて自分たちがやれることをもう一度整理して、チームとしても個人としも原点に戻ってやっていこう」と監督から話があったので、(前節・松本戦に向けては)過去を引きずるのではなく、良い方向にもっていくことを意識していました。(勝利は)正直、嬉しかったですけど、まだまだこれからというか、こんな現状で満足していられないという気持ちの方が強いです。
(新潟の印象は)前回対戦は前(9月の第18節)なので選手も入れ替わっていると思いますし、(前回対戦時とは)違うチームだと思うので、(ジェフとしては)現在の新潟の状況を見て、自分たちが分析をした点を頭に入れて、現在の新潟に勝つために必要なことを自分たちでやっていきたいと思います。
(残り試合に向けては)まず目の前の1試合1試合を大事に大切に戦っていくというのと、勝つという感覚を忘れないこと。続けて勝っていくのがチームの成長になると思うので、みんなで声を掛けながらポジティブな方へしっかりと舵を切れるように、まとまってやっていきたいと思います。
川又堅碁
(前節・松本戦のゴールを振り返ると)みんながゴールに迫ってくれて、クロスが上がったときも自分の前と後ろに入ってくれたおかげで、自分のところが1対1になったので。1対1になれたら決められますね。(18試合出場6得点だが)俺的にはもっと欲しいですね。(割合としては)3試合に1得点は取れていますけど、俺自身は少ないと思います。(終盤戦に向けて)得点を二桁に乗せることと、あとはチームが残り9試合全勝をする。その意気込みでやっていきたいですね。
守備に重心を置いているぶん、(前へ)出て行く力が少なくなっていると感じますけど、その中で前に出て行かないと。攻撃面はもの足りないと思われがちですけど、その中でも結果を残していかなければいけません。(チームの調子の波については)リズムが良いときは良いサッカーをしていて、そこで点を取ればというところもあったので、その1回で仕留めればチームは乗ると思っています。
(新潟は)現在、負けていないし、前線には個で打開できる選手が多くて勢いのあるチームだと思います。(新井)章太が「全勝しよう」と言っていたので、それ目指して頑張りたいと思います。
[最近5試合の戦績/新潟]
J2第29節 10/25 vs 徳島(A) 0△0
J2第30節 11/01 vs 東京V(H) 2△2
J2第31節 11/04 vs 山形(A) 2○1
J2第32節 11/08 vs 北九州(H) 1○0
J2第33節 11/11 vs 磐田(A) 1△1
[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第29節 10/25 vs 福岡(A) 0●1
J2第30節 11/01 vs 岡山(A) 2●3
J2第31節 11/04 vs 愛媛(H) 1△1
J2第32節 11/08 vs 山形(H) 1●5
J2第33節 11/11 vs 松本(A) 3○2
[過去の対戦成績]
2018/05/12 千葉 1-2 新潟
2018/07/29 新潟 1-2 千葉
2019/03/03 千葉 1-4 新潟
2019/09/07 新潟 2-1 千葉
2020/09/09 千葉 1-3 新潟
TICKET INFOこの試合のチケット情報
11.15
(日)
14:00 KICKOFF
第34節
試合会場デンカビッグスワンスタジアム
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