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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

今シーズン初のアウェイ連戦。京都サンガF.C.との初戦を落としたジェフは、再び敵地での対戦となるツエーゲン金沢戦に臨む。

金沢は今、J2リーグで最も勢いのあるチームの1つだ。

V・ファーレン長崎との開幕戦は接戦の末1-2で敗れたものの、その後は1度も土をつけられることなく第6節終了時点で4勝1分1敗。勝点13を記録し、いまだ黒星のないアルビレックス新潟、FC琉球に続く3位につけている。しかも、第4節は東京ヴェルディに4-2、第5節はSC相模原に2-1、第6節はFC町田ゼルビアに1-0と3連勝中で、チーム状態は右肩上がりの成長曲線を描いている。

「選手も何人か入れ替わっていて、去年よりもっと強いチームになっているなと感じます」

尹 晶煥監督がそう話したとおり、開幕前に補強した多くの即戦力が期待どおりのパフォーマンスを示している印象だ。

湘南ベルマーレから加入したGK後藤雅明は新守護神として6試合にフル出場。ガンバ大阪から加入した右サイドバックの松田 陸、新潟から期限付き移籍で加入した左サイドバックの渡邊泰基、さらに長崎から期限付き移籍で加入した庄司朋乃也はいずれも6試合にスタメン出場しており、大幅に入れ替わった最終ラインを支えている。

中盤では大宮アルディージャから期限付き移籍で加入した嶋田慎太郎が存在感を示し、最前線では愛媛FCから加入した丹羽詩温と横浜FCから加入した瀬沼優司が定位置を確保。2人で5得点と気を吐き、ソリッドな組織サッカーのフィニッシャーとしてきっちりと仕事をこなしている。

相手のスタイルに対する尹監督の見立てはこうだ。

「フォワードが裏を抜ける動きが多くて、そこにまずロングボールを入れて、セカンドボールを拾ったり、もしくは相手が来なかったら中盤の選手がつないで外をうまく使ったりとか、そういう風に攻撃に参加することが多いと思っています」

新金沢を指揮する柳下正明の下でプレーしたことがあるキャプテンの鈴木大輔は、相手の「ハードワーク」を警戒した。

「柳下正明監督のもとでプレーしたことがあります。アグレッシブなサッカーをして、攻守両面でよく走る。全員がハードワークするからこそ得点が多い。そして球際の部分で強いサッカーを表現していると思っています。ショートカウンターからチャンスを作るのが多いチームなので、自分たちのボールになったとき、相手のショートカウンターへの対応が大事になってくると思います」

琉球と京都に連敗を喫して勝点を積み上げられていないジェフは、第6節終了時点で“J3降格圏”である21位に位置。順位に一喜一憂する時期ではないとはいえ、勝利という結果を残して1つずつ順位を上げなければ、J1昇格という目標達成は見えてこない。琉球戦、京都戦とも相手と互角に渡り合っており、少しずつだが着実に“自分たちのスタイル”を積み上げている実感もある。だからこそ、その手応えを確信に変える結果が必要だ。

京都戦でピッチに戻ってきた新井章太が言う。

「一人ひとりの集中力が大事になってくるので、水を漏らさないように後ろの選手は守らなければいけません。攻撃面ではボールを奪い返す場面が良くなっているので、良いところは継続しながら、反省すべき点は反省をして、今週は良いトレーニングができたと思います」

鈴木大輔や新井が先頭に立つチームの雰囲気は明るく、ポジティブなモチベーションとともにトレーニングに望めていることは間違いない。難敵から勝点3を奪って、3試合ぶりのフクアリに戻りたい。


尹晶煥監督
(金沢は)選手も何人か入れ替わっていて、去年よりもっと強いチームになっているなと感じます。フォワードが裏を抜ける動きが多くて、そこにまずロングボールを入れて、セカンドボールを拾ったり、もしくは相手が来なかったら中盤の選手がつないで外をうまく使ったりとか、そういう風に攻撃に参加することが多いと思っています。
(自分たちの)やることをしっかりやる。90分集中してしっかり戦うことが常にできれば良い結果につながると思うし、少ないチャンスをどれくらい決め切ることができるか。あとは選手たちが最後まで守り切るという自信があれば、勝点は取れると思います。いま自信がなくなっていると感じるところもあるかもしれませんが、選手は自信をなくさずに、お互い助け合って、自信を持って戦ってほしいなと思います。 いま結果はついてきていないのですが、選手たちはあきらめずに1試合1試合戦っています。勝点3を取るために必死に戦います。僕自身だけでなくて選手もそう思っているので、頑張って戦って勝点3を持って帰って来られるようにしたいと思います。

新井章太
(前節・京都戦を振り返ると)失点の場面しかピンチはありませんでした。自分たちが作り出してしまったピンチで点を取られてしまったので、そこは改善していかなければいけない部分です。一人ひとりの集中力が大事になってくるので、水を漏らさないように後ろの選手は守らなければいけません。攻撃面ではボールを奪い返す場面が良くなっているので、良いところは継続しながら、反省すべき点は反省をして、今週は良いトレーニングができたと思います。
(金沢を含めて)現在、上位にいるチームは勢いがあると思います。前線に速い選手がいるなど、そういうチームだと思います。アグレッシブに行くことで危ない場面を作られる機会は少なくなると思うので、相手の対策をしつつ、相手がやりたいことを自分たちがやれば相手は嫌なはず。それを心掛けていこうとトレーニングしてきました。前回の試合もそうですが、自分たちのリズムを崩してしまいましたし、声を出して集中力を切らさないための準備をキーパーからしていきたいです。一人ひとりが集中力と強い気持ちをもって臨むことが大事だと思っています。

鈴木大輔
この状況に一喜一憂することなく、自分たちが積み重ねていることを自信もってやれば結果はついてくると思うので、チームメイトには「自信をもってやっていこう」と話をしていますし、監督もそう言っています。トレーニングの雰囲気もポジティブなものだと感じています。
自分は(現在金沢を率いる)柳下正明監督のもとでプレーしたことがあります。アグレッシブなサッカーをして、攻守両面でよく走る。全員がハードワークするからこそ得点が多い。そして球際の部分で強いサッカーを表現していると思っています。ショートカウンターからチャンスを作るのが多いチームなので、自分たちのボールになったとき、相手のショートカウンターへの対応が大事になってくると思います。 プロになって地元での試合をするは初めてだと思います。金沢でサッカーを始めて、サッカー選手として育ちました。いま金沢出身のサッカー選手は少ないと思いますが、自分にとって思い入れのある土地で試合ができるのは幸せなことですし、多くのサッカー少年に自分がプレーしているのを見てもらえたら嬉しいです。お世話になった人たちに見せられるチャンスがあるということも嬉しいので、思い入れのある一戦になります。


[前節の布陣/金沢]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/金沢]
J2第2節 03/07 vs 岡山(A) 1○0
J2第3節 03/14 vs 北九州(H) 1△1
J2第4節 03/20 vs 東京V(A) 4○2
J2第5節 03/28 vs 相模原(H) 2○1
J2第6節 04/04 vs 町田(A) 1○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第2節 03/07 vs 愛媛(A) 1△1
J2第3節 03/14 vs 秋田(H) 0●2
J2第4節 03/21 vs 松本(A) 1○0
J2第5節 03/27 vs 琉球(H) 1●2
J2第1節 04/04 vs 京都(A) 1●2


[過去の対戦成績]
18/04/08 金沢 1-3 千葉
18/07/15 千葉 3-4 金沢
19/04/07 金沢 1-0 千葉
19/11/03 千葉 2-1 金沢
20/07/15 金沢 0-2 千葉
20/10/21 千葉 2-0 金沢
TICKET INFOこの試合のチケット情報

4.11 (日) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第7節

試合会場石川県西部緑地公園陸上競技場

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