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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

今シーズン初の連勝に再び挑む重要な一戦だ。

前節、アウェイのツエーゲン金沢戦に1-0で勝利したジェフの戦績は、2勝2分3敗。勝点を「8」に伸ばして順位を上げた。第7節を消化したJ2リーグはまだまだ混戦模様だが、昇格争いを視界に捉えるために着実に順位を上げたい。そのために、「連勝」が必要であることは言うまでもない。

この試合の重要性について、尹晶煥監督が言う。

「(栃木SC戦からの)3連戦はすごく大事だと思っています。その1戦目、栃木には去年2試合負けているので、その悔しさもあります。今回準備をしっかりしてきているので、明日こそはホームで勝点3を取れるように頑張りたい」

言葉のとおり、近年、栃木との対戦は分が悪い。昨シーズンはホーム、アウェイとも0-1で敗れ、2019シーズンは敵地でスコアレスドローを演じたものの、最終節のホーム戦は0-1で完封負け。2018シーズンのホーム戦を含めると最近5試合勝利がなく、“相性”で表現するなら「悪い」と言わざるを得ない記録が残っている。

加えて、今シーズンの栃木はここまで好調だ。開幕3連敗でスタートしたもののその後は3連勝。前節はSC相模原とのホームゲームを0-0で終えて着実に勝点を積み上げ、勝点「10」で8位と好位置につけている。田坂和昭監督が率いて3年目のチームは、DF柳 育崇やMF森 俊貴、FW矢野貴章ら昨シーズンまでの中心選手を軸としながら、東海大から加入した面矢行斗、京都サンガF.C.から加入したMFジュニーニョら新戦力も存在感を誇示。ハードワークに主眼を置いたチームスタイルのベースアップに成功している印象だ。

今シーズンの栃木について、尹監督が言う。

「相手は去年より蹴ってくるのと、ロングボールが多いのでそこの対策を今週はやってきました。相手は切り替えのところ、体を張って守備をすることが多いので、少ないチャンスを逃さないことがすごく大事になると思います」

昨シーズンは栃木SCの一員としてプレーした溝渕雄志も、その“強度”の高さを指摘した。

「一緒にプレーしていた仲間が多いのですが、とにかくインテンシティが高い。90分間それを徹底する強さがあり、一筋縄ではいかないチームだと思います。4戦負けなしという上向きの状態で、より自分たちに自信をもってジェフを倒そうとプレーをしてくると思う」

栃木のロングボールに対してしっかりと対応し、セカンドボールを拾って主導権を握る。相手の前線からのプレスをかわしながら前進し、時にはカウンターで、時にはビルドアップからの遅攻で局面を打開し、ゴールを狙う。はっきりとした特徴のある相手だからこそ、その中で自分たちのスタイルをいかに発揮できるかが勝敗を分ける大きなポイントとなりそうだ。

福満隆貴が展望する。

「ポイントしては球際で絶対に負けてはいけないと思いますし、前から来る相手なので、自分たちは落ち着いてボールを動かすときと背後を狙うときの区別を、チームとしてできればいいと思います。(サイドの攻防については)まず目の前にいる相手に突破させないこと、クロスを上げさせないことは大前提ですし、もし上げられた場合はセカンドボールを絶対に拾わないといけません」

ホームでの初勝利は、待望の初連勝であり、大きく前進するための大事な3ポイントとなる。“ホーム”だからこそ発揮できる自分たちの力を信じて、前節に続き、勢いに乗っている相手から勝点3を奪いたい。


尹晶煥監督
(栃木戦からの)3連戦はすごく大事だと思っています。その1戦目、栃木には去年2試合負けているので、その悔しさもあります。今回準備をしっかりしてきているので、明日こそはホームで勝点3を取れるように頑張りたいです。(栃木には)去年も矢野貴章選手にやられた場面があったのでそこの対策と、攻撃のところももっといかないといけない試合になると思います。まず相手は去年より蹴ってくるのと、ロングボールが多いのでそこの対策を今週はやってきました。相手は切り替えのところ、体を張って守備をすることが多いので、少ないチャンスを逃さないことがすごく大事になると思います。個人的には(前からプレスにくる)チームに対してワンタッチプレーとか、一人かわせる能力があれば、もっと試合がうまくできると感じています。ただ実際、選手たちはやりづらいところもあるだろうし、そこをどれくらい選手たちが意識して、お互いサポートしてやれるかが大事になると思うので、そういう話は今週ずっとしてきています。明日やってみないと分からないところもありますが、明日の試合の大事さはみんな分かっていると思います。

溝渕雄志
(栃木は)昨年、自分と一緒にプレーしていた仲間が多いのですが、とにかくインテンシティが高い。90分間それを徹底する強さがあり、一筋縄ではいかないチームだと思います。4戦負けなしという上向きの状態で、より自分たちに自信をもってジェフを倒そうとプレーをしてくると思うので、球際のところや攻守の切り替えの部分、サッカーの根本的で重要なところで良さを出させないこと。相手より自分たちが闘うという部分を出せれば、自ずと自分たちの技術であったり、個の力を発揮できて良い展開になると思うので、まずはしっかり闘うところを集中してやるべきだと思っています。
(栃木が)前から徹底してプレスに来るので、ボールを失う場面も90分の中ではあると思いますが、そこはチームとして一体感をもって切り替えてプレスに行き、奪い返して攻める。とにかく全員で連動をして動くことが大事になると思っています。(栃木がサイド攻撃で)シンプルにボールを入れてくることは間違いありません。クロスを上げさせないこと、しっかりとアプローチして、最後は足を出すということが重要になってくると思います。

福満隆貴
自分たちのやりたいサッカーが少しずつできてきたと思います。(前節の)金沢戦に関しては全員がハードワークをしてセットプレーで得点を取り、無失点で勝ち切れた。それはすごく自信になりますし、トレーニングをしていた形で取れたことは非常に良かったと思います。(金沢戦の1勝は)チームにとってもプラスになりますし、この勢いを次のホームゲームで継続できるように。チームの雰囲気も良いので選手全員で闘うだけだと思います。
(栃木の)印象としては、前に速く、球際が激しい。ポイントしては球際で絶対に負けてはいけないと思いますし、前から来る相手なので、自分たちは落ち着いてボールを動かすときと背後を狙うときの区別を、チームとしてできればいいと思います。(サイドの攻防については)まず目の前にいる相手に突破させないこと、クロスを上げさせないことは大前提ですし、もし上げられた場合はセカンドボールを絶対に拾わないといけません。
ホームで試合をするときは引き分けもあり得ないことだと思っているので、勝つだけです。連勝をかけて闘いますが、ホームで勝てれば、チームは乗ると思います。見に来てくださるファン・サポーターの皆さんの前で必ず勝利を届けられるように頑張ります。チームは同じ方向を向いているので、信じて闘うだけだと思います。


[前節の布陣/栃木]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/栃木]
J2第3節 03/14 vs 甲府(A) 1●2
J2第4節 03/21 vs 山形(A) 2○1
J2第5節 03/28 vs 愛媛(H) 2○1
J2第6節 04/04 vs 山口(A) 1○0
J2第7節 04/11 vs 相模原(H) 0△0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第3節 03/14 vs 秋田(H) 0●2
J2第4節 03/21 vs 松本(A) 1○0
J2第5節 03/27 vs 琉球(H) 1●2
J2第6節 04/04 vs 京都(A) 1●2
J2第7節 04/11 vs 金沢(A) 1○0


[過去の対戦成績]
18/06/30 栃木 0-1 千葉
18/11/17 千葉 0-0 栃木
19/06/09 栃木 0-0 千葉
19/11/24 千葉 0-1 栃木
20/07/11 千葉 0-1 栃木
20/12/16 栃木 1-0 千葉


TICKET INFOこの試合のチケット情報

4.17 (土) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第8節

試合会場フクダ電子アリーナ

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