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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

水戸ホーリーホックを1-0で下した前節は互いの実力が拮抗する紙一重の90分だったが、それをモノにして勝点3を手繰り寄せたことで、“ジェフの流れ”が一気に上昇気流に乗りつつある。

ツエーゲン金沢、栃木SC戦に続く3試合連続無失点。この3試合を2勝1分という好成績で勝点を積み上げたジェフは、勝点を「12」に伸ばして12位に浮上。首位を快走するアルビレックス新潟とは14ポイント離れているが、6位ヴァンフォーレ甲府とは勝点3差と上位陣との差は縮まりつつある。加えて前節は、新しいシステムと戦術が機能。選手が個々の能力を存分に発揮しながら勝利を手に入れたことで、上位追撃の気運は高まりつつある。ジェフにとっては、今がチャンスだ。ここで完全に“流れ”を掴むためにも、今シーズンのホーム初勝利を何としても手に入れたい。

今節対峙するSC相模原は、昨シーズン、J3リーグ最終節の逆転劇でクラブ史上初のJ2昇格を実現した。今シーズンはここまで1勝4分4敗の戦績。最近5試合で勝利なしと足踏み状態にあるが、だからこそ尹晶煥監督は警戒心を強める。

「簡単に勝てるチームではないなという印象ですね。攻撃も守備もやれている印象なので、自分たちがどれだけ強く相手からボールを奪いに行ったり、攻撃で積極的に前に行ったりできるか。そっちのほうが勝負(のカギ)になるんじゃないかと思います」

三浦文丈監督が率いて3年目の相模原は、Jリーグ経験豊富なベテランが要所を締め、20代の若手が各ポジションで躍動する“乗せたらやっかい”なチームだ。システムは3-4-2-1で堅守速攻をスタイルとするが、各ポジションに技巧派を配置しており、そこで“タメ”を作って遅攻を仕掛けることもできる。最終ラインを統率する鎌田次郎、左サイドの舩木翔、中盤をコントロールする川上竜、さらに1トップを張る平松宗らは最近数試合を見る限りコンディションも良く、十分な警戒が必要なタレントと言える。その他にも、屈指のテクニシャンである藤本淳吾やブラジル人助っ人のユーリとホムロなど個性派タレントも数多くいる。

米倉恒貴が言う。

「相模原戦の前々節・磐田戦を見て感じたのは、良いクオリティーでサッカーをしていたということです。簡単な相手ではないと思います。『自分たちに良い流れがある中でどれだけできるか』という継続が大事なので、勝利を重ねてJ1昇格のところまでいきたいと思っています。次もしっかりと自分たちのサッカーをして、まずはホームで勝つということを意識してやりたいです。」

その言葉のとおり、ジェフはジェフらしく、どんな相手に対してもハードワークをベースとする自分たちのサッカーができれば、勝利にぐっと近づけるということはよくわかった。この試合でも立ち上がりから積極的に相手を押し込み、セカンドボールを拾って厚みのある攻撃を仕掛けたい。そうした“姿勢”が、無失点を継続する守備の安定をさらに深めることは間違いない。

水戸戦は3バックの一角として勝利に貢献した岡野洵が言う。

「(3試合無失点の要因は)3バックになり堅くなったということはあると思いますが、気が抜けそうな時間帯に声を掛けたり、みんなで『ここ集中しよう!』という声掛けができたりしているので、全体的に締まっている印象があります」

今シーズンのホーム初勝利はつかみかけた自信を確信に変える大きな一歩となり得る。だから絶対に、勝点3を手に入れたい。


尹晶煥監督
3連戦の最後の試合なので、疲労はたまっていると思いますが、それは僕らだけじゃなくて向こうもそうなので、まず”走ること“で負けないようにするのが一番大事だと思っています。システム的には、選手たちが持っている能力をうまく発揮・表現できるようなフォーメーションになってきていると思っていますが、ただ明日は相手がどういう風に出てくるか分からないので、運動量やメンタルで負けないことがすごく大事になってくると思います。
簡単に勝てるチームではないなという印象ですね。攻撃も守備もやれている印象なので、自分たちがどれだけ強く相手からボールを奪いに行ったり、攻撃で積極的に前に行ったりできるか。そっちのほうが勝負(のカギ)になるんじゃないかと思います。
相手の危険地域に入ってからなかなか崩すことができていないので、そこは選手のアイデアとか個人技、1人で人をかわしてシュートまで持っていく力が大事だと思います。なかなかそれがうまくいきません。ただ選手たちはそれを意欲的に変えようとしているし、そういうシーンが出たときには、もっといろんなアイデアを持ってできるんじゃないかという期待はしています。


岡野洵
(自身が主力になるために大事なのは)安定感を持つことが課題。頼られる存在になること、声を出してまとめることだったり、周りとコミュニケーションを取ったり、チームとしてどう動くかを考えられるようにならないと安定感は生まれないので、そこはトライしていこうと思います。
(3試合無失点の要因は)3バックになり堅くなったということはあると思いますが、気が抜けそうな時間帯に声を掛けたり、みんなで「ここ集中しよう!」という声掛けができたりしているので、全体的に締まっている印象があります。
(相模原は)ジェフがボールを持っているときはアグレッシブに前から来ると思いますし、みんなで声を掛けあってビルドアップをしたいです。「どの相手でもゼロに抑えて勝つ」というのを、みんな思っています。自信をもって試合に挑みたいです。
(3連戦の)この2試合を戦ってきて、すごく良い準備ができています。今節はフクアリでのゲーム。みんな自信をもっていますし、雰囲気も良いので、ぜひ期待をしてもらいたいです。僕自身も全力で勝利をつかみ取るプレーをしようと思っていますの、応援よろしくお願いします。


米倉恒貴
相模原戦の前々節・磐田戦を見て感じたのは、良いクオリティーでサッカーをしていたということです。簡単な相手ではないと思います。「自分たちに良い流れがある中でどれだけできるか」という継続が大事なので、勝利を重ねてJ1昇格のところまでいきたいと思っています。次もしっかりと自分たちのサッカーをして、まずはホームで勝つということを意識してやりたいです。
(直近の)3試合無失点は自信になりますし、これを継続しないといけないというところで、良い雰囲気でまとまりつつあります。攻撃は3バックにしたことで(前々節の)栃木戦はある程度の手応えをつかみながらも、もう少し攻撃的にいかなければと反省をしました。そして水戸戦では攻める時間もできました。少しずつ改善しているので、良い雰囲気でまとまりつつあります。
結果にこだわりプレーをしているので、そろそろゴールを決めたいですし、アシストを含め、数字を出せるようにやっていきたいと思っています。ホームで勝たなければいけませんし、ホームで勝つことでサポーターも盛り上がってくれると思うので、ホームでの勝利を目指して全力でやっていきたいと思います。


[前節の布陣/相模原]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/相模原]
J2第5節 03/28 vs 金沢(A) 1●2
J2第6節 04/04 vs 新潟(H) 2△2
J2第7節 04/11 vs 栃木(A) 0△0
J2第8節 04/18 vs 磐田(H) 1●2
J2第9節 04/21 vs 甲府(A) 0●2


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第5節 03/27 vs 琉球(H) 1●2
J2第6節 04/04 vs 京都(A) 1●2
J2第7節 04/11 vs 金沢(A) 1○0
J2第8節 04/17 vs 栃木(H) 0△0
J2第9節 04/21 vs 水戸(A) 1○0


[過去の対戦成績]
なし



TICKET INFOこの試合のチケット情報

4.25 (日) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第10節

試合会場フクダ電子アリーナ

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