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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

アウェイの連戦となる今節は、レノファ山口FCと対戦する。白星から2試合遠ざかっているジェフにとっては大きな正念場だ。勝点3を持ち帰って、今シーズン初となるホームでの勝利にもう一度チャレンジしたい。

第11節終了時点で「勝点12」、15位につける山口は調子を上げている。第6節、第7節と連敗を喫したものの、その後4試合は2勝1分1敗と勝ち越し。前節は上位争いを演じるFC町田ゼルビアを相手に、前半は組織的で堅い守備、後半はシンプルな攻撃からの決定力を示して2-0と完封勝利を収めた。

今シーズンから指揮を執る渡邉晋監督のサッカーは多彩だ。攻撃は最終ラインからきっちりとボールをつないでビルドアップするが、一発で相手の背後を取るロングフィード、あるいはサイドからのアーリークロスなどシンプルな攻撃もある。3-4-1-2をベースとするシステムは相手に合わせてプレスの位置を調整し、統制もよく取れている。

尹晶煥監督が言う。

「けっこう落ち着いてプレーしているように見えましたし、後ろもしっかり守っている。この前の試合(前節・町田戦)はお互いチャンスはある中で、決定力を高めて2-0で勝っており、すごく安定しているような印象があります」

もっとも、今のジェフの課題は自分たちのスタイルの完成度を高めることにあるだろう。ここまで無敗でJ2リーグの首位を走るアルビレックス新潟と対戦した前節は、組織戦術、個人戦術とも相手に上回られて0-2の完敗を喫した。立ち上がり以外の時間帯は互角に戦えた印象もあるが、勝利につなげられない結果が今のチームの力だ。一つひとつ丁寧に、直面している課題を克服するしかない。

高橋壱晟が言う。

「僕らは毎試合ファイトしてプレーしていますし、相手がどこであれ勝点3を取るつもりで戦っています。あとはそこに結果がついてくるだけだと思っていますし、チームの形としてもやるべきことをやれています。攻撃の部分で、どうやってボールをゴール前に運ぶのか。クロスなどで攻撃の形を作ってシュートまでいくことを、チームで共有しています」

迎える山口戦の焦点となるのは、やはり“得点力“だろう。第11節終了時点での得点「7」という成績はJ2リーグワースト。チームのベースは守備にあるものの、この数字を改善しなければ勝利は見えてこない。

新潟戦でスタメン出場した櫻川ソロモンが言う。

「(新潟戦は)決め切るところを決めていれば勝利できたと思いますし、守備の選手たちも本当に頑張ってくれているので、2失点しても前線の選手が3得点を取って勝てるようなチームにしていかなければいけません。そこで自分自身が3得点を取れる選手にならなければダメだと思う」

尹監督はこう話した。

「新潟戦も何回かショートカウンターなどいろいろチャンスは作りましたが、最後の決めるところで決め切れなかったので、そこの勝負だと思います。選手の個人差もあだろうし、選手もあれだけキツい中で自分にチャンスが来たときに決め切るという自信があるかどうか」

結果が出ない時期にも下を向くことなく、自らの力で“きっかけ”をつかみたい。連敗で迎えた今節の結果は、今後に向けて大きな意味を持つ。


尹晶煥監督
(山口の試合を)2、3試合を見ましたけど、けっこう落ち着いてプレーしているように見えましたし、後ろもしっかり守っている。この前の試合(前節・町田戦)はお互いチャンスはある中で、決定力を高めて2-0で勝っており、すごく安定しているような印象があります。(ジェフは)新潟戦も何回かショートカウンターなどいろいろチャンスは作りましたが、最後の決めるところで決め切れなかったので、そこの勝負だと思います。選手の個人差もあだろうし、選手もあれだけキツい中で自分にチャンスが来たときに決め切るという自信があるかどうか。集中力も含めて難しいところですね。いろいろやってはいますけど、シュートセンスというのか、どうやって成長させるべきなのか、なかなか難しいところです。
セットプレーでも点が入ってほしいなという気持ちはありますけど、なかなかそこもうまくいっていないところで。試合の日の選手の気持ちの状態が良ければキックもうまくいくと思うし、中に入っている選手たちももっと力強く入れると思うので、そこのコンディションを維持するのがすごく大切だと思います。

高橋壱晟
(前節・新潟戦は)最初はプレスがかからなかったのですが、試合の中で修正してプレスの位置を明確にしたこと、でカウンターからチャンスを作れていました。ゲームを通して支配されたので、なかなか思うようにはいきませんでしたが、前半のチャンスや、後半に何本かあったチャンスを決めていれば、分からない試合だったと思います。(上位チームとの差は)最後の部分で得点を取れるか、失点を防げるかのところだと思っています。
僕らは毎試合ファイトしてプレーしていますし、相手がどこであれ勝点3を取るつもりで戦っています。あとはそこに結果がついてくるだけだと思っていますし、チームの形としてもやるべきことをやれています。攻撃の部分で、どうやってボールをゴール前に運ぶのか。クロスなどで攻撃の形を作ってシュートまでいくことを、チームで共有しています。 今は順位も下位で混戦状態ですが、少しずつでも勝点を取ることが上位へとつながると思うので、全員の力を合わせて勝ちたいです。(古巣・山口には)知っている選手も多いので楽しみですし、出場したいです。

櫻川 ソロモン
今シーズンは「去年とは違うぞ!」ということを多くの方に見てもらう。それを自分の中で目標としていますし、そういう面で(前節の先発は)良い機会で、首位・新潟と対戦し違いを見せられれば、チームとしても個人としてもノッていけると思ったので気合いが入っていました。早い時間帯に失点をしてしまって先に流れを持っていかれたなかで、フォーメーションを変えてプレスがハマり、チームとしての勢いが出ました。決め切るところを決めていれば勝利できたと思いますし、守備の選手たちも本当に頑張ってくれているので、2失点しても前線の選手が3得点を取って勝てるようなチームにしていかなければいけません。そこで自分自身が3得点を取れる選手にならなければダメだと思うので、引き続き自主トレをしていきながら成長して、得点を取ってチームを引っ張れる選手になりたいです。
山口には良い選手がたくさんいますが、自分たちも負けていないと思っています。前からプレスをかけて、しっかりと守備をしながら自分が起点となって早い時間帯に得点が取れればベストです。後ろがゼロで抑えるなか、前で得点を取ることで(チームを)引っ張っていきたいです。


[前節の布陣/山口]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/山口]
J2第7節  04/10 vs 東京V(A) 1●3
J2第8節  04/17 vs 群馬(H) 1○0
J2第9節  04/21 vs 北九州(A)0△0
J2第10節 04/25 vs 京都(H) 0●2
J2第11節 05/02 vs 町田(A) 2○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第7節  04/11 vs 金沢(A) 1○0
J2第8節  04/17 vs 栃木(H) 0△0
J2第9節  04/21 vs 水戸(A) 1○0
J2第10節 04/25 vs 相模原(H)0●1
J2第11節 05/01 vs 新潟(A) 0●2


[過去の対戦成績]
18/06/02 千葉 2-2 山口
18/09/01 山口 0-4 千葉
19/03/10 千葉 2-5 山口
19/10/27 山口 3-2 千葉
20/09/23 千葉 1-2 山口
20/11/25 山口 1-2 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

5.5 (水) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第12節

試合会場維新みらいふスタジアム

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