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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

何より“結果”が大事な一戦だ。

第12節終了時点で4勝3分5敗。勝点「15」で12位につけているジェフだが、周知のとおり、ホーム・フクアリではまだ一度も勝利がない。「ホーム初勝利」を懸けるのは今シーズン6度目、「初の連勝」を懸けるのは今シーズン4度目だ。だからファジアーノ岡山を迎える今節は、何としても勝利を手に入れたい。“結果こそすべて”だ。

レノファ山口FCからアウェイで勝点3を奪ったジェフは、再びチームとしての積み上げに対する手応えを感じ、雰囲気のいい時間を過ごしてこのゲームを迎える。尹 晶煥監督が言う。

「選手たちがすごく集中してやってくれたので、連敗を止めることができました。いま雰囲気も良くなってきているし、選手たちが必死に戦ってくれたので、それを継続することが一番大事だと思っています。前の試合のことはもう忘れて、明日の試合に向けてみんな準備をしています」

山口戦ではアルビレックス新潟戦の途中から採用した3-4-2-1システムが機能。加入後初のスタメン出場となったサウダーニャも生き生きとしたパフォーマンスで存在感を示し、前半に奪った船山貴之のゴールを落ち着いて守り抜いて勝利を手にした。渡邉晋監督率いる山口はシステム変更や選手交代によって揺さぶりをかけてきたが、ジェフはピッチに立つ11人が“やるべきこと”をきっちりとこなし、最後まで戦い抜いた。尹監督がいつも口にする「集中力」が、敵地での勝点3を手繰り寄せるポイントとなった。

落ち着いた守備を見せた3バックシステムの手応えについて、新井章太が言う。

「後ろから見ていて、3バックになったことでリスク管理がやりやすくなったと感じています。ウイングバックでは、もともとサイドバックの選手が攻撃参加を含めて質の高いプレーをしてくれているので、その位置を整えることなどの声かけをしています。去年と比べると、ボールや人に行けないという場面が少なくなりました」

守備に安定感と自信が生まれつつあるからこそ、攻撃に転じて“決め切る力”が問われるゲームが続くことは間違いない。山口戦で1点を奪ったものの、得点数「8」は依然としてJ2リーグワーストの成績。サイドからのクロスを含むチャンスメイク回数は決して少なくないジェフにとって、フィニッシュの精度を高めることは喫緊の課題だ。

「山口戦に関しては追加点を取れるチャンスがあったなかで、自分も含めてそこを決め切れていない。得点というのはどこのチームでも苦労する部分であって、『入るときは入る。入らないときは入らない』、それはみんなが分かっていること。そのなかでもっと形をしっかり出していきたいと思います」

山口戦で決勝ゴールを奪った船山は、そう言って“動き出し”の重要性を口にした。

「今はボールを出して動くことが少ないので、もっとみんながボールに関わり、サイドだけではなく中からも攻めることを見せていかなければいけません。(攻撃手段が)サイドだけでは、そこを抑えられたときに何もないチームになってしまいます。そこを織りまぜていけたらと考えます」

ジェフと同じ勝点15で11位の岡山は、組織的な守備に定評がある。第10節はギラヴァンツ北九州に1-0、第11節はブラウブリッツ秋田に1-0と連続完封勝利を収め、前節は1-2で敗れたものの上位争いを演じるFC町田ゼルビアと1-2の接戦を演じた。間違いなく手強い相手だ。

尹監督が言う。

「(岡山は)ハードワークしてコンパクトなオーソドックスなシステムで、走る、戦う姿勢がすごく伝わってくるチームという印象です。本当にお互いが集中したゲームになると思いますが、いつも話しているように、集中力を90分保てることができればうまく試合も運べると思います」

相手に負けない“戦う姿勢”と集中力で、今度こそ今シーズンのホーム初勝利を手に入れたい。


尹晶煥監督
(前節の山口戦は)選手たちがすごく集中してやってくれたので、連敗を止めることができました。いま雰囲気も良くなってきているし、選手たちが必死に戦ってくれたので、それを継続することが一番大事だと思っています。前の試合のことはもう忘れて、明日の試合に向けてみんな準備をしています。
(岡山は)ハードワークしてコンパクトなオーソドックスなシステムで、走る、戦う姿勢がすごく伝わってくるチームという印象です。(試合の中で)臨機応変に選手たちがアイデアをもっとうまく使えればもっといいチャレンジになるし、チャンスにもなると思っています。やっぱりサッカーは基本個の力で、それを合わせてチームのプレーということになります。ただ攻撃のほうは個人技がすごく大事だと思うので、相手を恐れずにプレーすることや、落ち着いてコントロールしたり、ドリブルで仕掛けたりすることも必要になりますね。明日はすごく暑くなるということなので、3連戦最後の試合だし、本当にお互いが集中したゲームになると思いますが、いつも話しているように、集中力を90分保てることができればうまく試合も運べると思います。


新井章太
後ろから見ていて、3バックになったことでリスク管理がやりやすくなったと感じています。ウイングバックでは、もともとサイドバックの選手が攻撃参加を含めて質の高いプレーをしてくれているので、その位置を整えることなどの声かけをしています。去年と比べると、ボールや人に行けないという場面が少なくなりました。ディフェンスの選手も非常に流動的にスペースを埋めたり選手についたり、タイトなディフェンスを前の選手を含めて頑張ってくれています。チームとして良い守備ができているので、それをどう攻撃につなげるかだと思います。
(岡山の)サイドには、積極的にシュートを打ってくる選手もいます。サッカー的に怖いという印象をそれほど受けませんでしたが、自分たちと勝点は一緒ですし、どちらが上に行くかという点で大事な勝負になると思います。もちろんホームで勝ちたいとは思っていますが、まずは1点を取ることから全員で集中していきたいです。
J2リーグを戦って思うのは、いろいろなバリエーションでセットプレーをやってくることが多いということ。一人ひとりの責任感や自分のところでやらせない気持ちを持つことが、どんなプレーに対しても重要だと思います。


船山貴之
(山口戦は)自分がたまたま決めただけであって、1試合だけでは何とも言えないです。ただ今年は出場機会に恵まれていないので、そういうときは結果を出すしかありません。この1点は大きいと思いますが、これを続けていけるかで大きく変わってくると思います。山口戦に関しては追加点を取れるチャンスがあったなかで、自分も含めてそこを決め切れていない。得点というのはどこのチームでも苦労する部分であって、「入るときは入る。入らないときは入らない」、それはみんなが分かっていること。そのなかでもっと形をしっかり出していきたいと思います。
(岡山戦に向けては)相手を気にしていないというか、まず自分たちがどういうサッカーをするかが大事です。チームから相手の情報は教えてもらっていますが、その情報だけで十分。今はボールを出して動くことが少ないので、もっとみんながボールに関わり、サイドだけではなく中からも攻められることも見せていかなければ、そこを抑えられたときに何もないチームになってしまいます。そこを織りまぜていけたらと考えます。


[前節の布陣/岡山]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/岡山]
J2第8節  04/17 vs 水戸(H) 1●2
J2第9節  04/21 vs 群馬(A) 0●1
J2第10節 04/25 vs 北九州(H)1○0
J2第11節 05/01 vs 秋田(A) 1○0
J2第12節 05/05 vs 町田(H) 1●2


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第8節 04/17 vs 栃木(H) 0△0
J2第9節 04/21 vs 水戸(A) 1○0
J2第10節 04/25 vs 相模原(H) 0●1
J2第11節 05/01 vs 新潟(A) 0●2
J2第12節 05/05 vs 山口(A) 1○0


[過去の対戦成績]
19/04/14 千葉 0-0 岡山
19/07/03 千葉 0-3 岡山(天皇杯2回戦)
19/09/29 岡山 0-0 千葉
20/09/19 千葉 2-1 岡山
20/11/01 岡山 3-2 千葉



TICKET INFOこの試合のチケット情報

5.9 (日) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第13節

試合会場フクダ電子アリーナ

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