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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

約3週間のリーグ中断まで、残り4試合。ギラヴァンツ北九州、ザスパクサツ群馬、ブラウブリッツ秋田、ツエーゲン金沢と対戦するこの4試合について、尹 晶煥監督は「すごく大事」と位置づけた。

「中断前のこの4試合がすごく大事になると考えています。その1試合目の北九州戦、明日の試合が本当に大事になると思うので、選手にもそういう話はしています。アウェイですけど、絶対に勝つようにみんなでハードワークしましょうという話をしています」

最近2試合の連敗によって順位を12位にまで落としたジェフにとっては、8月9日のリーグ再開をいかにいい位置で迎えられるかが後半戦を戦う上での大きなポイントとなる。リーグ中断までの4試合で1つでも多くの勝点を積み上げ、上位陣に食い下がるための態勢を整えられるか。その意味で“初戦”となる北九州戦は、アウェイとは絶対に落とせないゲームだ。

「(北九州は)去年と変わらずにすごく動きながらボールを動かしてサッカーをしていて、攻守の切り替えも早い印象です。ただチャンスのときに北九州も決められなくて、そのあと失点してという形がけっこう多い。どっちが決めるべきときに決められるかだと思います。本当にみんなハードワークして走っているなという印象がすごくあります」

昨シーズンのJ2リーグで旋風を巻き起こした北九州だが、多くの主力選手が移籍した今シーズンは厳しい戦いを強いられている。第19節終了時点の戦績は4勝5分10敗。勝点17で20位につけており、最近3試合でもジュビロ磐田、FC琉球、愛媛FCを相手に3連敗と苦しんでいる印象だ。

もっとも、尹監督の言うとおりその内容は昨シーズンと大差なく、運動量をベースとしながらテンポよくパスをつなぐスタイルでどの相手とも互角に渡り合っている。昨シーズンの直接対決からもよく理解しているとおり、一度主導権を握らせてしまうと手強い相手だ。

キャプテンの鈴木大輔が言う。

「(北九州は)非常にボールを大事にし、ポジションを取ってくるチーム。フィジカルを生かした攻撃というよりも、あいだで受ける選手が多かったり、前を向いてパスを出せる選手がいたり、ミドルシュートが多かったり、守備としてはマークが付きづらい相手だと思います。山形戦や東京V戦もそうでしたが、相手の時間帯をコントロールしたいと思っています」

3バックシステムが定着してきたジェフもまた、ポゼッションについては着実にその質が向上している印象だ。ボランチを絡めつつ最終ラインからパスをつないで相手を揺さぶり、大きなサイドチェンジから縦につなぐ攻撃もできるし、相手の背後を狙いながらセカンドボールをつなぐ分厚い攻撃もできる。だからこそ、やはり課題となる“決定力”については一刻も早く改善につながる答えを見つけたい。

サウダーニャが言う。

「(北九州は)彼らのシステムの性質上、たくさんのトライアングル、たくさんのパスコースがたくさんできます。その一方でカウンターに弱さがあるという印象も受けます。磐田戦はできるだけグループで守備をすることを頭の中でフォーカスしました。次の北九州戦では自分の考えとチームとしての考えをミックスすれば良い結果が出せると思っています」

悔しさの残る連敗を喫しながらも、チームはしっかりと気持ちを切り替え、一週間きっちりとやるべきことをやって調整に努めてきた。「中断までの4試合」に弾みをつける“結果”を持ち帰りたい。


尹晶煥監督
いま2連敗していますけど、みんな元気に活発に練習もやってくれていますし、雰囲気は悪くないと思っています。
(北九州は)去年と変わらずにすごく動きながらボールを動かしてサッカーをしていて、攻守の切り替えも早い印象です。ただチャンスのときに北九州も決められなくて、そのあと失点してという形がけっこう多い。どっちが決めるべきときに決められるかだと思います。本当にみんなハードワークして走っているなという印象がすごくあります。ただ去年の2トップのような選手が今いないようには見えます。そこの差じゃないかなと思いますね。ただその中でもチャンスは作っているので気をつけないといけないと思います。
自分の考えでは、中断前のこの4試合がすごく大事になると考えています。その1試合目の北九州戦、明日の試合が本当に大事になると思うので、選手にもそういう話はしています。アウェイですけど、絶対に勝つようにみんなでハードワークしましょうという話をしています。

鈴木大輔
攻撃では自分たちがボールを握る時間が増えてきています。シーズン当初に比べてもポゼッションするチームに引けを取らないぐらい握る時間が作れています。それが得点につながる、つながらないは、これからの課題です。後ろからの組み立ては良くなっていると思います。守備でいうとメリハリのところ、ウイングバックを出すタイミング、引き込むタイミングは継続して積み上がっていると思います。(今週、チームメイトには)「半分以上残っているし、危機感を持ってやらなければいけないけど勇気を持とう。上位のチームを食ってかかるチャンスはいくらでも残っているので、希望を持ってやっていこう」と話しました。
(北九州は)非常にボールを大事にし、ポジションを取ってくるチーム。フィジカルを生かした攻撃というよりも、あいだで受ける選手が多かったり、前を向いてパスを出せる選手がいたり、ミドルシュートが多かったり、守備としてはマークが付きづらい相手だと思います。山形戦や東京V戦もそうでしたが、相手の時間帯をコントロールしたいと思っています。

サウダーニャ
(磐田戦を振り返ると)自分の感覚としてはいろいろな局面で相手より上回っていたと思っています。決めるべきところで決められなかったこと、ミスによって試合運びを複雑にしてしまった(のが敗因だ)と思います。相手チームは自分のプレーやチームのプレーを絶対に分析してきます。ただ一方で自分も(相手)分析をしているので壁を乗り越えなければいけません。
(北九州は)彼らのシステムの性質上、たくさんのトライアングル、たくさんのパスコースがたくさんできます。その一方でカウンターに弱さがあるという印象も受けます。スペースをしっかりと利用することができれば必ず勝てると思っています。守備から献身的な姿を見せることで仲間との意思疎通や信頼関係が生まれますし、攻撃面ではポストプレーヤーとしてプレーをするのか、ターンをして1対1でドリブラーとして仕掛けていくのか、その使い分けだと思っています。磐田戦はできるだけグループで守備をすることを頭の中でフォーカスしました。次の北九州戦では自分の考えとチームとしての考えをミックスすれば良い結果が出せると思っています。


前節の布陣/北九州]


[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/北九州]
J2第16節 05/30 vs 町田(A) 1○0
J2第17節 06/05 vs 磐田(H) 0●2
天皇杯2回戦 06/09 vs 相模原(H)0●1
J2第18節 06/13 vs 琉球(A) 0●3
J2第19節 05/20 vs 愛媛(H) 0●2


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第16節 05/29 vs 大宮(A) 2○0
J2第17節 06/06 vs 山形(H) 1△1
天皇杯2回戦 06/09 vs 大宮(H) 1○0
J2第18節 06/13 vs 東京V(H) 0●1
J2第19節 06/19 vs 磐田(A) 0●1


[過去の対戦成績]
15/05/24 千葉 1-3 北九州
15/09/20 北九州 3-1 千葉
16/06/26 千葉 1-2 北九州
16/08/11 北九州 0-2 千葉
20/08/29 北九州 3-2 千葉
20/12/20 千葉 2-1 北九州


TICKET INFOこの試合のチケット情報

6.26 (土) 19:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第20節

試合会場ミクニワールドスタジアム北九州

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