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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

第26節の対戦相手は、開幕戦で1-1のドロー決着だったヴァンフォーレ甲府。第25節終了時点で12勝8分5敗、勝点「44」で6位と上位争いを演じている強豪だ。

4位でフィニッシュした昨シーズンに続き、甲府は今シーズンも安定的な戦いを見せている。第6節以降は常に5~7位の順位をキープしており、連敗を喫したのは5・6節の一度のみ。伊藤彰監督率いるチームは、ポゼッションを主体とする多彩な攻撃を仕掛けながら、昨シーズンに続き守備面でもバランスのいい状態を作りつつある。速攻でも遅攻でも得点パターンを持つ難しい相手だ。

もっとも、後半戦に入ってからの4試合は2勝1分1敗とややペースが落ちている印象で、特にここ2試合はジュビロ磐田に2-2のドロー、SC相模原に1-2の敗戦と足踏みが続いている。連敗をしないチームだけに敗戦直後の今節はきっちりと気持ちを切り替えて臨んでくることが予想されるが、上位陣の足元をすくいたいジェフとしては大きなチャンスと言えそうだ。

甲府の印象について、尹 晶煥監督が言う。

「守備はすごく堅いので、同じフォーメーションでやると思いますけど、1対1のところで負けないようにすることがすごく大事。特に相手の左の選手(泉澤仁選手)が、左サイドから仕掛けたり裏を抜けたりするのがけっこう多いので、そこに気を付けながらやらないといけない」

その言葉のとおり、同じ3-4-2-1のシステムをどう攻略するかが勝敗を左右するポイントとなるだろう。特にジェフにとってのバロメーターとなるのは、相手ボールの際の守備の強度の設定と、認識の共有だ。尹監督が言い続けているとおり、もちろんこの試合でも「前から行く時と行かない時」の判断・共有がポイントとなることは間違いなく、それさえハマれば前節のアルビレックス新潟戦のように“相手にやらせない時間”を増やすことは可能だ。すなわち、ジェフの勝機が見えてくる。

新井一耀が言う。

「(甲府は)ジェフと同じ3バック、(守備時は)5バックでプレーし、流動的にポジションを入れ替えてプレーをしています。そこに惑わされず自分たちがしっかりとゾーンで守備をすることで、良い守備から入ることが重要です。甲府は失点も少ないイメージがあるので、先制点が大事です」

新潟戦では右ワイドのポジションで素晴らしいパフォーマンスを示した福満隆貴が言う。

「サイド攻撃やセットプレーが強みだと思います。自陣で不用意なファウルをしない守備をしなければいけません。相手のカウンターにも注意が必要です。ミラーゲームになると思うので、目の前の相手には絶対に負けてはいけません。それを強く意識して試合に臨みたいと思います」

リーグ再開後に尹監督が「重要」と位置づけた8月の4試合は、残念ながらいまだ勝ち星を挙げられていない。ただし、新潟戦、特に前半に見せたアグレッシブな守備からのサイド攻撃やミドルシュートなど、今までのチームになかった新たな手応えを得られたゲームでもあった。ピッチに立つ選手たちが実感する充実感を、結果につなげたい。真夏のアウェイという難しい環境下での90分になるが、はっきりと見えているジェフのスタイルで勝点3を持ち帰りたい。


尹晶煥監督
(甲府は)しっかりした守備から攻撃にいくカウンターにすごく良い部分を持っていると思います。守備はすごく堅いので、同じフォーメーションでやると思いますけど、1対1のところで負けないようにすることがすごく大事。特に相手の左の選手(泉澤仁選手)が、左サイドから仕掛けたり裏を抜けたりするのがけっこう多いので、そこに気を付けながらやらないといけない。(甲府は)先制点を決めて、あとは相手が攻めにくるところをうまく利用して追加点とか大量得点が入った試合もあるので、まず先制点を大事にしたいと思います。失点しないでこっちが先制点を入れたら逆の立場になるでしょうし、絶対チャンスは来ると思うので、そういう相手に対しての、先制点の大事さはすごく感じています。
新潟戦のようにハードワークをして、前からプレッシャーに行き、必死に戦い、勝点3を取れるような試合をやりたいと考えています。遠いところからですが、応援よろしくお願いします。


新井一耀
(失点を)ゼロで抑えることは後ろの役割だと思っています。ゼロで抑えて攻撃陣に得点を取ってもらう。ゼロでは負けることはないので、(新潟戦は)ゼロに対してのこだわり、思いが強く出た試合だったと思います。(前々節)山形戦は後ろが重くなり引き過ぎてしまいました。後ろの選手で話し合い、ラインを高く上げるときは上げようと。(新潟戦では)前を押し出してラインを高くすることがうまくハマりました。
(甲府は)ジェフと同じ3バック、(守備時は)5バックでプレーし、流動的にポジションを入れ替えてプレーをしています。そこに惑わされず自分たちがしっかりとゾーンで守備をすることで、良い守備から入ることが重要です。甲府は失点も少ないイメージがあるので、先制点が大事です。相手はセットプレーの得点も多いと感じているので、先に流れの中やセットプレーで得点を取ることで、試合の主導権を握りたいと思います。
個人としては、セットプレーを含めてどれだけ得点に絡めるかがとても重要だと思っています。チームとしては、今までやってきた守備からカウンター、そしてボールを握って得点を取れればもっと勝ちを積み重ねていけるので、それをやっていきたいと思います。


福満隆貴
(新潟戦では)山形戦よりも前から行くことができていました。良い守備から良い攻撃につながり、やっていて手ごたえを感じています。
ウイングバックでは、後ろの選手とコミュニケーションを取りながらバランスを崩さないことを一番意識しています。攻撃の意識だけをもってもダメ。うまくバランスを取りながらタイミングを計り、相手より先に走ることを意識したいと思います。とにかく今はサッカーが楽しくて。今まで取ったことのないポジショニングなど日々勉強で、学ばせてもらっているので楽しいです。(自身としては)ボールを失わないようにプレーすること。攻撃的な選手なので、アシストやゴールをここから増やしていきたいです。他の選手との違いをもっと出していかなければいけません。出せる自信はあるのでトライしていきたいと思います。
(甲府は)サイド攻撃やセットプレーが強みだと思います。自陣で不用意なファウルをしない守備をしなければいけません。相手のカウンターにも注意が必要です。ミラーゲームになると思うので、目の前の相手には絶対に負けてはいけません。それを強く意識して試合に臨みたいと思います。


[前節の布陣/甲府]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/甲府]
J2第21節 07/03 vs 岡山(A) 3○1
J2第22節 07/11 vs 愛媛(H) 1○0
J2第23節 07/17 vs 栃木(A) 1○0
J2第24節 08/09 vs 磐田(H) 2△2
J2第25節 08/14 vs 相模原(A) 1●2


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第22節 07/11 vs 秋田(A) 1△1
J2第23節 07/17 vs 金沢(H) 2○1
天皇杯3回戦 07/21 vs 川崎F(H) 1-1(PK3●4)
J2第24節 08/09 vs 山形(A) 1●3
J2第25節 08/14 vs 新潟(H) 0△0


[過去の対戦成績]
19/05/05 甲府 1-2 千葉
19/08/24 千葉 0-3 甲府
20/07/25 甲府 2-1 千葉
20/12/06 千葉 1-0 甲府
21/02/28 千葉 1-1 甲府


TICKET INFOこの試合のチケット情報

8.21 (土) 18:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第26節

試合会場JIT リサイクルインク スタジアム

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