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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

上位陣との対戦が続く8月の4試合も迎える第27節でラスト。ホーム・フクアリに迎えるのは勝点「44」で7位につけるV・ファーレン長崎だ。

ここ数年、内容的に好ゲームを繰り広げている印象の強い長崎戦だが、この試合も互いがアグレッシブな姿勢を示し合う面白い展開となりそうだ。シーズン序盤に苦しんだ長崎だが、松田浩監督の就任以降は好調を維持。5月9日の第13節から前節までの13試合で喫した黒星は、現在首位に立つジュビロ磐田戦のみと着実に勝点を積み重ねている。4回戦に進出した天皇杯は鹿島アントラーズに敗れたものの、リーグ後半戦は大宮アルディージャ、ギラヴァンツ北九州、ブラウブリッツ秋田、ツエーゲン金沢と対戦し、2勝2分といまだに黒星がない。

その印象について尹 晶煥監督が言う。

「外国籍選手の力があるチームだなというのと、一人ひとりの能力はもちろんあると思います。ただ(長崎は)3連戦でウチとの試合になるので、疲れているから守備的なサッカーからカウンターを狙うような感じになると思うんですけど、明日はそういう相手に対して、どれくらいボールを持つ時間を長くするか。効率よくシュートまで持っていくことが一番大事になると思います」

長崎の“疲労感”は、確かにこの試合における大きなポイントの1つと言えそうだ。

中断明け1戦目の第24節が悪天候によって延期となった長崎は、その金沢戦を今週水曜日(25日)に消化。天皇杯4回戦を8月18日に、第26節を8月22日に戦っており、中3日、中2日、中2日という超過密日程をこなしてこのアウェイゲームを戦うことになる。それを踏まえて予想される相手の「守備的なサッカー」に対してジェフがどのような戦術を設定し、どのようにしてゴールを奪うのか。“イメージどおり”にゲームが動けば、ジェフが勝利に近づくことは間違いない。

司令塔の田口泰士は、ボールの主導権を握ろうとする最近数試合の戦い方に確かな手応えを覚えている。

「チームとして意図的にボールを保持する時間やゲームの組み立ては以前よりうまくやれています。ただ先に失点すると自分たちではひっくり返せず苦しい展開になる現状なので、まずは失点しないことをチームで共有し試合に臨みたいと思います。(先制点は)勝負の結果を左右するのでシビアに失点しない入りをして、自分たちの攻撃を出していきたいです」

前回対戦時に見事なシュートを決めた見木友哉は、自身を含む攻撃陣の“得点力”に懸かっていると気を引き締めた。

「ここ3試合得点が取れず、チームを勝たせられていないことに責任を感じていますし、自分が得点を取ってチームを勝たせるということを意識して後半戦に臨んでいます。昨シーズンは数字を残せなかったので、今シーズンが始まる前から数字を意識して臨んでいました。前半戦は良い形で数字を出せたと思っているので、後半戦に続けてやっていく必要があると感じています」

中断明けのリーグ3試合は2分1敗。上位陣との対戦が続いているとはいえ、指揮官が「重要」と位置づけた8月の4戦を1つの勝星も奪えないまま終えるわけにはいかない。選手たちが確かに感じている手応えを結果に結びつける、その“強さ”を手に入れるきっかけとしたいゲームだ。


尹晶煥監督
(前節の甲府戦は)ボールを持つことをみんながけっこう意識してやっていて、そこはうまくできたなと思います。でもやっぱり相手のバイタルに入ってからのクオリティーがまだまだ足りないとは思います。
(次の対戦相手の長崎は)外国籍選手の力がけっこうあるチームだなというのと、一人ひとりの能力はもちろんあると思います。ただ(長崎は)3連戦でウチとの試合になるので、疲れているから守備的なサッカーからカウンターを狙うような感じになると思うんですけど、明日はそういう相手に対して、どれくらいボールを持つ時間を長くするか。効率よくシュートまで持っていくことが一番大事になると思います。
強い相手に勝つタイミングだなと思うし、明日の相手は連戦で疲れているなかで、自分たちがどれくらい集中して走れるか。まず走ることに勝たないといけないと思うので、そこからのクオリティーを高めて戦いたいです。(スタジアムに)来られない人も来てくれるサポーターの方もすごく応援をしてほしいなという気持ちです。声は出せないですけど、拍手などをしていただければもっと力になると思います。


田口泰士
チームとして意図的にボールを保持する時間やゲームの組み立ては以前よりうまくやれています。ただ先に失点すると自分たちではひっくり返せず苦しい展開になる現状なので、まずは失点しないことをチームで共有し試合に臨みたいと思います。(先制点は)勝負の結果を左右するのでシビアに失点しない入りをして、自分たちの攻撃を出していきたいです。
(長崎は)個の能力が高く自分たちよりも順位が上のチーム。勝点3にこだわり、相手よりもどれだけ戦えるかが大事になります。相手は4-4-2のチームでシンプルにロングボールを蹴ってきて、フィジカルが強いフォワードが2枚います。ロングボールを蹴られたあとのセカンドボールが大事になってきますし、相手のサッカーに対して自分たちのやり方はしっかり確認できているので、自信をもってプレーしたいと思っています。
意図的に相手陣地に運べるとボランチが前線に絡む回数も増えますし、自然に相手ゴールに近い場所でのプレーが増えてくるので、流れの中でのシュートチャンスは増えます。イコール、自分たちがボール保持できている証拠だと思います。良い距離感で運べると、失った時に全体で切り替えることができます。前節もそういったシーンはいくつかありました。


見木友哉
甲府戦に関しては、終了間際のセットプレーで同点にしたことをプラスに捉えたいです。個人的にはボールをもらう回数や仕掛ける回数を増やしたいと思っているので、そこは次の長崎戦に向けてやっていきたいです。
(長崎は)個の能力が高い選手が多い印象があります。前回対戦ではサウダーニャ選手の個人技で先制しましたが、それまではだいぶ押し込まれました。途中で逆転もされましたし、内容的には頑張って追いついた印象です。ただ、そこからチームとしては良くなってきているので、自信を持って臨みたいと思います。
(前回対戦時に自身が決めた)あのゴールは個人的に好きなゴールです。今節もそのイメージを持って、あとはどれだけ前向きで仕掛ける回数を増やせるかがゴールにつながると思っています。良い形でボールを受けて最後に仕事をしたいです。
ここ3試合得点が取れず、チームを勝たせられていないことに責任を感じていますし、自分が得点を取ってチームを勝たせるということを意識して後半戦に臨んでいます。そろそろ得点が欲しいので、長崎戦はゴールでチームの勝利に貢献したいと思います。昨シーズンは数字を残せなかったので、今シーズンが始まる前から数字を意識して臨んでいました。前半戦は良い形で数字を出せたと思っているので、後半戦に続けてやっていく必要があると感じています。


[前節の布陣/長崎]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/長崎]
J2第22節 07/11 vs 大宮(H) 1△1
J2第23節 07/17 vs 北九州(H) 3○2
天皇杯4回戦 08/18 vs 鹿島(A) 1●3
J2第26節 08/22 vs 秋田(A) 1△1
J2第24節 08/25 vs 金沢(A) 2○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第23節 07/17 vs 金沢(H) 2○1
天皇杯3回戦 07/21 vs 川崎F(H) 1-1(PK3●4)
J2第24節 08/09 vs 山形(A) 1●3
J2第25節 08/14 vs 新潟(H) 0△0
J2第26節 08/21 vs 甲府(A) 1△1


[過去の対戦成績]
19/06/02 千葉 1-4 長崎
19/10/12 長崎 0-2 千葉
20/08/19 長崎 2-0 千葉
20/11/21 千葉 0-1 長崎
21/05/15 長崎 2-2 千葉


TICKET INFOこの試合のチケット情報

8.28 (土) 18:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第27節

試合会場フクダ電子アリーナ

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