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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

第13節のファジアーノ岡山戦以来、約4カ月半ぶりとなる連勝を狙うゲームだ。対戦相手はザスパクサツ群馬。7月3日に行われた前回対戦では船山貴之の2ゴールでジェフが勝点3を手に入れた。

その試合の直後、降格圏内に位置していた群馬は奥野僚右監督の解任と久藤清一新監督の就任を発表。新体制への移行と同時に始まったシーズン後半戦は第27節まで6試合負けなしの3勝3分と結果を残し、一気に降格圏を脱出している。続く第28節はブラウブリッツ秋田、第28節はヴァンフォーレ甲府を相手に連敗を喫したものの、前節は上位争いを演じているFC琉球に1-0と完封勝利。前回対戦時とは、チーム状況もその安定感も大きく違うことが分かる。

尹 晶煥監督が言う。

「(群馬は)選手を何人か補強して、守備のところをまず徹底的に意識を持ってやっているところがありますね。攻撃のほうは裏を結構狙っているところも見られるし、昔のブラジルのサッカーみたいな感じでやっているイメージがあります。けっこう攻撃的にもなってきている印象があります」

前節の琉球戦は前半に先制点を奪い、後半は相手に押し込まれながらも守備的なシステム変更によって徹底的にゴールを守り抜いた。久藤監督の下で守備組織を整備してきた現在の群馬には、「守り切る」という選択肢もはっきりと根付いている。そこをどう突破するかがこのゲームの大きなポイントだ。

指揮官が続ける。

「中盤で(ボールを)失ってカウンターをされるシーンもけっこうあったので、自分たちも相手のロングボールに対してしっかり準備しているし、やっぱり(相手が)つないでくるときにどこかでプレッシャーをかけて、カットしてショートカウンターといった形をもっと作れればと考えています」

いい守備からのショートカウンターでゴールに迫る。その形を1つでも多く作ることができれば、ジェフが主導権を握るゲーム展開となりそうだ。

鈴木大輔が言う。

「(群馬は)ショートカウンターのなかでも、細かいパスをつなぎながら左右に振って仕留めてきます。ホームでの試合でも危ないシーンがありました。(群馬・大前元紀選手は)怖さも分かっていて攻撃のクオリティーで違いを出せる選手です。フリーにすると怖い選手で、攻撃のキーマンになってくると思います」

第25節から欠場が続いていた大前は、前節、77分から途中出場。守備に重点を置く試合展開にあって、やはり攻撃面では個人技の高さと存在感を示した。コンディションが万全なら、スタメン出場も見込まれる絶対的なエースだ。鈴木の言うとおり、“違い”を出せる背番号50をどのように抑えるかも守備面における大きなポイントとなるだろう。

福満隆貴が言う。

「(愛媛戦では)リスクを背負ってでも得点をすることができたので継続してやっていきたいですし、勝つことだけに集中しているので自分たちのサッカーをして勝つだけだと思います」

確かに愛媛戦では、得点シーンに表れていたようにダブルボランチがペナルティーエリア内に侵入してボールに絡み、アグレッシブに相手ゴールに迫ることで局面を打開した。勝利だけを目指すなら、「リスクを背負ってでも」という姿勢はチーム全体に必要だ。それを結果につなげて、今季2度目となる連勝を飾りたい。


尹晶煥監督
(群馬は)選手を何人か補強して、守備のところをまず徹底的に意識を持ってやっているところがありますね。攻撃のほうは裏を結構狙っているところも見られるし、昔のブラジルのサッカーみたいな感じでやっているイメージがあります。けっこう攻撃的にもなってきている印象があります。連動して動くことを徹底してやってくるなという感じなんですけど、そのなかで中盤で(ボールを)失ってカウンターをされるシーンもけっこうあったので、自分たちも相手のロングボールに対してしっかり準備しているし、やっぱり(相手が)つないでくるときにどこかでプレッシャーをかけて、カットしてショートカウンターといった形をもっと作れればと考えています。まず自分たちのサッカーがどれくらい相手に通用するのかがすごく重要になります。それと明日は久しぶりのデーゲームなので、そこに慣れれば良い試合ができると思います。
チームの雰囲気も今すごく良いので、また群馬戦で勝ってさらに良い雰囲気を作っていきたいなと思います。なんとか集中させて勝点を取りたいです。


鈴木大輔
毎試合ピンチはありますが、(前節・愛媛戦で)一つひとつ修正をしながら(失点を)ゼロで抑えられたのはチームの守備が機能していたということだと思いますし、愛媛戦に関しては相手にボールを握られる時間も長く、良い守備からショートカウンターやボールを握り直す時間が作れたので、内容は良かったと思っています。(攻撃面での連動性については)ダブルボランチの距離感が近く攻撃に絡んでいました。その後のシャドーとボランチの関係性もすごく良かったと思っています。
(群馬は)ホームで対戦したときもボールの組み立てがうまかった印象です。4-4-2で守備の強度も高いチーム。ホームでは、勝ったもののどちらに転ぶか分からないギリギリの試合だったと思っているので、(今回も)そういった試合になると感じています。(群馬は)ショートカウンターのなかでも、細かいパスをつなぎながら左右に振って仕留めてきます。ホームでの試合でも危ないシーンがありました。(群馬・大前元紀選手は)怖さも分かっていて攻撃のクオリティーで違いを出せる選手です。フリーにすると怖い選手で、攻撃のキーマンになってくると思います。


福満隆貴
(愛媛戦の)立ち上がりは押し込まれる時間が続きましたが、自信を持って自分たちのやりたいサッカーをうまく出せたシーンも多かったので、オウンゴールでしたが良い形で崩せて得点したことが良かったと思います。立ち上がりの苦しい時間帯に失点せず、最後は押し込まれましたが選手全員が体を張って守り切れたことが大きかったと思います。個人としては、アシストや得点にもっとこだわっていかなければいけないと感じています。守備で(失点を)ゼロに抑えられたことは次にもつながると思っています。
(群馬は)後ろからボールをつなぐイメージもありますし、ロングボールで背後を狙ってくるイメージもあるので、中盤の選手に自由にボールを持たせたらいろいろなパスが出てくる印象があります。相手の中心選手にボールが入った時につぶしたり、パスを出させたりしないようにすることはもちろんですが、(愛媛戦では)リスクを背負ってでも得点をすることができたので継続してやっていきたいですし、勝つことだけに集中しているので自分たちのサッカーをして勝つだけだと思います。


[前節の布陣/群馬]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/群馬]
J2第26節 08/25 vs 栃木(A) 1○0
J2第27節 08/29 vs 金沢(H) 0△0
J2第28節 09/04 vs 秋田(A) 0●1
J2第29節 09/12 vs 甲府(H) 0●3
J2第30節 09/18 vs 琉球(A) 1○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第26節 08/21 vs 甲府(A) 1△1
J2第27節 08/28 vs 長崎(H) 2○0
J2第28節 09/04 vs 相模原(A)0●1
J2第29節 09/11 vs 磐田(H) 1●3
J2第30節 09/18 vs 愛媛(H) 1○0


[過去の対戦成績]
17/04/08 千葉 1-1 群馬
17/09/10 群馬 2-0 千葉
20/08/02 千葉 1-2 群馬
20/10/04 群馬 1-0 千葉
21/07/03 千葉 2-0 群馬
TICKET INFOこの試合のチケット情報

9.25 (土) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第31節

試合会場正田醤油スタジアム群馬

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