TOP TEAM選手・試合情報

2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

6戦無敗。その内訳は5勝1分。失点はわずか「2」で、得点は「10」。シーズン最終盤を迎えて、ジェフは右肩上がりに調子を上げている。

前節、アウェイの東京ヴェルディ戦は文字どおりの完勝だった。6分に奪った先制点は早々に返されたものの、前半のうちに2つの追加点を奪って3-1。さらに後半立ち上がりに2点を奪い、計5得点で勝負を決めた。

櫻川ソロモンが振り返る。

「ボールを持たれることで難しくなると思いましたが、船山選手が先制点を取り、良いスタートを切れた試合でした。その後もいいタイミングで追加点も取れたので、良い試合運びをしながら勝てた試合だったと思います。後ろからしっかりとした守備で流れを持っていく作業がうまくいき、そこから個の能力で打開して得点が生まれました」

守備のスタイル、組織として崩れない“堅さ”を維持しながら「攻撃的な守備」を意識し、攻撃面に転じたらフィニッシュまで持ち込んでゴールという結果を残す。それは2年目の尹晶煥体制で理想としてきたスタイルであるからこそ、手応えは大きい。

ホームに戻って迎える次の相手は、レノファ山口FC。9月下旬に渡邉晋前監督が退任し、それまでヘッドコーチを務めていた元日本代表DF名塚善寛新監督が就任。その後の戦績は4試合で2分2敗と苦戦している印象だが、前節は首位争いを演じている京都サンガF.C.と対戦し、1人の退場者を出しながらも1-1のドローを演じた。

その印象について、尹監督が言う。

「最近の試合を見ていたら、すごくハードワークするようになってきているし、けっこう走るようになってきているなという印象はあります。前の3人にスピードがあって、3人のコンビネーションプレーでゴールまで持っていけるところがすごく目につきました。そこに気をつけないといけないと思っています。相手は最近、けっこう前からプレッシャーをかけてきているので、うまく剥がしていくことは大事だと思っています」

尹監督が抱く印象のとおり、名塚監督就任後の山口はハードワークの意識を徹底し、それが攻撃のコンビネーションを活性化している印象が強い。特に中盤には高木大輔、佐藤謙介、池上丈二、島屋八徳と経験豊富な技巧派が多く、彼らのコンビネーションが合ってくると攻撃力は一気に高まる。

新井一耀が言う。

「(山口は)後ろからつないできますし、攻撃のアイデアやシュートのアイデアはあると思います。1対1で負けないこと、組織的に守備をしてボールを取ってカウンターなど気を付けてプレーをしたいと思います」

櫻川も相手の攻撃への警戒心を強めた。

「前からプレスをかけてくるチームだと思います。攻撃的なサッカーをしているので警戒しなければいけません。そのなかで自分の得点でチームを勝たせたいと思っています。胸でも腿でもどこでもいいですし、1得点を取ることが自分にとって重要。汚いゴール、泥臭いゴールでもいいので得点を取りたいです」

長い時間と労力をかけて手にした現状をさらに深めるためにも、この最終盤戦を“結果”とともに一気に駆け抜けたい。ジェフにとっては大きなチャンスだ。チームとしてのベースがはっきりと見えてきた今だからこそ、その力を見せつけて勝利を掴み取りたい。


尹晶煥監督
(山口は)監督が代わって1ヶ月くらいになりました。最初はなかなか勝てていませんでしたが、最近の試合を見ていたら、すごくハードワークするようになってきているし、けっこう走るようになってきているなという印象はあります。前の3人にスピードがあって、3人のコンビネーションプレーでゴールまで持っていけるところがすごく目につきました。そこに気をつけないといけないと思っています。相手は最近、けっこう前からプレッシャーをかけてきているので、うまく剥がしていくことは大事だと思っています。そこを剥がせれば僕らのチャンスになると思うので、(ジェフとしては)明日うまく走れるように、メンタル、精神的なところと肉体的なところ(に気をつけたい)。やっぱり体が動かないと、何か計画を立ててもできないので。まずはコンディションのところをしっかり考えないといけないと思い、今週はそういうところを中心にやってきています。
あと数試合しか残っていないホームでの試合で、皆さんに勝利をプレゼントしたい気持ちはあります。(アウェイゲームも含めて)残り7試合、1試合1試合最後まで戦うことが大事だと思っています。


新井一耀
相手にボールを持たれても踏ん張ることができています。そこから自分たちの流れにし、得点を取れている試合が続いています。前の選手が得点を取ってくれるので、後ろはしっかり守ることと割り切って守備ができているので、継続していきたいと思います。(チームの雰囲気は)トレーニングから声も出ていますし、前向きなプレーも多く出ています。それが試合にも勢い良く出ている形だと思います。自分たちがチャレンジしていくことが大事だと思うので、それを試合で表現したいと思います。
(山口は)後ろからつないできますし、攻撃のアイデアやシュートのアイデアはあると思います。1対1で負けないこと、組織的に守備をしてボールを取ってカウンターなど気を付けてプレーをしたいと思います。
これまで膝のケガなどもあって連続して試合に出場できない期間が長かったのですが、ジェフに来てからコンスタントに出場できています。次に出場したらようやく(Jリーグ通算)100試合。振り返るといろいろなことがありましたし、それがあったからこそ今につながっていると思うので、これからも1試合1試合を大事に戦っていきたいと思います。


櫻川ソロモン
(チームの)成熟度が高まっているのは、チーム全体が感じているところです。みんなで声を掛け合いながら、どのポジションに誰が入ったとしてもやることを理解していますし、チームとして良くなっています。
(前節は)ボールを持たれることで難しくなると思いましたが、船山選手が先制点を取り、良いスタートを切れた試合でした。その後もいいタイミングで追加点も取れたので、良い試合運びをしながら勝てた試合だったと思います。後ろからしっかりとした守備で流れを持っていく作業がうまくいき、そこから個の能力で打開して得点が生まれました。自分も得点が欲しかったのですが、それができなかったことは課題です。ボールキープや得点に絡むプレーはまだまだだと思ったので、そういう部分を次の山口戦で出していきたいです。
(山口は)前からプレスをかけてくるチームだと思います。攻撃的なサッカーをしているので警戒しなければいけません。そのなかで自分の得点でチームを勝たせたいと思っています。胸でも腿でもどこでもいいですし、1得点を取ることが自分にとって重要。汚いゴール、泥臭いゴールでもいいので得点を取りたいです。


[前節の布陣/山口]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/山口]
J2第31節 09/25 vs 長崎(H) 1●3
J2第32節 10/03 vs 東京V(H) 1●2
J2第33節 10/09 vs 新潟(A) 0●1
J2第34節 10/17 vs 水戸(H) 2△2
J2第35節 10/24 vs 京都(A) 1△1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第31節 09/25 vs 群馬(A) 1○0
J2第32節 10/03 vs 松本(H) 0△0
J2第33節 10/10 vs 町田(A) 1○0
J2第34節 10/17 vs 大宮(H) 2○1
J2第35節 10/24 vs 東京V(A) 5○1


[過去の対戦成績]
19/03/10 千葉 2-5 山口
19/10/27 山口 3-2 千葉
20/09/23 千葉 1-2 山口
20/11/25 山口 1-2 千葉
21/05/05 山口 0-1 千葉

TICKET INFOこの試合のチケット情報

10.30 (土) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第36節

試合会場フクダ電子アリーナ

チケット購入はこちら