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2021 SEASON MATCHES試合日程・結果

チームの勝負強さを感じた前節の栃木SC戦だった。

相手のロングボールを跳ね返し続け、セカンドボールを拾い続け、数多くのセットプレーで相手ゴールに迫りながらも無得点のまま迎えた試合終盤。岡野 洵のロングスローから始まった攻撃は逆サイドに流れ、熊谷アンドリューのクロスに再び岡野が絡むと、折り返しのボールにうまく合わせたのはキャプテンの鈴木大輔だった。

久々のスタメン出場で結果を残した岡野が振り返る。

「試合に出られないときから良い準備をしていて、試合に出場したら準備したモノを出すだけだったので、(前節の栃木戦は)それが勝利という形で実って良かったと思っています。良い準備をしたなかでも最後はキツい部分もあったのですが、試合に出ていけばもっと良くなると思っています」

この勝利によって実現した「8戦無敗」は尹 晶煥監督によって“ほぼ固定”されたスタメンを中心に勝ち取ったものだが、岡野のような立場の選手の活躍にこそチーム力の高まりを感じる。この日は60分に米倉恒貴、安田理大、サウダーニャの3人が同時投入されたが、彼らの期待どおりのパフォーマンスがあったからこそあの決勝点が生まれたことは間違いない。出場機会こそなかったものの、小島秀仁も6月以来となるベンチ入りを果たした。残り5試合と試合数は限られているが、この無敗記録を継続するためにもチーム全体としての総力が大切だ。もちろんその手応えは、来シーズンにもつながる。

尹監督が言う。

「今選手たちと話をしていると、「今は負ける気がしない」という話も少しずつ出てきているので、そのくらい自信になってきているのだと思います」

ホームに戻って迎え撃つ第38節の対戦相手は、第37節終了時点で勝点「51」、8位ジェフと6ポイント差の10位につける水戸ホーリーホックだ。最近5試合は1勝3分1敗とドローが先行しているが、シーズン後半戦はわずか3敗。前半戦に10敗を喫していることを考慮すれば後半戦の充実ぶりは明らかで、昨シーズンと同様の安定感を取り戻してきた印象が強い。

尹監督が言う。

「去年のホーム(第25節)であれだけ(1-5と)大敗しているので、(借りは)返さないといけないと思っています」

1-0で勝利した今シーズンのアウェイ戦、決勝ゴールを奪った櫻川ソロモンが言う。

「(水戸は)多くの選手が(夏の移籍で)代わっていますが、チームとしての形ややり方は変わっていないと思っています。攻撃的なチームなので隙はあるはずだし、そこを突いてゴールを取れたらと思います。(前回対戦でゴールを)決めたことで、良いイメージを持って試合に臨めるとは思います」

岡野は大分トリニータ時代のチームメイトを警戒した。

「水戸の左サイドには伊藤涼太郎選手がいます。大分時代に一緒にやっていましたが、ドリブルのキレがありすごく良い選手です。そこを抑えつつ、水戸の守備に関してはスカウティングしたことをチーム全体で共通意識を持って突いていきたいと思います。自分自身も攻撃でアクセントを出せるように持ち味を出し、アシストを狙っていきたいです」

ジェフにとって“自分たちのサッカー”は、この8試合の手応えによってジワジワと完成に向かっている。来シーズンにつなげるためにも、残り5試合を同じ感覚で、同じ結果を手に入れて今シーズンを終えたい。特にホームゲームで手にする勝点3は勢いを加速させる。チーム一丸となって、勝利に向かいたい。


尹晶煥監督
ここ最近の試合で負けていないのは、選手たちが本当にこのシステムに慣れてきて戦術のことも理解した上で、ストライカーらしいストライカーはいなくても何とか点を取って勝つ試合をしているということ。そういうところはすごく良いと思っています。今選手たちと話をしていると、「今は負ける気がしない」という話も少しずつ出てきているので、そのくらい自信になってきているのだと思います。
(3連戦最後の水戸戦向けては)まず回復することが一番だと思っています。明日の試合もすごく集中してやると思いますけど、ただ油断してはいけない。「勝っているし負けていないから、次もそうじゃない(負けることはない)かな」という油断があれば、明日は今までやってきたことと全然違うサッカーをしてしまうかもしれない。そういうところだけ少し心配をしているんですが、また明日、選手たちを信じて送り出したいと思います。去年のホーム(第25節)であれだけ(1-5と)大敗しているので、(借りは)返さないといけないと思っています。


岡野洵
試合に出られないときから良い準備をしていて、試合に出場したら準備したモノを出すだけだったので、(前節の栃木戦は)それが勝利という形で実って良かったと思っています。良い準備をしたなかでも最後はキツい部分もあったのですが、試合に出ていけばもっと良くなると思っています。
(水戸の)左サイドには伊藤涼太郎選手がいます。大分時代に一緒にやっていましたが、ドリブルのキレがありすごく良い選手です。そこを抑えつつ、水戸の守備に関してはスカウティングしたことをチーム全体で共通意識を持って突いていきたいと思います。自分自身も攻撃でアクセントを出せるように持ち味を出し、アシストを狙っていきたいです。
昇格させることができなかった責任を感じています。今のチームは好調で来シーズンに期待してもらえる試合ができています。残り5試合しっかり勝利して、来シーズンは“ジェフはいけるぞ”と思われるように。僕自身もこの5試合を出続けて成長して来シーズンを迎えられるように、良い準備をして水戸戦に臨みたいと思っています。


櫻川ソロモン
(前節対戦した)栃木はロングボールでタフに試合をしてくる相手でした。ハードワークをして球際にいけたことが良かったと思っていますし、セカンドボールも拾えたことで思いどおりに主導権を握る戦いができたと思っています。(自身は)エリア内で仕事をする選手なので良い形でボールが来たらベストですが、なかなかその局面を毎回作るのが難しいなかで強引にゴールを決める形もできたら良かったと思いますし、少ないチャンスでしたがセカンドボールやセットプレーでチャンスはあったので、ゴールを決めること、ゴールに関わるプレーができれば良かったと思います。
(水戸は)多くの選手が(夏の移籍で)代わっていますが、チームとしての形ややり方は変わっていないと思っています。攻撃的なチームなので隙はあるはずだし、そこを突いてゴールを取れたらと思います。(前回対戦でゴールを)決めたことで、良いイメージを持って試合に臨めるとは思います。
より良い順位で今シーズンを終わらせることがベストだと考えています。残り試合でどれだけ成長できるかがポイントだと思っているので、自分が成長しながらチームが勝つことを一番に考えてプレーしたいです。


[前節の布陣/水戸]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/水戸]
J2第33節 10/10 vs 群馬(H) 2○1
J2第34節 10/17 vs 山口(A) 2△2
J2第35節 10/24 vs 岡山(H) 1△1
J2第36節 10/30 vs 長崎(A) 1●2
J2第37節 11/03 vs 北九州(H)0△0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第33節 10/10 vs 町田(A) 1○0
J2第34節 10/17 vs 大宮(H) 2○1
J2第35節 10/24 vs 東京V(A) 5○1
J2第36節 10/30 vs 山口(H) 0△0
J2第37節 11/03 vs 栃木(A) 0○1


[過去の対戦成績]
19/03/17 水戸 1-1 千葉
19/09/14 千葉 2-1 水戸
20/07/04 水戸 0-3 千葉
20/10/10 千葉 1-5 水戸
21/04/21 水戸 0-1 千葉

TICKET INFOこの試合のチケット情報

11.7 (日) 14:00 KICKOFF 2021明治安田生命J2リーグ 第38節

試合会場フクダ電子アリーナ

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