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2022 SEASON MATCHES試合日程・結果

今シーズン初の連敗を喫し、迎えるホームゲームの相手はアルビレックス新潟。3連敗の阻止はもちろん、今シーズンのホーム初勝利が懸かった重要な一戦だ。

試合終盤に値千金の同点弾を奪いながらアディショナルタイムの失点によって黒星を喫した栃木SC戦について、尹晶煥監督は次のように振り返った。

「最後の最後で集中力が切れる時間だったので、そういうところでもう一つ集中して守らないといけないところでした。少し油断が出ていた、そういう感じでしたが、起きてはいけないこと」

試合開始直後の失点を追いかけ続けたゲームは、試合終盤にようやくリズムを掴み、攻勢を強め、何人もの選手が連動する理想的な形で88分に同点ゴールを奪った。ところが、試合終了間際のアディショナルタイムに再び失点。「逆転したい」という強い思いからか、それとも1点取り返した安堵感からか、一瞬の油断を相手に突かれて喫した黒星は、今後における大きな反省材料だ。J1昇格を目指すなら、こういう試合で手堅く勝点を上積みできるチームにならなければならない。

新潟は好調だ。3試合連続ドローからスタートした今シーズンは、第4節ブラウブリッツ秋田戦で黒星を喫しながらも第5節ヴァンフォーレ甲府戦、第6節ザスパクサツ群馬戦で連勝。勝点を「9」に伸ばして6位に浮上しただけでなく、最近2試合で5得点を記録して勢いに乗っている。

尹監督が言う。

「(新潟の)最近の2試合を見ていると、良い動きをしているし、去年の良いときの新潟が戻ってきたような気がしています。向こうは2連勝、こちらは2連敗なので、雰囲気的にちょっと違うところはあると思います」

昨シーズンまで指揮を執ったアルベルト(現在の表記はアルベル)監督がJ1・FC東京の新指揮官に就任し、昨シーズンまでコーチを務めていた松橋力蔵が新監督に就任。現役時代は稀代のテクニシャンとして横浜マリノス(現横浜F・マリノス)や京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)などで活躍し、指導者に転身後は主に横浜F・マリノスで育成年代の指導者として活躍してきた。

今シーズンの新潟について、新井一輝がその印象を語る。

「しっかりと後ろからビルドアップをしてきますし、流動的に動き、個で突破をしてくる選手や得点を取れる選手もいます。良い選手がそろい、良いサッカーをしている印象です」

6位でシーズンを終えた昨シーズンのチームは、最終ラインからテンポよくパスをつなぎ、勝負どころでスピードアップする緩急の変化を武器とした。シーズン開幕当初はそのスピード感が影を潜めていたが、2連勝中の現在は“昨シーズンの形”に戻りつつある。本間至恩や高木善朗、谷口海斗らが形成する前線は破壊力十分だ。2試合で5得点を奪った破壊力あるこの攻撃陣をいかに防ぐかが、勝敗を左右するポイントとなりそうだ。

新井一輝が続ける。

「1トップが裏抜けやサイドのスペースに走ってくると思います。後ろに3人いる分、1人がボールにいって1人がカバーすること、ボランチが前のスペースを埋めることができればセカンドボールを拾えると思うので、1発で裏をやられるシーンをなくすことが大事です」

もちろん、ジェフの課題である“得点”については、流れの中からゴールを奪った前節の感覚を継続したい。待望の今シーズン初得点を記録した櫻川ソロモンが言う。

「(前節の栃木戦で)1点目を取れたことは自分にとって大きいですし、今年は二桁以上を取りたいので重ねていけたらと思います。もっとゴール前に入ってシュートを打ちたいですし、ゴールが欲しい。もっとボールを呼び込むことや自分の特長をどう出すかを意識してトレーニングしています」

中3日の厳しい連戦だが、連敗によって沈みがちなムードにある今だからこそ“勝利”が必要だ。強豪相手のこのゲームを、流れを変えるきっかけとしたい。


尹晶煥監督
(前節・栃木戦の2失点目は)最後の最後で集中力が切れる時間だったので、そういうところでもう一つ集中して守らないといけないところでした。少し油断が出ていた、そういう感じでしたが、起きてはいけないこと。選手たちもそれは分かっていると思うので、今後はないようにしていきたいと思います。
(新潟の)最近の2試合を見ていると、良い動きをしているし、去年の良いときの新潟が戻ってきたような気がしています。向こうは2連勝、こちらは2連敗なので、雰囲気的にちょっと違うところはあると思います。ただやってみないと分からないところもあるので、集中して試合に入れるように準備をしています。
もちろん(現在の新潟のように)連勝すると雰囲気も良くなると思うので、そこに負けないような雰囲気を作っていかないといけないと思います。現状は(戦績から雰囲気が異なるのは)仕方ないところもあるので、切り替えて試合をするしかありません。


新井一耀
(新潟は)しっかりと後ろからビルドアップをしてきますし、流動的に動き、個で突破をしてくる選手や得点を取れる選手もいます。良い選手がそろい、良いサッカーをしている印象です。(ポイントは)ボールを高い位置で取り、そこで引っ掛けてカウンターをしたい。押し込まれる時間帯であれば耐えて、そこから自分たちのボールにしてゴールにつなげることが大事です。受け身になっていると得点は取れないので、自分たちがボールを持つ時間を増やさなければいけませんし、そこからアイデアで崩さないと得点は取れないので、共有(共通理解)を深めていく必要があると思います。
(新潟は)1トップが裏抜けやサイドのスペースに走ってくると思います。後ろに3人いる分、1人がボールにいって1人がカバーすること、ボランチが前のスペースを埋めることができればセカンドボールを拾えると思うので、1発で裏をやられるシーンをなくすことが大事です。そこは後ろのコミュニケーションで対応できる部分なので、常に声をかけて集中した状態でプレーすることが大事だと思います。


櫻川ソロモン
(前節の栃木戦で)1点目を取れたことは自分にとって大きいですし、今年は二桁以上を取りたいので重ねていけたらと思います。もっとゴール前に入ってシュートを打ちたいですし、ゴールが欲しい。もっとボールを呼び込むことや自分の特長をどう出すかを意識してトレーニングしています。
(新潟は)つないでくるチームですが、ディフェンス陣も良い選手ばかりで、整っている印象的です。でも相手からすればジェフも守備が堅く、良い選手がいると思っているでしょう。それはお互いなので、自分たちのやることをしっかりやれたらと思っています。チームでは守備の部分を求められていますし、常に変わらずに後ろの声を聞きながら、チームのコンセプトを考えながら守備をしていきたいと思います。
(昨シーズン第25節のホーム・新潟戦は)自分は先発で、前からチェイシングをかけました。チームとしてゴールを奪うことやスイッチになることは、去年も今も変わりません。相手は4バックだと思うので、ハッキリ守備ができると考えます。今節も自分が前からスイッチを入れたいと思います。


[前節の布陣/新潟]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/新潟]
J2第2節 02/26 vs 大宮(A) 2△2
J2第3節 03/05 vs 山口(H) 1△1
J2第4節 03/13 vs 秋田(A) 0●1
J2第5節 03/19 vs 甲府(H) 2○0
J2第6節 03/26 vs 群馬(H) 3○2


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第2節 02/26 vs 琉球(A) 2○1
J2第3節 03/06 vs 山形(H) 0△0
J2第4節 03/13 vs 金沢(A) 1○0
J2第5節 03/20 vs 群馬(H) 0●1
J2第6節 03/26 vs 栃木(A) 1●2


[過去の対戦成績]
19/03/03 千葉 1-4 新潟
19/09/07 新潟 2-1 千葉
20/09/09 千葉 1-3 新潟
20/11/15 新潟 0-2 千葉
21/05/01 新潟 2-0 千葉
21/08/14 千葉 0-0 新潟


TICKET INFOこの試合のチケット情報

3.30 (水) 19:00 KICKOFF 2022明治安田生命J2リーグ 第7節

試合会場フクダ電子アリーナ

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