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2022 SEASON MATCHES試合日程・結果

5連戦の2試合目。ホーム・フクアリに戻って迎え撃つのはレノファ山口FCだ。第11節を終えたJ2リーグは勝点「27」で横浜FCが首位を快走しているが、勝点「20」で2位につけるベガルタ仙台から同「13」で17位のジェフとの勝点差は「7」と現時点で2位以下の争いは混戦を極めている。最近5試合で1勝3分1敗、白星からは最近4試合遠のいているジェフだが、集中力を切らすことなく目の前の試合で勝利を目指したい。

尹 晶煥監督も改めて「勝利」を強調した。

「(ジェフとしては)最近なかなか勝てておらず選手たちもプレッシャーがあると思いますが、そのプレッシャーをどうやって乗り越えるかは、やっぱり勝利するしかないと思います」

第11節終了時点で3勝5分3敗。勝点「14」で12位につける山口は、前線からのアグレッシブな守備を武器に少しずつ安定感を手に入れ始めている印象だ。最近5試合の戦績は2勝1分2敗と五分だが、1-0で勝利した大宮アルディージャ戦、3-1で勝利した東京ヴェルディ戦と、“前から”のスタイルがハマった試合ではきっちりと勝点3を積み重ねている。

指揮2年目の名塚善寛監督は昨シーズンと同様の4-3-3システムを採用しており、前線からのプレスで相手のパスコースを限定し、セカンドボールを拾ってのショートカウンターを得意とする。また、サイド攻撃も特徴で、ワイドに開いたウイングへのロングボール供給からコンビネーションで中に進入する攻撃パターンも破壊力十分だ。そうした攻撃的なストロングポイントを抑えながら、逆にプレスからボールを奪ってショートカウンターを仕掛けられるかがこの試合のポイントとなるだろう。経験豊富なストライカーの岸田和人、途中出場から流れを変えられる沼田駿也あたりにも注意したい。

福満隆貴が言う。

「連戦なので先制点を取られると試合展開が苦しくなりますし、ジェフが先制点を取ることが大事です。相手に合わせるのではなく、思い切って自分たちから攻めの守備やアグレッシブさを出していかなければいけないですし、前半から決定機を決め切らないと苦しい展開になると感じています」

ここ数試合は“内容”で相手を上回りながら、決定力不足を露呈して勝ち切れないゲームが続いている。結果が出ないフラストレーションとどのように向き合い、メンタル的、フィジカル的なコンディションを連戦の中でしっかり調整できるかどうかも結果を左右する要素となりそうだ。

尹監督が言う。

「まず(自分たちの)コンディションをどれくらい戻せるかが大事だと思います。相手がどうしてくるかというよりは、自分たちでどういうゲーム運びをするかが大事なので、その準備をしています」

決定力不足については攻撃陣の奮起が期待されるところだが、チアゴ デ レオンソの加入、サウダーニャの復調、櫻川ソロモンの成長などによって競争力が高まっているからこそ、決めるべき“誰か”が結果を残してチームを勝利に導きたい。その候補のひとり、サウダーニャが言う。

「(ここ最近の途中出場は)悔しいところもありますが、自分はスタメンで出場している他の選手の実力を分かっています。彼らはレギュラーで出場できる実力のある選手ばかりですし、もちろんリスペクトしています。でも(自分が)スタメンで出たいという欲もあります。個人として、いつでも出場する準備はできています」

第11節終了時点ですでに4敗。この現実を直視しながら、目の前のゲームに勝って、丁寧に勝点3ずつ積み上げていくしかない。苦しい状況にある今こそ、チーム一丸となって勝利に向かう姿勢が求められる。


尹晶煥監督
(前節の東京V戦が)引き分けになってしまったのは本当に残念でした。前半チャンスもありましたし、うまくゲームを良い方向に持っていけるチャンスもありました。前半のチャンスを外しても後半に先制点を取れたのは良かったし、後半の最後の最後までみんな集中していたとは思うのでが、失点につながってしまうシーンがありました。そこはもったいない守備のやり方だったなという感じています。
(ジェフとしては)最近なかなか勝てておらず選手たちもプレッシャーがあると思いますが、そのプレッシャーをどうやって乗り越えるかは、やっぱり勝利するしかないと思います。(対戦相手の)山口も去年とちょっと違って良くなっているところもあるので、まず(自分たちの)コンディションをどれくらい戻せるかが大事だと思います。相手がどうしてくるかというよりは、自分たちでどういうゲーム運びをするかが大事なので、その準備をしています。


福満隆貴
これは今後を左右する意味で大事な5連戦です。残り4試合、チームとして全勝を目指してやっていきたいと思います。
(前節・東京V戦は)流れの中で先制点を取れたことはポジティブに考えていて、あとは耐える時間を耐えないと勝点3は取れない。もしくは追加点を取ることが課題だと思うので、そこを修正して(山口戦は)臨みたいと思います。
(山口戦は)連戦なので先制点を取られると試合展開が苦しくなりますし、ジェフが先制点を取ることが大事です。(古巣戦として迎えることについては)今でも応援してくださるファン・サポーターもいますし、恩返しできるようなプレーができればいいと毎試合考えています。
相手に合わせるのではなく、思い切って自分たちから攻めの守備やアグレッシブさを出していかなければいけないですし、前半から決定機を決め切らないと苦しい展開になると感じています。ホームなので、サポーターの皆さんの前で良いサッカーをして、内容よりも結果にこだわって勝つことだけを目指したいです。もっと個で仕掛けること、コンビネーションを増やさないといけないし、それはチームとしての課題でもあるのでトレーニングからしっかりやっていければと思います。


サウダーニャ
スタメンで出場していた試合に関して言うと、良い状態で臨めていたと思っていますし、スタメンで出場できるように一生懸命にトレーニングしているところです。(ここ最近の途中出場は)悔しいところもありますが、自分はスタメンで出場している他の選手の実力を分かっています。彼らはレギュラーで出場できる実力のある選手ばかりですし、もちろんリスペクトしています。でも(自分が)スタメンで出たいという欲もあります。個人として、いつでも出場する準備はできています。
ゴールに向かう姿勢や推進力は自分の特長でもあるので、常に心掛けています。相手にとっては脅威になると感じています。
(山口は)非常にクオリティーの高い選手が揃っていて攻撃的なチームだと思っています。ただその反面、スペースを与えてしまっている印象もあります。そのスペースを生かして突いていきたいです。
ジェフに加入してからサポーターの熱いエネルギーが自分のプラスになっているので、彼らから良いエネルギーをもらっています。これからも自分の力に変えていきたいと思っています。


[前節の布陣/山口]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/山口]
J2第7節 03/30 vs 徳島(H) 0△0
J2第8節 04/03 vs 大宮(H) 1○0
J2第9節 04/10 vs 仙台(A) 1●2
J2第10節 04/17 vs 東京V(H) 3○1
J2第11節 04/23 vs 水戸(A) 2●3


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第7節 03/30 vs 新潟(H) 1○0
J2第8節 04/03 vs 町田(A) 1△1
J2第9節 04/10 vs 横浜FC(H)1△1
J2第10節 04/16 vs 大宮(A) 1●2
J2第11節 04/23 vs 東京V(A) 1△1


[過去の対戦成績]
19/03/10 千葉 2-5 山口
19/10/27 山口 3-2 千葉
20/09/23 千葉 1-2 山口
20/11/25 山口 1-2 千葉
21/05/05 山口 0-1 千葉
21/10/30 千葉 0-0 山口

TICKET INFOこの試合のチケット情報

4.27 (水) 19:00 KICKOFF 2022明治安田生命J2リーグ 第12節

試合会場フクダ電子アリーナ

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