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2022 SEASON MATCHES試合日程・結果

5連戦の3試合目となる第13節は、ホームに大分トリニータを迎えて連勝を狙う。

尹晶煥監督が「勝ちたい意欲が見えた試合」と振り返った前節・レノファ山口FC戦は、前半序盤こそミスが多く、守勢を強いられてリズムを掴めなかったものの、30分過ぎから徐々に流れを引き寄せ、両サイドから積極的に仕掛けてチャンスを作った。最終ラインを高く設定し、組織全体をコンパクトに形成する山口に対し、ジェフは積極的に背後のスペースを狙っていた。そうした戦術が見事にハマり、結果的には前半のうちに2得点を奪って勝利を引き寄せた。

尹監督が振り返る。

「守備のところから修正ができて、カウンターからの得点、その後の追加点まですごく良かったですし、無失点で試合を終えられたのはチームにとってはすごく良い流れだったと思います」

第12節終了時点の勝敗を4勝4分4敗としたジェフは12位に浮上。勝点「16」は4位町田ゼルビアFCと3ポイント差で、連勝すれば十分に上位進出を狙える状況だ。今シーズン初となる連勝をホームで記録し、勢いをつけて5連戦後半戦へと向かいたい。

田口泰士が言う。

「なかなか勝ち切れず勝点3を取れないなかで、前節勝てたことはチームにとって自信になるというか、プラスになると思います。次もホームゲームなので前節の勝点3を無駄にしないためにも、次の大分戦でも勝点3を奪えるようにやっていきたい。」

対する大分の状況もジェフと似ている。過去3シーズンの舞台をJ1リーグとしたことから、戦力的に見ればJ1昇格候補の筆頭格に押す声が多い。しかし下平隆宏新監督が率いるチームは第6節のFC琉球戦で今シーズン初勝利。その後は白星を先行させてジェフと同様の4勝4分4敗としてこのゲームを迎える。

その印象について尹監督が言う。

「どちらもレベルの差はないと感じています。みんな上手で一人ひとり能力があるので、(試合のポイントとしては)疲労がどれくらい抜けるかどうかと、こういう連戦ではお互い精神力のところが勝負になると思います」

ジェフでもプレーしたGK高木 駿には足下の技術があり、最終ラインの軸である三竿雄斗とペレイラ、昨シーズンはジェフでプレーした伊東幸敏のパフォーマンスには安定感がある。中盤にはベテラン司令塔の小林裕紀、リーグ屈指の技巧派アタッカーである野村直輝を中心に、下田北斗、渡邉新太と特長のあるタレントがいる。最前線の長沢 駿と呉屋大翔はそれぞれ3得点を記録しており決定力は高い。

田口が言う。

「(大分は)力のあるチームで良い選手がたくさんいます。リスペクトする部分はリスペクトをし、勝点も同じなので、しっかりホームで勝って上にいけるようにしたいです。相手どうこうではなく自分たちがしっかりやれるかだと思うので、自分たちに矢印を向けてプレーしたいと思います」

末吉 塁は「相性」についてこう話した。

「相手は4バックで後ろから組み立てるチーム。前からのプレスで行くこと、引いて守ってからのカウンターは相性的には悪くはないと思うので、自分たちの良い守備がハマればうまくいくと思います」

アグレッシブな守備で相手のパスワークを分断し、セカンドボールを拾って迫力あるショートカウンターを繰り出す。あるいはサイドチェンジで揺さぶりながら、縦へのスイッチを入れて精度の高いクロスからチャンスを作る。ここまで“結果”については満足できるものではないが、内容は着実に前進しており、その手応えは十分にある。相手がどこでも、それを正面からぶつけるだけだ。


尹晶煥監督
(前節の山口戦は)守備のところから修正ができて、カウンターからの得点、その後の追加点まですごく良かったですし、無失点で試合を終えられたのはチームにとってはすごく良い流れだったと思います。本当に勝ちたい意欲が見えた試合でした。
(次の対戦相手・大分は)ルヴァンカップもやっているのでスケジュール的に大変そうだなと。(メンバー編成が)ルヴァン組とリーグ組で2つある(ターンオーバー)と、中2日のためどういうメンバーで来るかは分かりませんが、どちらもレベルの差はないなと感じています。みんな上手で一人ひとり能力があるので、(試合のポイントとしては)疲労がどれくらい抜けるかどうかと、こういう連戦ではお互い精神力のところが勝負になると思います。(連戦でも)おととい勝ったことで選手たちの疲労度もやっぱり違うなという感じもあります。(メンバー選考については)替える選手は替えていかないといけないところもありますが、この(前節勝利の)流れをうまく持っていきたい気持ちもあります。


田口泰士
なかなか勝ち切れず勝点3を取れないなかで、前節勝てたことはチームにとって自信になるというか、プラスになると思います。次もホームゲームなので前節の勝点3を無駄にしないためにも、次の大分戦でも勝点3を奪えるようにやっていきたいです。5連戦だからではなく、一戦一戦、勝点を目指して僕たちはプレーしています。まずは次の大分戦を考えています。
(大分は)力のあるチームで良い選手がたくさんいます。リスペクトする部分はリスペクトをし、勝点も同じなので、しっかりホームで勝って上にいけるようにしたいです。相手どうこうではなく自分たちがしっかりやれるかだと思うので、自分たちに矢印を向けてプレーしたいと思います。
以前からもチャンスを作れていた試合は多かったのですが、そこで得点を奪えるか、奪えないかという最後の部分(が重要)でした。前節は2つうまく奪えた。それが結果につながる勝点3なのか、1なのかゼロなのか、そこの勝点の重みを選手は感じながらやっていく必要があると思っています。


末吉塁
(前節の山口戦のように)前の選手が得点を取ってくれるのはうれしいことですし、セットプレーだけでなく、流れのなかから点が入ることはチームにとって良いこと。前の選手だけではなく、ウイングバックやボランチが得点に絡めたらもっと良くなるので、そこは意識したいです。
(自身については)昨シーズンは試合に出続けることが精いっぱいでした。今シーズンは、そこにプラスして結果を出すことを意識しています。まだ結果が出ていないことが課題です。チームとしては失点が続いていたのですが、もう一度堅い守備を構築するという部分で“いく、いかない”をハッキリすることはできていたと思います。
(大分は)昨シーズンJ1でやっていたチームなので間違いなく力はあります。(昨シーズンジェフで)チームメイトだった伊東幸敏選手とマッチアップするかもしれないので、意識する部分はありますし、楽しみな部分でもあります。相手は4バックで後ろから組み立てるチーム。前からのプレスで行くこと、引いて守ってからのカウンターは相性的には悪くはないと思うので、自分たちの良い守備がハマればうまくいくと思います。


[前節の布陣/大分]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/大分]
J2第8節 04/03 vs 東京V(A) 0●1
J2第9節 04/10 vs 徳島(H) 1○0
J2第10節 04/16 vs 岩手(A) 2○1
J2第11節 04/20 vs 金沢(H) 1●3
J2第12節 04/27 vs 栃木(H) 0△0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第8節 04/03 vs 町田(A) 1△1
J2第9節 04/10 vs 横浜FC(H)1△1
J2第10節 04/16 vs 大宮(A) 1●2
J2第11節 04/23 vs 東京V(A) 1△1
J2第12節 04/27 vs 山口(H) 2○0


[過去の対戦成績]
15/06/21 大分 0-1 千葉
15/10/18 千葉 2-2 大分
17/07/01 千葉 4-1 大分
17/10/28 大分 1-2 千葉
18/04/01 大分 4-0 千葉
18/10/21 千葉 2-4 大分

TICKET INFOこの試合のチケット情報

4.30 (土) 14:00 KICKOFF 2022明治安田生命J2リーグ 第13節

試合会場フクダ電子アリーナ

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