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2022 SEASON MATCHES試合日程・結果

第17節終了時点の戦績は5勝5分7敗。勝点「20」で18位。5位FC町田ゼルビアとの勝点差が6ポイントは長いシーズンを考えれば“大差”ではないが、その差を詰めて逆転するためにもそろそろ“流れ”を引き寄せなければならない。

尹 晶煥監督が言う。

「流れをつかむことが今はすごく難しいところがあるので、本当に90分戦うしかないなと思います。選手たちには、本当に本気で『自分が決める!』という気持ちを持ってやってほしい」

課題は明確だ。前節のロアッソ熊本戦では試合終了間際のゴールで何とかドローに持ち込んだが、主導権を握り、攻撃の形をいくつも作りながらも流れの中からゴールを奪うことはできなかった。

「あとは最後のクオリティーだと思います。クロスや最後のパスのクオリティーとか、そういうところがまだうまく合っていなくてゴールにつながらないところが多い」

熊本戦ではサイドに人数をかけて厚みある攻撃を作り、積極的なランニングで相手の背後に飛び込んでチャンスを作った。中央では熊谷アンドリューと田口泰士のボランチコンビが縦の関係を作り、チャンスメイクの局面に積極的に顔を出してアクセントを加えた。サイドからのクロスはもちろん、中央を通すスルーパスや思い切りのいいミドルシュートが数多く見られた。これらをゴールに結びつけるために必要なのは“精度”だ。トレーニングで何度もトライしてきた成果を試合で発揮するしかない。

高木俊幸が言う。

「課題は得点。数字にも出ていますし、チャンスの数を増やす作業と最後の精度を上げるというシンプルなところになります。これだけ入ってないからこそ打つ前に余計なことを考えてしまうなど、そういうシーンが増えてしまうと思いますが、逆に数を増やしてカバーしていくしかない。1本入れば変わると思いますし、早い時間の先制点がないので欲しいです」

今節対戦するV・ファーレン長崎は7勝3分7敗、勝点「24」で7位につけている。

シーズン序盤はやや出遅れた印象が強かったものの、第7節ザスパクサツ群馬戦の勝利で好転。白星を先行させて勝点を積み重ね、最近5試合は2勝1分2敗と五分の成績で上位争いを見据えた位置をキープした。

2年目の松田浩監督が率いるチームの特徴は組織的な守備と個の能力の高さだ。新井章太が言う。

「長崎は毎年上手なチームで、試合の作り方も上手。個人個人の能力も非常に高いチームだと思っています。1対1で負けないところ、ストロングポイントをつぶす作業をしていかないと個ではがされてしまいます。どれだけ相手にプレーさせないよう自分たちがボールを持ってプレーできるかだと思います」

高木は“1対1”の勝負を意識した。

「目立つのは個人の能力です。個人での戦い、目の前の選手に負けてはいけないと思うので、相手のキーとなるような選手にやらせないことが大事です」

前線にはエジガル ジュニオやクリスティアーノといった強力な外国籍助っ人に加え、Jリーグの実績十分な都倉 賢、山崎亮平ら特長のあるベテラン選手がいる。中盤の加藤 大、カイオ セザールもゲームコントロールの能力に長けた実力者だ。

尹監督が言う。

「最近の試合を見ていたら自陣でブロックをして、しっかり守りながらロングカウンターとか、そういうところを有効に使うチームに見えます。外国籍選手の決定力のところ、もしくはセットプレーでの点もあって、そういうところが目立っている印象です。決定力ある選手が長崎にはけっこういるので、そういうところを気にしながらお互いカバーし合ってやらないといけないなと思います」

まずは1対1の勝負に負けないこと。組織としては自分たちのスタイルを貫き、厚みあるチャレンジでゴールを狙い、精度を高めて先制点を奪いたい。流れを掴むきっかけを作るために、勝点3を奪ってフクアリに帰りたい。


尹晶煥監督
(前節の)熊本戦はけっこうつなぐことがうまくできて、最後は3人目でクロスという場面もありました。あとは最後のクオリティーだと思います。クロスや最後のパスのクオリティーとか、そういうところがまだうまく合っていなくてゴールにつながらないところが多いので、それはやり続けるしかありません。
(長崎は)守備のときは前から来るときも多いんですけど、最近の試合を見ていたら自陣でブロックをして、しっかり守りながらロングカウンターとか、そういうところを有効に使うチームに見えます。外国籍選手の決定力のところ、もしくはセットプレーでの点もあって、そういうところが目立っている印象です。決定力ある選手が長崎にはけっこういるので、そういうところを気にしながらお互いカバーし合ってやらないといけないなと思います。
流れをつかむことが今はすごく難しいので、本当に90分戦うしかないと思います。そのなかでチャンスが来たときに思いっきり(シュートを)打ってほしい。選手たちにそういう話はいつもしていますが、本当に本気で「自分が決める!」という気持ちを持ってやってほしいと思っています。


新井章太
(前節は)攻めているなかで、一番したくない形での失点でした。ただ、その後の自分たちのメンタルの保ち方というところでは、今年力がついていると思いました。欲を言えば先に点を取りたかったのですが、ああいう形で同点に追いついたことは今持っている自分たちの力かなと思います。
長崎は毎年上手なチームで、試合の作り方も上手。個人個人の能力も非常に高いチームだと思っています。1対1で負けないところ、ストロングポイントをつぶす作業をしていかないと個ではがされてしまいます。どれだけ相手にプレーさせないよう自分たちがボールを持ってプレーできるかだと思います。攻守においてすごく良いイメージがあるので、自分たちも負けないようにしていきたい。攻撃陣にも気をつけたいのですが、カイオ セザール選手は自信を持ってプレーしている印象があります。自分が川崎フロンターレで一緒にやっていたころからは見違えるように素晴らしいプレーヤーになっているので、そこで起点を作られないように、ボールを拾われないような声かけをしていきたいと思います。


高木俊幸
課題はいろいろとありますが、追いつけたこと、アウェイで勝点1を取れたことをポジティブに。連戦が始まっているので次の試合に向けて切り替え、前節に出た課題を話しながら次の相手の分析を進めています。(課題は)得点。数字にも出ていますし、チャンスの数を増やす作業と最後の精度を上げるというシンプルなところになります。これだけ入ってないからこそ打つ前に余計なことを考えてしまうなど、そういうシーンが増えてしまうと思いますが、逆に数を増やしてカバーしていくしかない。1本入れば変わると思いますし、早い時間の先制点がないので欲しいです。
(長崎で)目立つのは個人の能力です。個人での戦い、目の前の選手に負けてはいけないと思うので、相手のキーとなるような選手にやらせないことが大事です。(ジェフとしては)熊本戦も良かったシーンで言えば田口選手がミドルを打ったりしていたので、思い切って狙っていくというのもシンプルですが大事だと思います。そうやって空いたスペースを自分たちがどう使うかの駆け引きとなってくるので、サイドでボールを回すだけでなく個人ではがして打開することも大事だと思っています。


[前節の布陣/長崎]


[前節の布陣/ジェフ]


[最近5試合の戦績/長崎]
J2第13節 05/01 vs 山形(A) 0●2
J2第14節 05/04 vs 岩手(A) 4○0
J2第15節 05/08 vs 仙台(H) 0●2
J2第16節 05/14 vs 大宮(H) 0△0
J2第17節 05/22 vs 山口(A) 2○1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第13節 04/30 vs 大分(H) 0●3
J2第14節 05/04 vs 徳島(A) 0●1
J2第15節 05/08 vs 岡山(H) 1○0
J2第16節 05/15 vs 秋田(H) 0●1
J2第17節 05/21 vs 熊本(A) 1△1


[過去の対戦成績]
19/06/02 千葉 1-4 長崎
19/10/12 長崎 0-2 千葉
20/08/19 長崎 2-0 千葉
20/11/21 千葉 0-1 長崎
21/05/15 長崎 2-2 千葉
21/08/28 千葉 2-0 長崎

TICKET INFOこの試合のチケット情報

5.25 (水) 19:00 KICKOFF 2022明治安田生命J2リーグ 第18節

試合会場トランスコスモススタジアム長崎

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