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2022 SEASON MATCHES試合日程・結果

5月21日の第17節ロアッソ熊本戦から続く“負けなし”は6試合。少しずつ勝点を積み重ねて8位に浮上したジェフだが、明らかな上り調子にあるだけに勝ち切れない試合が続いていることも気になる。

尹 晶煥監督が言う。

「ケガ人が多い中で選手たちは自信をつけていると思います。ただ、勝てていないことは悔しいですし、後半戦が始まって(初戦の大宮戦が)引き分けになったんですけど、これからが大事だとみんな分かっているし、それを今週集中してできたので、明日しっかり準備して臨めると思います」

第21節のヴァンフォーレ甲府戦、そしてシーズン後半戦の最初のゲームとなった前節の大宮アルディージャ戦は“勝てる試合”だった。いずれもドローに終わったことを反省材料として“勝ち切る”という課題を克服しなければ上位争いは見えてこない。チームとしての練度が高まっている今だからこそ、試合を通じて、結果を手に入れながら本物の力を手に入れることが重要だ。何としても3試合ぶりの白星を獲得したい。

フクアリに迎える東京ヴェルディも同じく復調傾向にある。

6月13日に就任が発表された城福浩監督新監督の下、その初戦となった前節レノファ山口FC戦は相手に退場者が出たとはいえ3-0で快勝。今週は水曜日に天皇杯3回戦を戦い。J1屈指の強豪である川崎フロンターレを1-0で打ち負かすアップセットまで演じてみせた。

この2試合の内容を見ると、城福新体制の東京Vは守備の整備と強化を図っている印象だ。攻撃時は4-3-3、守備時は4-4-2と変化するフォーメーションだが、攻守の切り替えは速く、前線からのプレス強度も高い。ボール保持能力の高いチームであるからこそ、組織としての守備が機能させることで相手に脅威を与えている。

その印象について尹監督が言う。

「(東京Vの天皇杯・川崎F戦を見て)勢いを持ってみんなが走っていて、戦う姿勢がすごく印象に残りました。前よりももっと走っているようなイメージで、攻撃も守備も少しずつ監督が要求しているところ(をやれている)。もともとそういうタイプでしたが、さらに選手もうまく入れ替えながらやっていて、良くなっていると感じました」

ジェフもボール保持率を次第に高めているだけに、中盤でのセカンドボールの奪い合いは試合の行方を左右するポイントとなるだろう。やはり組織としての連動した守備からいかにボールを奪い、得意とするサイドチェンジをうまくつかって相手を揺さぶりたい。

中盤のキーマン、田口泰士が言う。

「(熊谷アンドリュー選手との連係は)僕もすごくやりやすいですし、『自分がやらなきゃ』と思っていたことを彼がやってくれるので、あまりいろいろ考えずに『見ながら動けばいい』というような感じでプレーをしています。守備範囲も広いですし、『ここに来てくれるのか』というようなシーンはいくつもあるので助かっています」

相手のポゼッションに対して前線からパスコースを限定し、熊谷の広範囲にわたる守備力でボールを奪う。それを受けて田口がサイドに展開し、相手を揺さぶって体力を消耗させる。そうした展開に持ち込むことが、ジェフにとっては理想的だ。

もちろん最後は「決定力」だ。前節の大宮戦では見事なヘディングシュートで同点ゴールを奪った櫻川ソロモンが言う。

「(東京Vは)うまいチームで、監督が代わってから2勝しているので勢いがあると思います。(監督交代により)守備の意識が高まったというか、もともと攻撃に重きを置いているチームだと思いますが、ラインを上げるところなど守備に力を入れてきている印象があります。でもジェフも6戦負けなしなのでそこは自信を持って、そしてホームなので勝てるようにプレーしたいと思っています」

J1自動昇格圏の2位横浜FCとの差は12ポイント。決して小さな差ではないが、まだ後半戦が始まったばかり。諦める時期じゃない。


尹晶煥監督
(東京Vの天皇杯・川崎F戦を見て)勢いを持ってみんなが走っていて、戦う姿勢がすごく印象に残りました。前よりももっと走っているようなイメージで、攻撃も守備も少しずつ監督が要求しているところ(をやれている)。もともとそういうタイプでしたが、さらに選手もうまく入れ替えながらやっていて、良くなっていると感じました。ただリーグ戦と天皇杯はまた雰囲気が違うもの。でも慎重にやっていかなくてはいけないと思います。もちろんヴェルディがボールを持ってやる時間も長くなるかもしれませんが、そこをうまく耐えられるようにしていかないといけません。逆に(自分たちが)ボールを持ったときに、こちらもうまく持ちながら攻めていくということをしないと。完全にヴェルディがずっとボールを持ってしまうと守備の時間が長くなってしまうので、そういうところのメリハリが必要です。
やっぱり暑くなってくると戦いについても考えていかないといけません。この時期に14:00キックオフの試合はちょっと厳しい時間帯なんですけど、でも決まっている時間なので仕方ないし、お互い(対戦相手も)同じなので。どれくらい集中力を持って90分間戦えるかが大事です。


田口泰士
(最終ラインについて)ずっと3枚でやってきて久しぶりの4枚だったのですが、あまり大きく変わることはないと思っていました。ただ、ピッチの中で何かしら違った動きが出ることやイレギュラーなところも出てくるので、そこは1分でも早く中で解決できるようにしたいと思っています。(熊谷アンドリュー選手との連係は)僕もすごくやりやすいですし、「自分がやらなきゃ」と思っていたことを彼がやってくれるので、あまりいろいろ考えずに「見ながら動けばいい」というような感じでプレーをしています。守備範囲も広いですし、「ここに来てくれるのか」というようなシーンはいくつもあるので助かっています。
得点やアシストの部分で僕自身も結果が欲しいですし、今シーズンはまだノーゴールなので、毎試合狙ってはいますけどそろそろ決めたいですね。
(東京Vは)チームとして公式戦で連勝していて、天皇杯でも川崎Fに勝っていて勢いがあると思います。監督も代わっているなかで一体感を持って臨んでくると思うので、そういった勢いに負けないように、自分たちのほうが「勝ちたい」という気持ちを全面に出してホームで勝点3を奪うという気持ちを持ってプレーすることが大事だと思います。


櫻川ソロモン
フォーメーションが変わった中で、攻守において統一感を持つというか、攻撃でも守備でも自分たちでコンセプトを持ってプレーできるようトレーニングをしています。(得点を取るために)クロスへの入り方は続けていきたいですし、あとはゴール前のコンビネーションや連動を意識してプレーしたいです。
(東京Vは)うまいチームで、監督が代わってから2勝しているので勢いがあると思います。(監督交代により)守備の意識が高まったというか、もともと攻撃に重きを置いているチームだと思いますが、ラインを上げるところなど守備に力を入れてきている印象があります。でもジェフも6戦負けなしなのでそこは自信を持って、そしてホームなので勝てるようにプレーしたいと思っています。
もし出場してくるのであれば(東京Vの)山本理仁選手は、うまくてボールを蹴れる選手。ボランチなので、そこをケアしながらという形で相手にボールが入らないようにしたり、思うようにプレーさせないことを意識しプレーしたいです。馬場晴也選手はセンターバックで直接マッチアップすると思うので、同い年の選手としては絶対に負けられないです。


[前節の布陣/東京V]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近5試合の戦績/東京V]
天皇杯2回戦 06/01 vs 秋田(H) 2○1
J2第20節  06/05 vs 横浜FC(A) 1△1
J2第21節  06/12 vs 岩手(H) 2△2
J2第22節  06/18 vs 山口(H) 3○0
天皇杯3回戦 06/22 vs 川崎(A) 1○0


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第19節  05/29 vs 水戸(H)  2○1
天皇杯2回戦 06/01 vs 金沢(H)  1●2
J2第20節  06/05 vs 仙台(H)  2○0
J2第21節  06/11 vs 甲府(A)  1△1
J2第22節  06/18 vs 大宮(H)  1△1


[過去の対戦成績]
20/07/18 千葉 1-2 東京V
20/12/02 東京V 1-1 千葉
21/06/13 千葉 0-1 東京V
21/10/24 東京V 1-5 千葉
22/04/23 東京V 1-1 千葉
TICKET INFOこの試合のチケット情報

6.26 (日) 14:00 KICKOFF 2022明治安田生命J2リーグ 第23節

試合会場フクダ電子アリーナ

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