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試合日程・結果

2004 SEASON MATCHES試合日程・結果

HEADCOACH

オシム監 督

この結果はレイソル、ジェフ、どちらにとってもためにならないもの。前半は相手ペースだった。レイソルのほうがアグレッシブにプレーしていたし、ウチにはまったくチャンスがなかった。レイソルにも大きなチャンスがあったわけではないが、完全にジェフを封じ込めていた。ハーフタイムに「落ち着いてプレーしよう」といった。でも、いうのは簡単だが実践するのは難しい。レイソルのアグレッシブさに対して同じように応戦すべきではないのに、結局、そのまま終わってしまった感じ。ただ、後半はだいぶよくなった。アグレッシブにくるチームに対する戦い方ができた。長い時間ボールをキープできたし、サイドチェンジも織り込めた。そういう方法で相手のFWを封じた。このようなプレーを続けていればチャンスはできるしPKもあった。ただ、それでも負けることはあるけどね。レイソルもジェフも勝ち点2を失った。とはいえウチは最後まで戦い続けるし、レイソルも下に落ちないように頑張ってほしい。ここにいるからいうわけではないが、実際、その強い気持ちをレイソルは見せていたと思う。

─── 後半の頭からサンドロに代えて巻を投入したが。

羽地がレイソルにいっちゃったから巻を投入したんだ(笑)。それはともかく、サンドロを代えた理由はケガをしたから。ただ、軽いケガだし早く戻ってきてほしい。マルキーニョスのケガは重い。アキレス腱が切れているかもしれないし、今シーズンは終わりだろう。彼のようなタイプの代わりはなかなかいない。残念なことだが、実際にそれが起きてしまった。しかし、巻も林も成長している。

─── PKを失敗したが。

あのようなことが起きてもいいように、アスピリンを飲んでいたので心臓が爆発しないですんだよ。蹴る前に通訳にいったんだが、外すと思っていた。いくらゴールを入れる質を持っていても、自分で蹴ろうと思うと結果的にこうなるもの。

─── レイソルのアグレッシブさは予想していたとおりか。

私の予想どおりではあったが、私だけが予想しても仕方がない。選手が準備すべきだし、今日はなかなか対応できなかった。生活でも何でもそうだが、アグレッシブさに対応できないなら別の方法を見つけるべき。ウチは体格からいっても対応できないのはわかっている。5、6人の選手を合わせても体重が250キロだからね。全員がエレベータに乗っても大丈夫なんだ。それほど体格的に劣っているのに、同じようなプレーをしても対抗できないのは当然。ボールを動かさないといけない。

─── FKでグラウンダーが何度かあったが、何か指示はしたのか。

狙いがあってあんなボールを蹴るのは難しいんじゃないか。練習するほどヘタになるので、FKのトレーニングはやめようと思う。

─── 監督自身、なかなかPKに運が向いてこないが。

監督になる前からPKには運がない。ずっとそうなので、もう慣れたよ。PKで勝ったとしても、本当の勝ちではないと思うようにもなったからね。

─── 羽地に関しては。

ものすごく走っていたといわざるを得ない。そして、ものすごくアグレッシブにプレーしていた。このような試合で、自分の思いを見せようとしていたのだと思う。彼はスペースに走り、よく動いてヘッドも強い。ただ、経験が少ない。ジュビロ戦や今日の試合でも得点チャンスがあったし、チームとしてみても勝ち点4を上積みできたかもしれない。ただ、逆にいえば、彼が入ったことでチャンスが生み出されているわけだ。成長を願っている。

─── 次節は首位の浦和レッズ戦だが。

ウチのホームゲームなのに、別の場所でやらなければいけないのが残念。すごく大事なポイントですよ。

(最後に) レイソルに幸運がありますように。

阿部 勇樹MF 6

負けたような感じ。昨年もあったが、前半の出来が悪くて後半に持ち直すパターンになってしまった。相手が引いていたので、後ろの一人ぐらいが前に出てきてもよかった。もちろんリスクはあるが、そういった対応策も必要だったと思う。

坂本 將貴MF 2

思ったよりもレイソルが前から来ていた。少し手数をかけすぎたように思うし、攻撃が単純だったともいえる。サイドチェンジを織り交ぜていこうと話をしていたが、それが思うようにできなかった。レッズ戦に関して? 勝たないと意味がない。監督にいわれているように気持ちを強く持っていくしかない。マルキーニョスが厳しいようだが、そういったことよりも全員で頑張らないといけない時期にきている。とにかく、この1週間でコンビネーションをさらに高めたい。

佐藤 勇人MF 7

今日はゲームへの入り方に問題があった。後半のような戦いが前半からできていれば……。集中力の欠如だったり雨の影響だったり、考えればいろいろ理由はある。全員、気持ちは入っていたと思うのだが……。またやってしまったという感じ。とにかく今日は勝たなければいけない相手だった。

茶野 隆行DF 4

前半は相手のプレッシャーの前に引き気味になってしまった。ボールを回すタイミングが遅かった。裏に飛び出すような攻撃もなかった。とにかく前半は何もできなかった。後半は気持ちを切り替えて、前にいく姿勢が出ていたと思う。自分たちで自滅してしまった。

巻 誠一郎FW 18

自分のゴールはあり試合に出る前に前線で動けと指示があった。自分としては、高い位置で起点になろうとプレーした。最後、レイソルのセットプレーで戻らなかったのは相手が10人になっていたし、どうしても勝ちたい試合だったから。特に指示はなかったです。

村井 慎二MF 11

チャンスが少なかった。もっともっとチャンスを作らなければいけなかった。また、いくつかあったチャンスを決めることもできなかった。途中、中盤があいて攻撃が思うようにできなかった。積極的にいきたかったが相手も必死だった。

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