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2014 SEASON MATCHES試合日程・結果
ここで連勝できるかどうか、ジェフにとっての一つの正念場だった。その先発メンバーはGK岡本昌弘、DF天野貴史、大岩一貴、山口智、中村太亮、ボラン
チに兵働昭弘、山口慶、右に谷澤達也、左に田中佑昌、トップ下に町田也真人、1トップにケンペス。出場停止の井出遥也に代わって田中が入る形となった。
前節同様に立ち上がりからしっかりとボールをつなぐ意識を持って試合を優位に進め、チャンスを作る。
7分のFK。天野がゴール前に入れたボール、ケンペスが落として、山口智が押し込もうとしたものの左に外れ、ビッグチャンスを逃す。
11分、ジェフのCK。中村のキック、山口智が絶妙のタイミングでヘディングシュートもわずかに上に外れる。
いいリズムで攻撃しながらゴールを奪えないジェフだったが、19分、「高い位置でプレーしようと心がけた」という田中が、ゴール前でプレーして倒されて
FKを得る。このFKを「得意なコース」という兵働が決めて先制点を奪った。先制点を奪ったことで、一気に攻勢に出たいジェフだったが、チャンスを作るが
そこで決めきれない。
27分、山口慶のロングボール、ケンペスが落としたところを大岩が流し込もうとしたがボールはポストに嫌われ、さらにこぼれたボールを大岩がシュートも決まらない。
33分、ケンペスが強烈なミドルシュート。これはGKが好セーブ。こぼれたボール、田中のクロスを谷澤がヘディングシュートも、再びGKの好セーブに阻まれた。
いいプレーを続けていたジェフだったが、39分、ケンペスがボールをキープしきれず、水戸に奪われると、ゴール前までつながれ、3対2の場面を作られて
しまい、最初のシュートは岡本がはじいたが、そのボールを船谷に決められてしまい、前半のうちに同点に追いつかれてしまった。
前半だけで試合を決められる内容だっただけに、前半終盤の失点はなんとも痛いものとなってしまった。
後半開始直後もジェフがボールを保持。すると47分、左サイドで田中が高い位置を取ってクロス、ゴール中央でケンペスが水戸のDFと競ってキープ、そのボールを谷澤が受けると迷わずシュート。素晴らしいゴールが決まって2点目をゲットした。
その後、同点に追いつきたい水戸も前に出てくるが、そこでミスが出てしまい、なかなか攻めきれず、ジェフは助けられたシーンも多かった。また、ジェフにビッグチャンスもあったが決められないのが課題。
64分、町田、田中、中村で左サイドをいい形で崩し、ゴール前のケンペスは絶好のシュートチャンスだったが、シュートはDFに当たる。
さらに70分、山口慶がボール奪取、田中からケンペスに素晴らしいボールが出て、後ろからDF二人が迫っていたものの、GKと1対1の状況でケンペスがシュート。しかし、GKの好セーブに阻まれる。水戸を突き放しきれない。
そしてこの試合、最大のピンチは82分に訪れた。相手のFK、ゴール前に入ってきたボールは岡本がキャッチしたが、この流れのプレーで、大岩が相手選手
を倒したとしてPKの判定。鈴木隆行がキッカーとなる。しかし、このPKを岡本がしっかりと反応してストップ! スーパーセーブを見せると、その後のCK
もしのぎ、最大のピンチを乗り越えた。
そして、85分以降は一気に選手を交代。86分に天野に代えてキムヒョヌン。キムはそのまま右サイドバックに、87分、町田に代えて佐藤勇人。90分+1分、谷澤に代えて田代真一と、高さと守備に強い選手を入れて、相手の攻撃をしっかりと押さえ込む。
90分+4には、大岩一貴が2枚目のイエローカードを受けて退場処分となってしまったが、最後まで時間をうまく使いながらしっかりと守って、2-1で勝利を収めた。
まだまだミスも多いし、失点につながったカウンターの場面はいつもの課題。反省点は多くあるが、
「前への意識があるのがいい部分」(谷澤)
「チャレンジできているからいいと思う。もっとチャレンジしていきたい」(岡本)
苦しい試合だったが、ようやく形が見えてきた。これをさらに進化させていくだけだ。
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