TOP TEAM選手・試合情報

2014 SEASON MATCHES試合日程・結果
カターレ富山戦に向けては、「裏を取る動きとパス」という部分をいつも以上にフォーカスしていたが、田中が1トップに入ったことで、その動きは存分に出ていた。ただ、その後の周囲のサポートが少なく、田中が前線で孤立してしまったのは非常に残念だった。
そして、立ち上がりからピンチを招くような状況が続いた。縦へ、縦へというカターレ富山の攻撃にやや守備が遅れ、クロスに対して対応しきれなかったが、 中央に入ったボールはクリア。さらに4分、カウンターに対して、カターレ富山の選手が前線に抜け出す。天野が守備に入ったが、ファウルを取られてしまい、 カターレ富山にほぼ正面でFKが与えられた。このFK、ソ・ヨンドクが直接狙ったがバーに当たる。
ジェフはボールをつなぐが、なかなか前線にボールを運べない。
「パスをつなぐことが目的ではなく、点を取ることが目的」(山口智)
と、試合前に山口智が語ったが、ボールは保持しているものの、なかなか効果的な攻撃にはなっていなかった。
前半の中盤以降、ようやくリズムが出てきたジェフ。井出、町田とつなぎ、町田が素晴らしいパスを田中へ通す。田中の左からのクロス、ゴール前に佐藤勇人 がつめるが、シュートを打ちきれない。35分にもビッグチャンス。右で田中がボールを奪ってクロス、こぼれたボールを町田がシュートも決まらず、こぼれ球 を今度は佐藤勇人がシュート。これも決まらない。 37分、谷澤のクロス、DFがはじいたところ、兵働がシュートもGKがセーブ。アディショナルタイム、谷澤が攻め込んでいきCKを得る。ショートコー ナー、天野のクロスボール、ニアで谷澤がさらにゴール前に入れ、田中がシュートも阻まれる。結局、両チームともにゴールを奪うことができずに、0-0で前 半を折り返した。
後半の立ち上がりは前半よりも勢いよく前にボールを運ぶ。それが6分の得点にもつながる。
「得点の形は非常によかった」(鈴木監督)
中村のパスからスタートし、町田からパスを受けた田中がダイレクトで中村へパスを送る。やや左から中に入っていった中村がシュート。これが決まって先制点をゲットした。
先制点を奪って、ここからしっかりとゲームをコントロールしたいところだったが、その後のプレーがバタバタとしてしまった。7分、三上にシュートを打た
れるが、これは右にわずかに外れて何とかしのいだ形となったが、その後10分、中島のドリブル突破に対応出来ずに、ジェフの右サイドから左にパスを通され
ると、大西のシュートが右隅に決まり、同点に追いつかれた。
その後、右サイドを何度も破られていることから、12分、天野貴史に代えて竹内彬を投入。しかし、その後も相手の攻撃を抑えられず、何度も右サイドを破られる。
15分、佐藤勇人が前に出ていってシュートを放ったがGKにキャッチされる。25分、左サイドの中村が中に入っていってクロス、これに中央、谷澤が抜け
出しダイレクトシュートもオフサイド。
29分には町田也真人に代えて大塚翔平を投入。35分には佐藤勇人がシュートも決まらない。佐藤勇人は3本のシュートを放つなど、積極的なプレーを見せた
が、ゴールにつながらなかった。
「何とか勝点1を取れた試合だった」(鈴木監督)
というように、チャンスの数だけ見れば負けていてもおかしくなかった試合。さらなる改善が必要。全体のシュート数も相手の15分に対して9本と少なかった。
湘南ベルマーレ戦、カターレ富山戦と右サイドを徹底的に攻撃された。失点もそこからだった。もちろん、相手にとってのストロングポイントでもあったのだ
ろうが、ここは修正していかなければいけない。しかし、決して右サイドの選手だけの責任ではない。チームとしてのサポートも足りなかった。個に頼ったサッ
カーには限界がある。チームとしての連動、サポートをもっとやっていかないと、ここからの戦いも厳しいものになるだろう。
PHOTO GALLERY試合フォトギャラリー
写真をクリックすると拡大します