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試合日程・結果

2014 SEASON MATCHES試合日程・結果

 10節の対戦相手は3位のジュビロ磐田。昨年までJ1でプレーし、代表を経験している選手もいる。そういった相手に、いかに自分たちのサッカーをしていくのか――。

 前節のカマタマーレ讃岐戦は1-1のドロー。シュート数は18本と多く放ったが、結局は前半35分に挙げた谷澤達也のゴールのみだった。エース・ケンペスも8本のシュートを放ったが、いずれも空砲に終わり、
「決めなければいけなかった」(ケンペス)

 もちろん、シュートに関する最後の質を上げていかなければいけないが、さらに攻撃の形は作っていかなければならないだろう。
「ゴール前に入っていく人数も、もっと増やしていかなければいけない」(ケンペス)

 実際、谷澤のゴールシーンを振り返ると、ケンペスと谷澤の二人が走り込んだことで、谷澤がフリーになった。こういった攻撃がもっと必要だろう。

 中2日でジュビロ戦を迎えるが、試合翌日、前日の先発メンバーはリカバリーに専念。そのほかの選手たちは、必死に練習でアピールしていた。特に、天野貴 史選手、竹内彬選手はアグレッシブな動きと厳しい姿勢を見せ、大きな声を出してチームメイトを引っ張っていた。前節、先発から外れた町田也真人も必死にく らいついていた。

 前日練習ではセットプレーなどを確認。コンディションに気を使いながらも入念に最終調整を行っただけに、これをしっかりと勝点に結びつけたい。

 前節は立ち上がりに押されてしまった部分があった。そこをしのいだのは大きいが、リズムをつかみそこねる危険性もあるだけに、やはり立ち上がりには十分に注意を払わなければいけないだろう。

また、途中、セカンドボールやこぼれ球を拾いきれなかった。
「そこを拾うのが自分たちボランチの仕事。しっかりとやっていきたい」(兵働昭弘)

 谷澤がゴールという結果を出し、中村からのクロスは大きな武器となっている。さらにバリエーションが増えれば、ここまで苦しんでいた攻撃にも厚みが生ま れる。田中佑昌の惜しみないランニングで、相手を押し下げることはできている。そこでできたスペースをうまく使って攻撃していきたい。

 対戦するジュビロだが、7節でギラヴァンツ北九州に2-3で敗れ、8節の横浜FC戦は2-2の引き分け、前節の東京ヴェルディ戦も終盤まで0-0だった ように、決して圧倒的な強さは発揮しきれていない。ただ、前節は途中出場の選手がゴールを奪ったように、苦しくても勝ち切る粘り強さがある。なによりも、 個々の選手の能力が高く、厳しい戦いになるのは間違いない。

「ジュビロは個々で打開できる選手がそろっている。コンパクトにしっかりと守らなければいけない」(鈴木淳監督)

 現在のジェフは14位と順位を見れば下位に低迷しているが、2位との勝点差は6ポイント。自動昇格に向けて、まだ十分に挽回するチャンスがある。一方で、これ以上、離されてしまうと非常に厳しくなる瀬戸際ともいえる。

「ジュビロを相手に勝てば、がらっと雰囲気も変わると思う」(森本貴幸)
 大事な一戦だ。

前節の結果
東京V0-1磐田
得点者:
87分阿部吉朗(磐田)

出場メンバー
GK:八田直樹
DF:駒野友一
DF:伊野波雅彦
DF:櫻内渚
DF:藤田義明
MF:小林祐希
MF:フェルジナンド
→岡田隆
MF:山田大記
MF:松井大輔
→ペクソンドン
FW:ポポ
→阿部吉朗
FW:前田遼一

SUB:藤ヶ谷陽介
SUB:木下高彰
SUB:松浦拓弥
SUB:山崎亮平

最近の戦績
03/30 栃木0-2磐田
04/05 磐田2-0群馬
04/13 北九州3-2磐田
04/20 磐田2-2横浜FC
04/26 東京V0-1磐田

最近の対戦
2008/04/26 千葉1-2磐田(J1リーグ)
2008/08/27 磐田0-0千葉(J1リーグ)
2009/04/11 千葉1-1磐田(J1リーグ)
2009/08/01 磐田3-2千葉(J1リーグ)
2011/11/16 磐田0-1千葉(天皇杯)