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2014 SEASON MATCHES試合日程・結果
連戦最後の試合。ケガ人や連戦などの状況を考慮し、スターティングメンバーを少し入れ替えたジェフ。GK岡本昌弘、DFは右からキムヒョヌン、大岩一
貴、山口智、中村太亮、ボランチに兵働昭弘、佐藤健太郎、右に田中佑昌、左に谷澤達也、トップ下に大塚翔平、1トップにケンペスという布陣で試合に臨ん
だ。
立ち上がりからボールを保持したのはジェフ。中盤でのボールの奪い合いや、セカンドボールはしっかりと保持し、ボールをつないだ。しかし、そこから決定的な場面を作れたかといえば、なかなか縦パスが入らず、シュートまで持ち込めないケースが目立った。
前半の最大のチャンスは6分、左の中村がゴール前にクロス、ニアに田中が飛び込んできてヘディングシュートも左に外れたシーンだろう。中村のボール、田
中のゴール前に飛び込むプレーは素晴らしかったが、相手DFを引っ張り出すような動きや、もう一人ゴール前に入るようなプレーがもう一つ必要だった。
20分すぎぐらいに、少し、モンテディオ山形の攻撃の時間帯があったが、そこはディフェンス陣がしっかりと対応。まずは失点しないという部分が徹底され
ていた。その後、再びジェフがリズムを取り戻してボールを運ぶが、やはり決定的な場面は作れず、前半は0-0で折り返した。
後半に入っても、展開は大きく変わらない。ジェフがボールを握るものの、決定的なチャンスを作れない。それでも、お互いに前半よりはゴール前へという意
識が出てきて、勢いのあるプレーも見え始める。モンテディオ山形も大きなボールを入れ始めて、ゴール前まで攻め込む回数が増えてきた。
ジェフは7分、大塚が思い切りのいいミドルシュートを放つ、GKが取り切れずにこぼれたところ、ケンペスはつめきれない。まだ、攻撃時にゴール前に入り込む人数が少ない。
後半、疲れもあってやや全体の距離感が悪くなったところで、ジェフは1枚目の交代カードを切る。25分、田中佑昌に代えて町田也真人を投入。町田はつな
ぎの役割をはたし、チーム全体に攻撃のリズムが出てくる。すると直後の28分、左サイドでボールを持つジェフ。町田の素晴らしい縦パスに大塚が抜け出し、
ゴールライン付近からマイナスのパス。これを中村が決めて大きな先制点をゲットした。
時間帯、ゴールの形といい理想的な形だったが、負けられないモンテディオ山形も交代策を打ってくる。28分、松岡亮輔→山崎雅人、32分、秋葉勝→萬代宏樹を投入。山形も必死で攻撃してくるだけに、ゴール前まで攻め込まれる場面も。
そこで、39分、兵働昭弘に代えて田代真一を投入。山形は川西翔太→比嘉厚平の一手を投じる。この交代が結果に結びついたのは山形。41分、ジェフの右
サイド、石川の縦パスを受けた比嘉、中に切れ込んでいってシュート。これが決まってしまい、土壇場で同点に追いつかれた。
「あそこは外に切っていかなければいけない」(山口智)
「最後は自分がストップしなければダメ」(岡本昌弘)
失点シーンには局面以外の問題点もあり、全体で修正していかなければいけないが、終盤で同点に追いつかれ、結局1-1の引き分け。
「後ろで回していてもなかなか効果的にボールが前に入らなかった。背後に飛び出す動きは何回かあってそれはよかったと思うが、サイドチェンジを含めて最後のところの崩しが今ひとつだった」(鈴木淳監督)
攻撃面では安全なプレーに走ってしまい、チャンスの場面でたたみかけることができなかった。それでも、後半に1点をリードしただけに、そのまま守り切って勝点3をゲットしたかったが、失点してしまい勝点1止まり。
ここ7試合で1勝4分2敗。連敗こそないが、勝ちきれない試合が続いている。大塚が3試合続けてゴール、アシストでチームに貢献し、途中出場の町田も得
点につながるプレーをした。後半43分から大塚に代わって山中亮輔が出場。ケガから復帰した。プラス材料もあるだけに、これをしっかりと結果に結びつけて
いきたい。
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