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2014 SEASON MATCHES試合日程・結果
数的優位もゴールは遠く、惜敗。
一人少ない相手に「ゴールを奪う」という課題を克服できないまま、それまで続いていた無敗記録は「6」で途絶えた。
ジェフのスタメンは前節・愛媛FC戦と同様の布陣。最終ラインはキャプテンマークを巻く大岩一貴が右、キム・ヒョヌンと山口智がセンターに位置し、左には開幕から全試合スタメン出場を続ける中村太亮が入った。ボランチは兵働昭弘と佐藤健太郎。2列目には右から井出遥也、大塚翔平、谷澤達也が並び、最前線には前節の決勝ゴールを挙げたケンペスが位置した。
対するアビスパ福岡は、3バックシステムを採用。最近3試合で1分け2敗と勝ち星から遠ざかっているものの、状況に応じて5バックに変型する堅守速攻型のスタイルは徐々に完成度を高めつつあった。結果的にジェフは、福岡の粘り強い堅守を崩すことができなかった。
ジェフは序盤から、福岡を攻めあぐねた。ようやく迎えた最初の決定機は24分、右サイドからのクロスのこぼれ球を山口がボレーで狙うが、ポストに阻まれる。このチャンスで勢いに乗るかと思われたが、イージーなミスでリズムを失い、その後も決定的なチャンスを作ることができなかった。
失点は40分。福岡のDF堤俊輔にアーリークロスを放り込まれると、ファーサイドに飛び込んだFW金森健志がダイビングヘッド。5試合ぶりの先制点を許し、追い掛ける展開を強いられた。
しかしシュート数「3」に終わった前半から一転、10本のシューを放った後半は攻勢を強めて相手ゴールに迫った。
49分には兵働のクロスに谷澤と井出が飛び込むが、惜しくも届かず。鈴木淳監督は64分に谷澤に代えて山中亮輔を投入し、攻撃の変化をもたらして同点ゴールを狙う。70分には大塚のラストパスを受けたケンペスがビッグチャンスを迎えるが、これを決めきれず。ジェフは90分を通じてボール支配率で上回りながら、特に後半はフィニッシュの局面でことごとく精度を欠いた。
それでも、チャンスは続いた。74分、山中の突破を阻止した福岡のDF古賀正紘がレッドカードで退場。数的優位に立ったジェフは、直後の78分にDF大岩に代えてFW森本貴幸、81分にはMF佐藤健太郎に代えてMF町田也真人を投入し、同点ゴールを狙う攻撃シフトに切り替えた。しかし、一人少ない相手を最後まで攻略することができず、0-1のまま試合終了を迎えた。
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