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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

後半アディショナルタイムの失点でドローに持ち込まれたツエーゲン金沢との上位対決は、ジェフにとって悔やまれる結果に終わった。今シーズンのJ2リーグは、全日程の3分の1を消化。ジェフは首位ジュビロ磐田と勝点1差の2位につけている。

再びフクアリでのホーム戦となる今節は、昨シーズンのリーグ戦で上位争いを演じたギラヴァンツ北九州と対戦する。直近5試合の直接対決は、ジェフの1勝4敗。今シーズンの北九州は第14節終了時点で5勝9敗、順位は15位と下位に位置しているものの、直接対決の戦績で分が悪いジェフにとっては、決して油断することのできない相手と言えそうだ。

もっとも、今シーズンの北九州は、昨シーズンまでのチームとは「スタイル」が大きくことなる。柱谷幸一監督が率いて3年目を迎えたチームは、堅守速攻型からポゼッション型へシフトチェンジ。最終ラインと中盤でボールをつなぎ、クリエイティブな攻撃で相手ゴールを目指すスタイルを見せている。

キーマンとして注目されているのは、在籍2年目のMF風間宏希だ。足下の技術に優れたテクニシャンは、巧みなパスワークで攻撃陣を牽引。運動量が多く、自らもゴール前に顔を出して決定機を作る。

また、ラストパスを受けるアタッカー陣にも個性的なタレントが揃っている。前節の横浜FC戦でスタメン出場した2トップは、大型FWの小松塁とスピードを持ち味とする渡大生。後半から投入された原一樹はダイナミックなプレースタイルに定評があり、同じく途中出場した大ベテランの大島秀夫は冷静なポストワークで攻撃の起点を作った。いずれの選手も、ジェフにとっては警戒が必要なストライカーと言えそうだ。

森本貴幸が戦列に復帰したジェフは、関塚隆監督の選手起用によって多彩なバリエーションを見せている。前節の金沢戦では金井貢史を中盤で起用し、田代真一をサイドバックで起用する新たなスタイルも見せた。途中出場から鮮やかなゴールを奪った井出遥也も、その存在感を十分にアピールしている。

北九州は直近の直接対決で打ち負かされている相手だが、この選手層の厚みを生かし、「総力戦」に勝利して首位戦線から一歩抜け出したい。



関塚隆監督
(ツエーゲン金沢戦を振り返り)相手の力は、全然フロックでもなく、しっかりと力を付けて上がってきているという印象でした。 (ギラヴァンツ北九州戦に向けて)我々のやってきていることは間違いがないので、いかにクオリティーを上げながら次の試合に向けて臨めるかが大事です。もう一つが守備の部分で、今まで出来ていたものが(前節は)少し甘くなっていたという印象がありました。我々の守備は、もっと強固なものだったと思うのでそこを見直すことも大事だと思います。
(井出遥也選手の得点は)彼の力が付いてきたというのをピッチで見せてくれたと思います。ゴールに向かい進んでいく、それは対面するものにとってはとても怖いもの。そういう姿勢をみせていかなければいけないと思います。
(北九州の中盤の風間(宏希)選手など危険な選手も多い?)どこのチームでもストロングな点を取る形がある。それを抑えることは大事だと思います。ただ、一人だけ抑えても仕方がないので組織として攻守でやって行くだけです。彼だけを抑えても間延びしたサッカーをやればスペースを与えてしまうので如何に自分たちのサッカーを展開するかが大事なポイントだと感じます。
(森本貴幸選手とネイツ ペチュニク選手が同じピッチに立てば4月19日以来となることについて)阿道(オナイウ)も良くやってくれています。3人の関係で誰が組んでも出来る状況に持ってこられていると思います。まだ森本は1得点ですけどチームへの貢献度は非常に高い。ネイツが点を取れていたのも森本の存在があったというのもあります。色々な相乗効果があったと思うので、そこは一番のストロングであることは確かです。その時間帯を長く出来れば相手に脅威を与えられることも確かだと思います。(森本は)チャンスはあるので、これから夏に向けて調子は上がってくると思います。

ネイツ ペチュニク選手
(家族が増えたことについて)人生においても最高の瞬間なのでうれしいです。次女になりますが娘たち2人とも幸せに育って欲しいです。家族の中で唯一の男になってしまいました(笑)。
(ギラヴァンツ北九州のイメージは)本当にいいチームだという印象をもっています。昨シーズンはプレーオフ圏内に入る成績を残しました。我々にとっても前節は勝点2を失ったようなゲームですし、何としても勝点3を取れるように、そして首位に立てるようなゲームにしたいです。
(揺りかごパフォーマンスに期待したい)自分が決めることが出来ればよいのですが、勝点3が大事なので誰がゴールを決めても勝利をするうれしさは変わりません。
(中村太亮選手からのクロスについて)ワールドクラスでリーグでも屈指のクロスだと言っても過言ではありません。ボールの質が非常にいいので、我々としては中に入っていいポジションを取ることを意識しなければいけません。大事なのは、彼が何処にボールを送るべきかを分かっている選手なので、自分は常に正しいポジションを取るだけです。

佐藤健太郎選手
開幕から今のサッカーがハマっていてリズムが出来ています。よりそれを求めていきたいし、それが出来なければ試合に出られません。(ギラヴァンツ北九州のイメージは)昨シーズンは2敗で勝てていませんが、うちのチームが去年のスタイルと変わったように北九州も違うスタイルになっていると思うし、選手も入れ替わっていると思うので、それほど気にはしていません。
(チームで一緒にプレーをした大塚翔平選手は)一緒にプレーをしていた選手と対戦することは楽しみ。お互い試合に出ることがベストなので楽しみにしています。真剣勝負をしたいですね。
(前田和哉選手とも一緒にプレーをしていましたが)プレーに関しては、足は速くはありませんが、ポジショニングだったり、クレバーなプレーをします。
(前節は惜しいシュートシーンも)あれを決めることが出来ないのが自分(笑)。決めていれば世界は変わってくる。1試合の内に2、3回はチャンスがあるので、とにかく可能性のある場所にいることでゴールチャンスはくる。走ってタイミングを取っていきたいと思います。

森本貴幸選手
コンディションは、怪我で離れていましたが今週は問題なくやれているので、いい準備をしていきたいです。
(得点まであと一歩)あとは、運やタイミングも必要だと思います。自分の中では“行ける”と確信がありプレーが出来ています。
(ネイツとは)やりやすいですし、良さを引き出せる関係。2人で崩すことを日ごろから意識しています。
(ギラヴァンツ北九州のイメージは)しっかりとブロックを作りカウンターで攻めてくるイメージです。そこを焦らずに、僕が出入りをしながら崩せるようにしたいです。
(守備の感触は)走る量は増えました。守備では貢献出来ていると思うので、シュートが自分の役割なので、ゴールという結果を出したい。まだ1点なのでバランスをとりながらゴール前で力を出したいと思います。点が取れてない状態で使ってもらえていたことに監督の信頼を感じますし、イタリアだったら外されています(笑)。次節は点を取りたいですね。


前節の結果
横浜FC 1-0 北九州


ギラヴァンツ北九州 第14節 横浜FC戦布陣



ジェフ千葉 第14節 金沢戦布陣



最近の戦績
5/3 北九州 2-1 岐阜
5/6 大宮 2-0 北九州
5/9 北九州 0-3 C大阪
5/17 横浜FC 1-0 北九州


最近の対戦
2013/03/31 千葉 6-1 北九州
2013/08/11 北九州 1-0 千葉
2014/06/21 北九州 1-0 千葉
2014/09/14 千葉 1-3 北九州