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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

前節、コンサドーレ札幌をホームに迎えたジェフは、試合終了間際の同点ゴールでドローに持ち込み、勝点1を獲得した。しかし、第13節のカマタマーレ讃岐戦以来白星から遠ざかっているジェフは、順位は5位と上位争いに踏みとどまっているものの、首位に立つ大宮アルディージャとの勝点差は「8」に開き、正念場を迎えている。

もっとも、札幌戦については光明もあった。キャプテンのパウリーニョは次のように振り返る。

「全体的に良い試合ができたと思います。相手のチャンスはほぼカウンターによるもので、相手に対して圧力をかけることはできていました。先取点を決めることができなかったことだけは残念でしたが、それ以外は本当にうまく試合運びができたと思います」

そして、こう続けた。

「我々には、サポーターのみなさんの力が必要です。“目標”に向かって一緒に戦ってほしい」

迎える今節の相手は、勝点1差で4位に位置するアビスパ福岡。ジェフは最近4試合白星なし。加えて、スロベニア代表招集のためチーム内得点王のネイツ ペチュニクを欠き、今節も苦しい戦いが予想されるが、2試合連続のホーム戦でこの苦しい状況から脱却するためにも、キャプテンはサポーターを含めてチーム一丸となって戦いたいと語気を強めた。

一方の福岡は、前節、徳島ヴォルティスと対戦。序盤は相手にペースを握られたが、GK神山竜一のファインセーブなどで徐々に主導権を奪還。後半に入るとボランチの鈴木惇を中心に中盤で攻撃を組み立て、セットプレーからDF濱田水輝がヘディングシュートを決めて先制。このゴールを守りきり、連敗を2で止めた。勝点を30に伸ばした福岡は、この勝利で4位に浮上。一気に上位争いに食い込んできた。

04年から11年まで福岡でプレーした田中佑昌が言う。

「先制されると相手が勢いを持ってきて、相手チームのリズムになってしまうことが多いので、注意をしていきたい。また、直近の試合では引き分けや負けている場面での出番が多いのですが、その中で自分はチームが勝利に近づけるように、どんどんゴール前に走って行ったり、得点に絡むプレーというのを意識してプレーをしていきたいと思います」

5試合ぶりの勝利へ――。札幌戦で掴んだ好感触を、ホーム・フクアリで歓喜に変えたい。


関塚隆監督
アビスパ福岡も守備が固いチームなので、一つのリズムだけでは崩せません。オープンな戦いにはならないと思いますので、我々が狙いを持って攻撃できるか?守備でも相手のストロングを抑えていけるか?がポイントになります。引き続き、修正できていたところに対してより精度を上げて行くこと。そして相手に対しての準備にポイントを置いて、今週はトレーニングを行ってきました。
(コンサドーレ札幌戦では)苦しいチーム状況の中で先制されましたが、後ろから支えてくれた岡本昌弘選手のプレーがあったからこそ同点に持っていけたとも思っています。今シーズン、追いついて引き分けという試合がなかったので、そういう意味ではチームとして一歩前進した部分でもあり、彼の存在は大きかったと感じています。勝ち星を取れませんでしたが、ここ数試合のスタートは良かったです。いい時間に点が取れず、先に失点を繰り返してしまいました。そこを焦らずに相手に先制点を与えないこと、いい時間に点を取ることが大事。サッカーは(全体の)流れの中で、決めるべき場面で先制点、追加点を取らないと追いつかれてしまうという怖さもあります。そういう意味では、前節フリーキックから点を取られましたが、しっかりと追い付けたというメンタルの部分を札幌戦よりもさらに前進させて行きたいと思います。

田中佑昌選手
僕がいた頃とだいぶメンバーも変わっているのでやり方やメンバーも違うと思いますが、とにかくチャンスになった時の前に出てくる勢いには注意をしたいですし警戒をしなければいけないと思います。3-4-3に近い布陣を取ってくるので、そこで前からプレスに来る試合と後ろに引いてくる試合を使い分けてくる印象があります。5バックになった相手を崩すのは難しいので、先制点を取れれば自分たちのリズムで試合を進めていけると思います。相手が攻めてきた後の背後の部分というか切り替えた所の部分はチャンスになると思うので、自分が出場した時にはそこを一番意識してプレーをしていきたいと思います。

水野晃樹選手
福岡だけではなく、どこのチームも守備が固く、そこからカウンターに持っていくチームが多いですね。引かれた相手に対してどう崩すかがうちの課題。
最近は複数得点が取れず、先制点を許しています。まずは自分たちの形を見つめ直すことが必要で、自分たちのサッカーは相手に対して変えていくものでもないと感じます。自分たちのスタイルを確立して、それを出すことが勝点3に必要なこと。そこで個性も生かしたいです。自分としては得点に関わるプレーを心がけて行きたいです。
セットプレーの失点は多くはないと感じていますし、全員が集中しています。背が高いからといっても必ずしも強いとは限らない。うちはギャップを突いてセットプレーで得点をしたい。ワンチャンスを逃さないようにしていきたいと思います。(右からのクロスについて)相手は身長も高いので、シンプルなボールを入れるだけではなく、ディフェンスとキーパーの間を狙って鋭いボールを入れていきたい。森本選手は反応がいいので、彼が点を取れば盛り上がるでしょう(笑)。

金井貢史選手
前節、勝点1を取れたということは前向きに捉えたいと思います。次節もホームなので、勝点3は絶対に取らないといけないと思っています。勝点1は取れましたが、勝点2を失ったともいえるので、今度のアビスパ福岡戦ではしっかりと勝点3を取りたい。
今は勝つことが一番求められている部分でもありますし、勝利をすることでもっともっと選手自身にも自信になっていきます。まずは1勝できるように頑張りたいです。また、選手同士のミーティングでも立ち上がりを大事にしようと話していて、練習の時からもっとこだわっていきたいと思います。


前節の結果
福岡 1-0 徳島


アビスパ福岡 第17節 徳島戦布陣


ジェフ千葉 第17節 札幌戦布陣



最近の戦績
05/17 福岡 1-0 岡山
05/24 福岡 1-3 讃岐
05/31 大宮 0-2 福岡
06/06 福岡 1-0 徳島


最近の対戦
2013/04/21 千葉 1-1 福岡
2013/09/01 福岡 3-4 千葉
2014/06/07 福岡 1-0 千葉
2014/10/04 千葉 3-0 福岡