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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

第24節の相手は、勝点44で2位につけるジュビロ磐田。前節、ザスパクサツ群馬に敗れたジェフは勝点37で5位。J1自動昇格枠の2位との差は、勝てば「4」に縮まり、負ければ「10」に広がる。この試合が、今シーズンにおける大きなターニングポイントなることは間違いない。

磐田とは第9節にホームで対戦し、0-2とスコア的には完敗。ジェフは攻守の切り替えがめまぐるしく行われる好ゲームの主導権を握って攻勢を強めながら、決定的なチャンスを決め切ることができずに失点。相手の守護神カミンスキーの好守に何度もゴールを阻まれ、試合終了間際のアディショナルタイムにはベテランの松井大輔に追加点を決められて手痛い黒星を喫した。前回対戦の記憶は、両者の脳裏に色濃く残っているはず。その後の戦いを踏まえたスカウティングによる両者の“駆け引き”は、一層激しさを増すことになるだろう。

磐田は前節、アウェイで栃木SCと対戦。2試合連続ドローで迎えた試合だったが、MF松浦拓弥とFWジェイのゴールで2-0と勝利し、3試合ぶりに勝点3を獲得した。ホームではここ3試合勝利から遠ざかっているものの、復調の兆しは十分。栃木戦ではこのチームの特徴である左サイドからの攻撃が機能した。今節はチーム内得点王のアダイウトンが故障欠場する見込みだが、左サイドバックの駒野友一から放たれるクロスには十分に警戒したい。

群馬に敗れて5位に後退したジェフだが、この試合では好材料もあった。加入が発表されたばかりのDF富澤清太郎とFW安柄俊は、最終ラインと最前線で存在感を誇示。富澤は守備はもちろん、ロングフィードを織り交ぜたダイナミックなビルドアップで攻撃の起点となり、安は身体を張ったポストワークで何度もチャンスを演出した。森本貴幸や中村太亮といった主力選手の欠場が続く中、課題とされる攻撃面での改善に向けて大きな補強となった。

シーズンはまだ半ば。しかしこれ以上、足踏みを続けるわけにはいかない。ジェフの目標は、J2優勝であり、その副産物として手に入れることができるJ1への自動昇格である。首位・大宮アルディージャとの勝ち点差は「15」。今こそ一意専心、一戦必勝の強い気持ちを持って、同じ目標を掲げるライバルとの決戦に勝利しなければならない。


関塚 隆監督
連戦でFC岐阜に逆転勝ちをして、ツエーゲン金沢と引き分けました。そこで本当は群馬に勝って、今週末のジュビロ磐田戦を迎えたかったところです。(群馬戦は)追い付いたところまでは良かったのですが、(決勝点の)ミドルシュートを決められてしまいました。
ただ、2選手(富澤清太郎、安柄俊)が入って良い部分も出てきましたから、今後はどう勝ち切っていくかというところです。今週、しっかりとブラッシュアップしながら、チームを仕上げていきたいと思います。
(磐田戦は)勝点7差がついているところでの戦いですから、しっかりと勝つための準備をしていきます。ホーム(4月26日の第9節)では、良い試合をしていながら勝点を失っているので、アウェイでリベンジできるようにしたいと思います。

キム ヒョヌン
ここで磐田に勝てないとまた勝点差が広がってしまうので、強い気持ちを持って絶対に勝ちたいと思っています。ディフェンスラインに誰が並んでも、コンビネーションは問題ありません。トレーニングでも選手は入れ替わりながらやっていますし、大丈夫です。
以前はなかなかビルドアップができなくて、蹴ってしまったり、ボールを持つ時間が短くなってしまったりすることもありましたが、富澤選手が入ってサポートしてくれることで、ボールを持つ時間が長くなったと思います。キックもうまいし、守備やポジショニングなど全部うまいです。
僕は最近ジャンプの調子が良いので、チャンスがあったら、岐阜戦のようにまた得点も決めたいです。

オナイウ 阿道
磐田は前線に得点の取れる選手がいますし、一人ひとりの技術も高く、全体的にまとまっているチームという印象です。攻撃力がありますが、ウチも、ボールを奪われてしまってもすぐに取り返そうとする意識を強く持っています。前線から追っていくことをうまくやれれば、相手もそれにハマると思うし、それによって守備の選手を楽にさせることもできると思います。
試合に出たら、個人としてはボールに絡む回数を多くしていきたいです。体を張るところだったり、スペースに入って行くことだったり、そういったプレーを増やしていくことが大事です。
しばらく得点できていませんが、チャンスがなかったわけではありませんでした。チームが上に行くためにも、自分のように途中から試合に出る選手が、チャンスを生かして結果を出していかないといけないと思います。

富澤 清太郎
磐田は、クラブとしてポテンシャルのあるチームだということは理解していますし、名波(浩)さんが監督ということで、技術を生かしながら、3人目、4人目と連動性を出してくるというイメージがあります。
磐田のジェイ選手は懐が深いですし、ボールを収められる力を持っています。“助っ人選手”ですね、彼は。クロス1発でやられてしまう可能性もありますし、しっかりポジショニングや、体を寄せて対応してくことが大事だと思います。
自分としては、横浜F・マリノスにいた時はきっちり叩いてきたチームなので、スタートから強い気持ちを出して、相手を圧倒していくきっかけになれればいいなと思っています。


前節の結果
栃木 0-2 磐田


ジュビロ磐田 第23節 栃木戦布陣


ジェフ千葉 第23節 群馬戦布陣



最近の戦績
06/28 愛媛 0-2 磐田
07/04 磐田 1-1 熊本
07/08 磐田 1-1 讃岐
07/12 栃木 0-2 磐田


最近の対戦
2009/04/11 千葉 1-1 磐田
2009/08/01 磐田 3-2 千葉
2014/04/29 磐田 2-0 千葉
2014/11/01 千葉 2-2 磐田
2015/04/26 千葉 0-2 磐田