TOP TEAM選手・試合情報

試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

今こそ力を合わせる時。



本拠地フクアリにロアッソ熊本を迎えた第26節。ミスから失点を重ねたジェフは2-3で敗れ、5試合ぶりの白星を手にすることはできなかった。

最初にチャンスを作ったのは熊本。2分、右サイドからロングフィードを放り込むと、こぼれ球に反応した齊藤和樹がボレーシュート。ロングフィードを主体とする熊本の攻撃は試合前から警戒していたポイントだったが、立ち上がり早々にチャンスを作られ、相手に押し込まれた。その後は9分に中村太亮の直接FK、14分に安柄俊がシュートを放つなど盛り返したものの、先制点を奪うことはできず膠着状態が続く。

すると29分、敵陣深くから蹴り込まれたロングボールがジェフの最終ラインを越え、飛び出したGK高木駿をかわした齋藤に流し込まれて先制点を奪われてしまう。ジェフは35分、36分と立て続けに決定機を作るが、ゴールを奪うことはできず。0-1のまま前半を折り返した。

反撃を期して臨んだ後半も、立ち上がりの58分に失点。相手GKのロングキックがまたしてもジェフの最終ラインを越え、再び齋藤にゴールを許してリードを広げられてしまう。この失点を機にようやく攻勢に出たジェフは、後半途中からピッチに送り込まれたオナイウ阿道が攻撃をリード。62分には自ら作ったチャンスを豪快なボレーでゴールに蹴り込み、1点を返して反撃ムードを強めた。

ところが73分、今度は熊本のMF嶋田慎太郎にロングシュートを決められ、1-3。90分に金井貢史のゴールで1点差に詰め寄ったが、あと一歩及ばず勝点を獲得することができなかった。

試合後の取材エリアで、佐藤勇人はこう話した。

「3失点とも自分たちの力で防げるはずのものだったので、それに尽きると思います。ただ、それでも負けてしまうというのが自分たちの現状なので、そこをもう一度考えて、戦い続けなければいけない。下を向かずに戦うしかないと思います」

「もちろん、危機感しかありません。こういう状況で勝点を積み上げられない、上との差を縮められないというのは毎年経験していることなので。今年は何としても、その勝負弱さを自分たちでクリアしていかなければならない。その気持ちが強いからこそ、結果が出ない現状に対して苦しさも感じます。でも、本当に、何としてもこの打開しなければならないので、チームとしての気持ちを切らすことなく、みんなで助け合いながら戦うしかないと思います」

最近5試合の戦績は2分3敗。状況はあまりにも厳しい。しかし、佐藤勇人の言葉のとおり、今こそ気持ちを切らさず、力を合わせてこの状況を打開しなければならない。決して目標を見失うことなく、目の前の課題をクリアするしかない。

PHOTO GALLERY試合フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大します