2回戦でJ2同士の戦いということで、しかもここ数試合、FC岐阜さんは（リーグ戦で）勝ち星を積み上げてきています。そういう意味で非常に堅いゲーム内容になるのかなと予想していました。前半にセットプレーから先制点を取れましたが、少し前半の戦いというのが消極的で、ボールを奪ってからなかなか前につけるのが遅くて、良い攻撃の形ができませんでした。後半の立ち上がりからいくつかチャンスになりそうな形はありましたが、それが本当の決定機としては作り切れなかった。チームとしてもっとこのあたりの精度を上げて、追加点を取れるチームにしていかなければ、やはり今後の戦いの中で勝点3を積み上げる、あるいは天皇杯で勝っていくということが厳しくなってくるのかなと思います。
しかしながら、最後まで（失点を）ゼロで抑えることができたということは、次につながることだと思いますので、サポーターとともに目標に向かって前進していきたいと思います。

―― 岐阜のラモス瑠偉監督が、ジェフはわざと下がってボールを岐阜に持たせていたのではないかという見方をしていましたが？

これは入り方のところで、我々はここ（フクアリ）でやった前回（J2第21節）先制点を奪われて、相手に支配されていたところがあったと思います。（岐阜が）立ち上がりにどんどん前に来るチームなので、それを来させないようにして我々が（前に）いけるかどうか。そこは相手との兼ね合いだと思いますので、無理に攻めていかなければならないということではありません。
ただ、我々がボールを回収したあと、少し消極的なパスをつなげてしまって相手を押し込む形にできなかったと、前半の立ち上がりは見ていました。ただ前半の途中からは逆に我々がボールに行った時は、チャンスもできていました。そういう意味で前半は右サイドが活性化されていましたが、後半は左サイドからも行けるようになったなという印象は受けていました。

―― 松田力選手が、先発した全試合で得点を決めています。松田選手の評価と、今後の期待については？

得点に絡む、そしてダイナミックな動きは、やはりチームに対してカンフル剤になりますし、前でのエネルギッシュな動きが加わったなと感じています。そしてしっかりと決め切るというところが彼の特長ではないかなと思います。

立ち上がりバタバタしたんですが、決定機は結構作れていたかなという感じでした。
前半が終わってから守備のやり方をみんなで話し合いましたが、うまく対応してくれたかなと思います。
（岐阜の印象は）外国人選手とトップの選手は個人技もあってフィジカルも強く、どんどん仕掛けてくる選手が多かったんですが、その3トップをうちのディフェンスがうまく抑えてくれたので、無失点で終えることが出来ました。決定機らしい決定機は作られてなかったですしシュートもそんなに打たれなかったので、うまくいったと思います。

（リーグ戦に向けて）チームとしてジェフユナイテッドとして最後に昇格をしなければいけないので、ひとつひとつの試合を勝ち進んでいって勝点を積み上げられるように頑張っていきたいです。

立ち上がりこそ相手にボールを握られる時間が長かったですけど、しっかり落ち着いて対応できましたし、自分たちがボールを持った時もうまく回せたと思います。今日は（井出）遥也と（水野）晃樹くんがうまく相手の間に入ってくれたので、自分がボールを持って前を見た時に、（中村）太亮くんと、遥也と、それから2トップという3つのパスコースがあって、それをうまく使うことができました。すごくやりやすかったですね。怖がってディフェンスラインだけでパスを回していても攻撃は作れないので、いかに怖がらずに前に出て、相手を引き出したところで味方を使うかについては、今後の戦いでも大きなポイントになると思います。

守備面では、身体が強くて推進力があるヘニキをパウリーニョがしっかり止めてくれていたので、最終ラインとしてもすごく助かりました。僕は途中で交代してしまったんですが、こういう試合で最後までプレーできるようにならないといけないですね。ディフェンスラインで交代があるとチーム全体がバタバタしてしまうので、踏ん張りどころだと思います。ただ、今日の相手はデビュー戦と同じFC岐阜だったのですが、あの試合よりもうまくプレーできたと思います。もちろん、修正しなければいけないところはたくさんありますけど、これからもチームの勝利のために頑張りたいと思います。

今日は気持ち良くプレーすることができました。いつも言っていることですけど、スタメンで試合に出ていない期間も自分のハードワークをやめていないし、どんな状況でも万全の準備を整えることは必要だと思うので、それはずっと続けてきました。

90分間プレーしたのは久しぶりでしたけど、それでもよくできたと思います。みんなが僕の特徴をよく分かってくれているので、久しぶりでも問題ありません。相手のボールを奪うことが自分の強みであることは間違いないですが、それ以外にも、例えばボールを動かすことであったり、前にクサビを入れるパスであったり、そういう部分も自分のストロングポイントだと思っているので、今日はそういった部分でも、自分の良さをしっかりと発揮できたのではないかと思います。

ゴールは押し込むだけだったので、正直、ラッキーでした。当たったのはスネです。「入れ！」と思いながら当てただけ。（嗅覚というよりは）たまたまそこにいるだけですよ（笑）。でも、常に「どこにボールが来るか」を考えながらプレーしています。

守備に関しては、前半の立ち上がりから勢いを付けて前からいこうと思っていました。でも、なかなかうまくボールを奪うことができなかったので、開き直って後ろに下がるような形をとりました。それで相手が攻められなくなったので、うまく対応できたかなと思います。ロングボールだけを警戒するような感じで、蹴らせる前に少しプレッシャーをかけるような守備だったと思います。

今日はサイドの2人（井出と水野）が中でパスを受けてくれるシーンがあったんですが、あの形はやりやすいと感じました。あそこでクサビを受けてくれれば、僕ら2トップが前を向いて仕事ができるし、自分たちがシンプルに落とせば、サイドの選手が前を向いて仕掛けられるので。今日は相手がウチのロングボールを警戒していたので、ああいうクサビのパスがすごく効果的だったと思います。引いている相手に対しては有効なので、うまく見極めながら対応できればいいですね。