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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

今節の対戦相手は、J2リーグで首位を快走する大宮アルディージャ。栃木SC戦で手にした自信を確信に変えるためには、敵地とはいえ白星を奪い取るしかない。ラスト9試合。勢いを加速させるためにも格好の相手だ。
4月11日にフクアリで行われた第7節の対戦は、ジェフにとって今シーズンにおけるベストゲームの一つだった。1年でのJ1返り咲きを狙う大宮との攻防は激しく、実力伯仲の緊張感ある展開に終始。均衡を破った井出遥也のゴールは特大の歓喜に包まれ、井出はそのエネルギーを手に華麗なシュートで追加点を奪った。
もっとも、それまでの好調が徐々に陰りを見せ始めたのも、この試合を境とするタイミングだった。愛媛FC、ジュビロ磐田に連敗を喫し、5月に入ると勝ち切れない試合が続いて順位を下げた。今はその苦境にようやく光明を見いだし始めた時期である。リーグ戦が残り9試合であることを考えれば相当の時間を必要としたが、ここからの再浮上が不可能でないことは、昨シーズンの経験から十分に理解している。だからこそ、このタイミングで迎える大宮戦が持つ意味は大きい。
大宮は前節、上昇気流にある東京ヴェルディを敵地で撃破。今シーズン初出場のGK塩田仁史が何度も好セーブを披露し、スコアレスで迎えた試合終盤に途中出場のFW富山貴光が決勝ゴールを奪った。2位以下を大きく引き離して首位に立ちながら連敗を喫していた大宮にとっては、この勝利が自信を取り戻すきっかけになるに違いない。さらに、迎える今節は、この試合で出場停止だったMF家長昭博とMFカルリーニョスが戦線復帰。ほぼベストメンバーと言える布陣でジェフへのリベンジを期す。
ジェフにとっても、栃木戦の勝利は自信を取り戻すためのきっかけとなる可能性を秘めている。それまでの課題とされた“先制後の展開”には積極的な攻撃姿勢が見られ、追加点を奪って無失点で終えるという理想的な展開で勝利をつかみとった。得点シーンは松田力の個の能力によるところが大きいが、鋭いカウンターから相手ゴールに迫るシーンは何度も見られ、“あと一歩”の手応えをつかんでいる。何としても、“あと一歩”を力強く踏み込み、連勝を達成して上位陣にプレッシャーをかけたい。
ラスト9試合——。今シーズンの命運を左右するといっても過言ではない大一番に、また一つ階段を上るという強い決意を手にジェフはチーム一丸となって敵地に乗り込む。



関塚 隆 監督
(4月11日の第7節で対戦し、2-0で勝利した前回の大宮戦は)前節(栃木戦)のようにゴールに向かうところや、切り替えのところですね。彼らに自由さを与えなかったというところが勝因だったと思います。
ただ相手も対策を練ってくるでしょうから、その時に我々がどうするのかです。しっかりオプションとしてチーム全体に植え付けていきたいと思います。まず我々の基本的なところとして、しっかりと前に攻めて、切り替えを早くして相手に自由さを与えないということ。このスタイルは続けていきたいと思っています。
(一時に比べ大宮も調子がいいわけではないですが)1シーズンの中でチームの流れや波はあると思いますが、やはりタレント力というところに比重があるからなのかなと思います。前節(東京ヴェルディ戦)は家長昭博選手とカルリーニョス選手2人が(出場停止で)出場しておらず、我々との試合には出場してくるわけですから、それだけでも違ったパワー、エネルギーが加わると思っています。

松田 力
チームの雰囲気はいいです。重苦しい空気はないので、この大宮戦に向けてチームとしては良い流れになっているし、良い方向に向いているんじゃないかと思います。
(大宮のイメージは)自分は前半戦の大宮戦に出ていませんし、相手はうまいだろうとは思いますが、イメージはあまりないです。ただ、関西学生リーグで対戦したことのある仁(泉澤仁選手)はうまいので、そこはやっぱり脅威かなと思っています。
(終盤戦のプレッシャーは)あまり感じていません。まずは楽しみながらサッカーをやろうと思っています。自分らしいプレーでゴールを決めることができているので、自信も取り戻してきたし、今は自分としても良い流れができてきているかなと思います。次もがんばります。

大岩 一貴
栃木戦の前半はうまくいかなかったですけど、それでも失点せずに耐え切りました。次の大宮戦でも良くない時間があってもしっかり耐えて、我慢強く戦えればと思います。(栃木戦の後半から良くなったのは)ハーフタイムに「もう少しボールに行こう」と話したし、やはり1点入ったのは大きかったです。前線はボールを持ってくれますし、点も取ってくれるので、後ろはしっかりと失点ゼロで抑えるようにしたいです。
(前半戦で大宮と戦った印象は)“J1にいたクラブ”という雰囲気はありました。みんなうまいし、強いチームという印象はあります。(警戒すべきは)家長選手ですね。中心選手だし、そこをみんなでしっかり抑えて、あと個人的にはマッチアップの時に負けないようにしたいです。

井出 遥也
(栃木戦の途中出場時は)1-0だったので、まずは守備をしっかりしつつ、得点を狙える時は前に出て行こうと考えていました。追加点が取れていなかったからといって、ボールを持った時に慌てたり慎重になり過ぎたりはしませんでしたが、2回あったチャンスで決め切れなかったのは自分の課題です。抜き切る力やシュートを打つ技術、アイディア、駆け引きなどを、持ち味として出していけるようにしたいです。
(前回対戦の)1点目は(田中)佑昌さんからのボールが良くて、自分もタイミング良く入れましたし、2点目も良いタイミングでシュートが打てました。今回もああいう感覚でシュートを打ちたいです。相手に分析されても結果を出すことが大事です。自分にとってもそれが一番(のアピール)だと思うので、警戒されてもそれをしっかり突破して、得点したいと思います。


前節の結果
東京V 0-1 大宮


大宮アルディージャ 第33節 東京V戦布陣



ジェフ千葉 第33節 栃木SC戦布陣



最近の戦績
8/29 大宮 4-0 栃木ウーヴァFC
9/6 大宮 3-1 東京V
9/13 水戸 1-0 大宮
9/20 大宮 1-2 C大阪
9/23 東京V 0-1 大宮

最近の対戦
08/04/12 千葉 2-4 大宮
08/10/26 大宮 2-1 千葉
09/06/27 千葉 0-2 大宮
09/08/22 大宮 1-1 千葉
15/04/11 千葉 2-0 大宮